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St. Gallen & Appenzell

2月23日(日)
1週間の疲れをのんびり家で癒そうと思っていましたが、そういえば電車のチケットを購入していたため、St. Gallen (ザンクト・ガレン) とAppenzell (アッペンツェル) に行ってきました。
それにしても、なんで朝9時とかいう電車取ったんかな **(安かったからです)。頑張って早起きして出かけてきました。
今日も今日とて
一人旅です。気楽に気ままにノープラン**です。

行き方

St. Gallenまではチューリッヒ中央駅 (Hauptbahnhof, HB) から電車1本で行けます。所要時間は約1時間半。
St. GallenからAppenzellまでは真っ赤な電車で30分くらい。

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今日は、Appenzellまでの途中で何かが故障したらしく、迂回バスに乗ってTeufen (トイフェン) まで、そこから電車でAppenzellまで行ってきました。それも35分程度だったかな。
最初、アナウンス(ドイツ語のみ)の意味がわからず、電車もバスも逃して1時間ほどSt. Gallen周辺をウロウロしてました笑

Appenzell

スイス東部にある小さな村です。
正式には、Appenzell Innerrhoden(アッペンツェルインナーローデン)準州のAppenzell区、という行政区分。
今でも村人6000人が広場に集まって、挙手制で議題を採決する直接民主制をしているんだとか!
毎年4月の最終日曜日にあるLandsgemeinde (青空議会)は一度行ってみたいので4月にリベンジしようと思います。

ここで、ノープランの弊害発生。
どうやら昨日は何かイベント (Fasnachtssamstag)があったらしい
そこかしこから昨日のビールの香りがします笑
直接民主制のシンボル(?)もお祭り仕様に飾られてました (魔女の鼻と箒)。

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イベント翌日だからか、皆さんお片付けに忙しい。

チーズ工場、ビール工場の見学ができる、しかも無料!という噂だったので、楽しみにしてたんですが、普段は日曜日もやっているのに今日はどこもお休みでした…

昨日来とけばよかった笑
てかビール工場とか調べたんだったらついでにチケット取る時にそれくらい調べなさいよねぇ笑

仕方がないので、街をぐるっと歩いて、可愛い街並みを眺めてきました。


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小さな教会がありました。こじんまりしてとても神聖な感じ。

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中に入るとなんか総毛立つというか、不思議な感覚に包まれました。
こういうの初めてかも。浄化された感じ?わかんないけど。

街の中心的な教会は立派だけど、どことなく可愛らしい。

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パン屋さんが可愛い。なんかワンちゃん(置物)もいます。

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こういう配色好き。

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こういう配色をおしゃれにできるセンスがすごい。

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あと、いかにもハイジとか住んでそうなお家もありました。

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雪山

Appenzellに行く途中に結構な高山が見えます (車窓より)。

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でも今年は暖冬だったからか、最高気温10℃超えの日々が最近続いているからか、雪少なめ。
スキー場もスキー客も困っているらしいです。
雪山とは無縁の大阪府民的にはとても素敵な景色を楽しめました。

St. Gallen

そんなこんなでSt. Gallenまで割とさっさと戻ってきてしまったわけです。
その道中、なんか仮装した人が多いなぁと思ってたんです。老若男女。

St. Gallenに戻ってみるとなんかすごいことになってました。

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人、多すぎん?笑

仮装パレード?魔女系のお祭りか何かでしょうか??

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美穂さん知ってらっしゃるかな?

老若男女仮装して、子供達が合法的に紙吹雪をぶちまけて遊べるわけです。
キャッキャ言いながら紙吹雪を大人に、兄弟姉妹に、友達に、自分自身に投げかけて遊ぶ。
きっと最高に楽しかろう笑
私も、あるチビちゃんに満面の笑みで、全力で、紙吹雪を投げつけられました。
可愛かったからよし笑

可愛く、時にグロく仮装した子供たちを眺めながらフラフラ歩いていると、パレードが始まりました。

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曲は課題曲があるのかしら。だいたい同じ曲を1回は演奏していました。
あとは有名なPOPSですかね。レディーガガとか。

ひよこ

目がイッてるひよこから紙吹雪を投げられたところで一旦離脱し、本来の目的だったSt. Gallen Abbey (ザンクト・ガレン修道院)へ。

St. Gallen Abbey

立派な佇まい。でかい。

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内部も美しく、荘厳でした。
パンフレットによると、元々は612年に修道士ガルスが作った小さな庵。
18世紀に改修され、中世のバロック建築をそのままに残しているそうです。

さすが世界遺産

それから、併設されている図書館へ。
UZHの学生証忘れてきたんですが、日本の学生証でも学割効きました!笑

靴の上からスリッパを履いて、中に入ります。
静かに、すっごいテンション上がってました。
写真撮影禁止なので、観光案内的なHPを貼っときます。動画見れます。

https://st.gallen-bodensee.ch/en/experiences/art-and-culture/overview-art-culture/detail/abbey-library-of-st-gallen-c0d07da1-7875-4053-b129-2820385dade7.html

美しい。所狭しと並べられている書籍にかなりテンション上がります。
書棚ごとにアルファベットが振られていたけど、著者名ともタイトルとも関係なさそうでした。入った順なのかな?関連順なのかな?
蔵書には、普通の図書館みたいに、書棚の番号や整理番号を書いたシールが貼ってありました。

美女と野獣の映画に出てきた図書館てこんな感じじゃなかったでしたっけ?
中は結構狭いんですけど、書籍の何冊かは展示されていて、なんかミイラとか地球儀とかも展示されているので、じっくり楽しめます。

まだ活版印刷とかがなかった時代の手書きの本
百科事典並みの分厚さの本たちが、カリグラフっぽく美しい字で手書きされているのをみると、これを作るのにどれくらいの時間がかかったろうと、気が遠くなる思いです。
日本は昔から識字率が高いので、あまり気にならないですが、中世ヨーロッパで美しい字を書けること、字が読めることは当時それだけで十分美徳であり、ステイタスだったんだろうなと思いを馳せていました。

特に貴重な本以外は閲覧室で閲覧できるらしい。
1900年以降に発行された書籍は貸し出しもしているらしい。
思ったより普通に図書館として機能していてびっくりです。

そういえば、地下の展示スペースにも同じチケットで入れたはずだったのに、図書館に感動しすぎて行くの忘れた。。。

それからしばらく街並みを散策。出窓が有名です。

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家々でデザインが違っていて、個性的で面白い!

旧市街には111個の出窓があると聞きましたが、パレードがあったり人多すぎたりで通らなかった道が多かったので、また次回のお楽しみです。

あと、Raiffeisen Schweiz (ライファイゼン協同組合銀行)の本社があるため、テーマカラーの赤一色の広場(Raiffeisenplatz)がありました。

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スイスって九州ほどの面積しかない国ですけど、それぞれのKantonで全然違う個性を楽しめるので、観光に飽きないですね。
St. GallenとAppenzell、春先にもう一度訪れてみようと思います。

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