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誠実さに誇りをもてる組織に。苦しい状況を乗り越えた組織の強さの秘訣とは?


『薬局・薬剤師のかかりつけパートナーとして、「薬局の人・組織の課題解決」「薬剤師のキャリア形成を支援」することにより日本の医療に貢献する』をミッションに掲げる、エムスリーキャリアの薬剤師キャリア事業部。

コロナ禍を乗り越えて売上も好調に、また従業員満足度(eNPS)も21年度と比較して2倍近く高いスコアとなった薬剤師キャリア事業部の責任者、亀山 貴弘さんに組織づくりの秘訣を聞きました。


「なんとかなる。打開できる」苦しい時期を支えた周囲の前向きさ


薬剤師キャリア事業部 部長 亀山貴弘さん

―亀山さんは、前職は医療業界とは全く違うところにいらっしゃったと聞きました。
そうなんです。エムスリーキャリアは3社目で、1社目は20代向けのビジネススクールで講師を、2社目では通信機器の販売代理店事業をやっている会社で営業をしていました。
 
転職のきっかけは、業界全体の停滞みたいなものを感じたことでした。業界特有のルールなどもあり、サービスの改良余地がどうしても少なくなっている状況で、「別の市場・領域で、スキルアップをしたい・成長をしたい」と思うようになりました。
 
 
―どういった経緯で当社に入社を決められたんですか?
きっかけはエージェントさんからの紹介です。エムスリーキャリアは転職活動の終盤に受けたんですが、面接官の方との出会いがとにかく当時の僕にとっては印象的で。自分が持っていないビジネスにおける価値観があって、パッと言われたフィードバックも的確で数字感覚も抜群で・・「この環境で仕事をしたい!」と思ったのが決め手でした。
 
 
―入社して1年8ヶ月でマネージャーに抜擢されていますが、前職でのマネジメントとの違いってありましたか?
あります!もう全然違いましたね。1番違うのは「会社が助けてくれる」ということ。メンバーが働きやすい制度や環境も整っていますし、コーポレート機能もガバナンスが効いているので、マネージャーは「業績や組織を良くしていく」ことに集中できるんです。
 
あとは、営業の行動・プロセスデータなども豊富で細かい情報が蓄積されているので、分析がしやすいのもありがたいですね。これだけデータが揃っていれば、やるべきことも明確に見えて次の一手を打ちやすい、というのはマネジメントをしている中で助かっています。
 
 
―順調なキャリアを歩まれているように見えますが、ちょうど亀山さんが事業部長となったタイミングはコロナの影響もあり大変な時期だったと思います。
本当に大変でした。ちょうど新型コロナウイルス感染症への感染の懸念から、患者さんの受診控えが起こり、その影響から薬剤師の採用市場が一時的に縮小したタイミングでした。売り手市場だったところから一気に状況が逆転して、なかなか今までと同じやり方だと上手くいかない・・・という事が起こったんです。その渦中は、本当に試行錯誤の連続でしたね。
 
ただその中でも1%くらい「なんとかなる。いつか打開できる」という気持ちがあって。そう思えたのは、支えてくれた他のマネージャー陣の存在が大きかったと思います。難しい外部環境要因がある中でも、メンバーから信頼されている優秀なマネージャーたちが前向きでいてくれたので、それで組織として持ち直していけたのはありますね。
 
今はコロナ前と同じくらいに市場も回復していて、逆に急激な需要の増加や働き方の変化も大きいので、そうしたニーズに応えられるよう積極的に新規ビジネスを開発できるくらいになっています。大変な時期を経験したからこそ、すごく組織が強くなっていると思います。
 

―周囲のメンバーやリーダー陣との信頼関係もあって、より組織が強くなったのですね。
そうですね。人が組織をつくってくれていると改めて思います。そうした背景もあって、今はすごくマネジメント志向のメンバーも増えていて「人を育てる」「ピープルマネジメント」に興味を持ってくれている人も多いです。
 
一方、それだけではなくて、企画やサービス開発・事業開発といった類に強い人も育ってほしいと考えています。0ベースのところからアイデアをもとに、手探りでも良いのでグングン推進して形にしていける、そういうスキルがある人がいてくれると良いと思います。
 
あとは、生産性を上げる・効率を上げて成果を出すという側面において、これまでの営業プロセスを分析して改善のための施策を考えていけるような、営業企画のような役割を担ってくれる人も絶賛増やしていきたいですね。
 
社歴は関係なく、そうした強みを持っている人はどんどんとマネジメントにチャレンジしてほしいなと思っています。

薬剤師・薬局の「かかりつけ」パートナーとして唯一無二の存在に

―薬剤師の転職・薬局の採用の課題ってどんなものがあるのでしょうか。
ここ40年くらい国としても医薬分業を進めていく動きがある中で、たくさんの課題が浮き彫りになっていて。その中で、「患者のための薬局ビジョン」が生まれました。
 
すごく端的に言うと、今まで多くの患者さんは門前薬局(病院の近くにある薬局で)薬を受け取っていましたが、今後は患者さんがどの医療機関を受診しても身近なところにあるかかりつけ薬局に行けるような体制にしようというものです。
 
それに伴い、薬剤師の在り方も変わり「薬の処方をする」というところに加えて、様々な役割を担うことが求められるようになりました。薬局も同様で、経営の仕方や地域における在り方を見直していく必要が出てきました。

なので本来は、薬剤師や薬局もそこに意識を向けていかないといけないし取り組みも変えていかなきゃいけない。ただ、国の政策や方針を細部まで理解をして実行していくのって難しいんです。そうした中で、私たちコンサルタントが薬局や薬剤師に関わっていくことで、少しでも在り方を示唆していく、新しい視点で物事を提案していくことは大事なことだと思っています。
 
 
―薬剤師キャリア事業部のミッションにも「薬局・薬剤師のかかりつけパートナーとして」というキーワードがありますよね。(※1)
はい。今、薬剤師・薬局が国から求められている役割が一言で言うと「かかりつけ」の機能です。患者さん専属の「薬のパートナー」として一人ひとりの患者さんの薬をまとめて管理をしたり、健康維持に関する相談に乗ったりする。要は「○○さんに薬の相談をしたい。○○薬局にいきたい」と思われる存在になっていくことが求められています。
 
それって私たちも同じビジョンを目指せるのでは?と思っていて。薬剤師や薬局にとって、我々エムスリーキャリアのコンサルタントが、そういうかかりつけみたいな存在になれることが1番良いんじゃないかと考えています。
 
薬剤師や薬局が、何か困ったことや組織・人の課題に直面した時に、「エムスリーキャリアに相談をしよう。解決に向かって一緒に動いてくれるはず」と1番に思い浮かべてもらえるような立ち位置を目指したいです。それは業界の中でも圧倒的なリソースを持っていて、且つソリューションサービスを数多く提供しているエムスリーキャリアだからこそできることだと思っています。(※2)
 
※1:薬剤師キャリア事業部はミッションとして『薬局・薬剤師のかかりつけパートナーとして、「薬局の人・組織の課題解決」「薬剤師のキャリア形成を支援」することによって日本の医療に貢献する』を掲げています。
 
※2:エムスリーキャリアは、薬剤師向け転職支援サービスの他、薬学生の採用支援サービス、薬局・ドラックストアの事業継承・M&Aサービス、派遣や非常勤先の紹介サービスなど多岐にわたるサービスを薬剤師・薬局に向けて提供しています。
 
 
―確かに、「顧客のニーズに応える」という意味で、リソースの大きさとソリューションの幅広さは大きな強みになりますよね。
そうなんです。やっぱり、エムスリーグループのマーケットデータとリソースがあることで、そこから業界の課題を特定して、その解決を図るサービス提供をできることは強みだと思います。
 
あとはソリューションの幅広さ。様々な雇用形態に対応できるようにサービスを展開していたり、先程「市場の回復とともに、逆に急激な需要の増加があった」という話をしましたが、そうした薬局の急募ニーズに応えられるようなサービスも昨年ローンチしていて、かなり反響をいただいています。

業界に変革を起こす。薬剤師・薬局支援のやりがいとは

―亀山さん自身もコンサルタントを経験されていたと思います。この仕事のやりがいって、どういう部分で感じていましたか?
社会貢献性を感じられる部分ですかね。この業界ってまだまだたくさん課題はあって、「これから良くしていこう」というフェーズだと思っています。今もう完璧に出来上がっている領域だと、なかなかそこから変えていくことやイノベーションを起こしていくことって難しいと思うんですが、まだまだ医療・薬剤師の業界は取り入れられることは多くあるし改善していく余地もあります。
 
だからこそ、もしかしたら10年後20年後に自分たちがやってきたことを振り返った時、「自分たちが変えてきたんだ」という手触り感をもてるんじゃないかと。そういうワクワク感がやりがいにつながっていましたね。

誠実さと成果へのコミット。両方を大事にする組織づくり

※全社表彰の受賞記念に寿司パーティーを開催しました!

―薬剤師キャリア事業部のみなさんは本当に明るくて雰囲気が良いですよね。
そうですね。根っことして人に興味がある、人が好きだというメンバーが本当に多いです。お世話好きというか、誰かが困っていたら助けたい!と自然に動ける人が多い。
 
あとはリーダーやマネージャー層がそういった空気感を醸成してくれていることも、良い雰囲気で仕事ができている理由の1つだと思います。
 
 
―新卒入社のメンバーや中途でも若いメンバーが入社することが多いですよね。
はい。新しく入ってくれるメンバーに触発されることはすごく多いです。組織に良い影響を与えてくれていますね。
 
新しいメンバーが入ってくることによって、これまで少し新人っぽい立ち位置にいた人が、先輩として教える側に回ることも出てくるじゃないですか。そうすると、その教える側の人たちも成長角度が全然違ってくると思うので。そうして、中堅層が上手く育っていくという良い循環がつくれています。なので、色んなバックグランドのメンバーが一定の頻度で入ってくれる組織だと良いなあと、いつも思っています。
 
 
―確かにバックグラウンドも年齢層も違う人がチームで仕事をしている印象です。その中でも、メンバーに共通するマインドなどはありますか?
2つあって、成果へのコミット欲の高さ誠実さに誇りを持って仕事をしているという点ですね。昔に比べても、成果を出したい・目標にコミットしたいという思いで真剣に仕事に取り組んでいる人は増えていると思います。
 
あとは部署に関わらずエムスリーキャリア共通の価値観な気がしますが、「顧客に対して・社内に対して誠実でいよう、それがうちの会社の強みだし誇りだ」という考えは全員が持っていると思います。
自分としても、リーダーを輩出する時、必ず全員に「数字だけを達成していれば何をやっても良いという考え方は1番嫌いだから、こういうことは絶対にしてはだめだ」と伝えています。
 
 
―亀山さんが目指す理想の組織像を教えてください。
4つあります。1つ目はずっと話していますが、顧客や業界に対しての貢献意識が高い組織にしたいという点です。自分自身も事業部長という立場になって、よりエムスリーキャリアの業界への貢献度の大きさやインパクトを実感するようになりました。やっぱり私たちが、業界がより良くなるように貢献していくべきだと思っています。
 
2つ目は、勤勉で専門性を追求できる組織ですね。プロフェッショナルの方々を支援する仕事なので、私たち自身も貪欲に専門性を追求して価値貢献をしていきたいです。
 
3つ目は、結果に強い組織です。先程共通するマインドのところでも話しましたが、ちゃんと結果にコミットするということは、顧客への価値提供を具現化していく・業界を変えていく上でも外せないことだと考えています。
 
最後に、個人的に思っているのは「リーダーが多い」組織にしたいということです。強い組織って、リーダーシップのある人が多い組織だと思っていて。これは単に役職としてリーダーを増やしていくというだけではなくて、マインドとして主体的に物事を推進するリーダーシップを持っていてほしい、というところですね。
 
 
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