みんなの恐怖症と雷克服のきっかけ

ドライブの休憩で立ち寄った場所に風力発電機がありました

友人のひとりがそれを見上げて言った

「私これ怖いの・・・」

何をいっているのかよくわからなかったが

聞くところによると

巨像恐怖症

というものらしい

友人は鉄塔や大仏など大きな建造物を見ると恐怖を感じるそうです

私はそういったものがあることを

この時までは全く知りませんでした

そんなことから

苦手なことや小さい頃のトラウマについて話をした

怖いものってひとそれぞれですね

恐怖症とまではいかないけれど

私にも苦手なものがありました

油と雷

その原因はわかっています

小さい頃に親から刷り込まれた記憶

油は危ない

雷は怖いもの

私の親は怖がりで心配性

声がでかい

その上

オーバーリアクション

幼い私へ無駄に恐怖を与えてしまっていたと思います

（あかんがな）

ちゃんと使えば油は怖いものではありません

しかし親の言うことが全てだったこの頃に

油は危ないものとして刷り込まれてしまいました

なので大人になってからも油は苦手でしたね・・・

ただ食べること大好き揚げ物大好きな私

回数をこなしていくうちに揚げ物をする恐怖は無くなりました

雷を克服した日のことをよく覚えています

あれは数年前の箱根旅行

山の中にある美術館に行き

外にある彫刻を鑑賞しお散歩を楽しんでいました

雲行きが怪しくなり

あっという間に大雨と大嫌いな雷

外で雷だなんて最悪だ

近い！こんな大きい音聞いたことない

怖い！怖すぎる！

涙目になりながら私の周りを見ると・・・

騒ぐことなくとても冷静な人々・・・

あれ

雷怖くないの？

私にとってはとても不思議な光景でした

そんな冷静な人々を見ていたら

こんなに怖がるほどのものではないのかも・・・

そう思えました

集団心理が働いた

私はこの日から

雷に対しての恐怖が薄れました

冷静な人々ばかりだったが

雷に怯えているひとはいた

ミニスカートとヒールを履いた女性

彼女は泣いていた

それもなかなかの大号泣

そのとき雷を怖がっていたのは彼女だけのようでした

大号泣の彼女を見て私は更に冷静になれたと思う

なんとなく仲間になりたくない

（雷怖いチーム）

こんなこと思ってごめんよ

怖いって気持ちはよくわかる

とにかく私は雷を克服できたよ

冷静な人々

大号泣の彼女

みんなありがとう