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約20年ぶりの……

こんにちは、りんごです。

せっかく、noteに参加したのだからと言うことで今回はテーマをお借りしてきた。

至福の温泉

温泉の話を書く。私の小学生の頃3月ごろに必ずりんご家と、母方の祖父母と母の姉で温泉地へ行くのが恒例だったのだ。どんな温泉地、というよりかは金額と場所を大まかに決めてあとは部屋の雰囲気とかご飯とかと風呂とか……。旅行会社のパンフレットから情報を読み取って「去年はここだった!」とか「このに行ってみたい!」とか色々な意見をみんなで出し合って決めていた。

祖母は温泉地に行くと必ず飲むヨーグルトを買ってくれた。それが美味しくて何回も何回もお風呂を入りに行こう!とねだっていたのを覚えている。

何年も行っていると、お気に入りの宿が出てきてそこに何度も行くようになった。和洋室で、みんな同じ部屋に眠れてベッドも和室もあって………。お風呂は1日ごとに男女が入れ替わって、何より、露天風呂では別料金にはなるが、桶に飲み物を入れて温泉に入りながら飲めるというのが、祖父のお気に入りのポイントになっていた。

雪がある時期には雪見風呂だし、ビール飲めるし……と大絶賛の宿だった。私は一緒になってオレンジジュースを飲んでいた。

売店で温泉地関係ないよ黄色い豚の抱きまくらを買ってもらい、夕食のバイキングのときに連れ回して怒られたこともあった。もちろん一緒の布団に入って眠っていた。


そんな温泉の思い出が蘇ったのは昨年の話。地元の温泉宿を元気づけよう!というキャンペーンで3000円の商品券付きの宿泊プランが出たので、どんなもんよ!と好奇心で見て「こんなの合ったんだけど休みそろうかなぁ〜?」なんて家族に打診したら【金曜日休んでいこう!】とあれよあれよと決まっていった。

いつもだとちゃんとしたホテルの佇まいなのだが、今回は旅館です!という雰囲気。なかは何ら変わらないロビーだし、フリードリンクコーナーもあったり充実していた。

お部屋は10畳の風呂なし。夕と朝のご飯付き。夕食もバイキングか部屋食家で選べたがバイキンにした。温泉にはいり、売店にはあの頃のように飲むヨーグルトが売っていて思わず飲んだ。部屋に戻って少しゴロゴロしてから早めの夕食を食べに行った。揚げたての天ぷらコーナーに懐かしさを感じた。

早めにご飯を食べたから、部屋に戻り少ししたらまたお風呂でも、と思ったら部屋がノックされる。開けると「おふとん引きにきました〜」と言うもんだ。久しぶりの布団で寝る感覚もなんだかワクワクした。畳の香りを感じ、少しだけ肌寒く感じる夜も楽しかった。

朝食の楽しみは、お粥だ。私は、朝のお粥が大好物で白粥に梅干しとか塩昆布とか……。一番好きなのはイカの塩辛をトッピングすること。何もかもが懐かしくもあり、新鮮だった。

脱衣所もソーシャルディスタンスだったなぁ。お風呂上がってから休憩スペースにもフリードリンクがあったり、マッサージチェアもご自由にのものがあった。系列のホテルだとアルコールもあるもんだ。まぁ、露天風呂では何も飲めなかったけど!笑

そんなこんな言っているが、私の家族は風呂が嫌いだ。長風呂はできないし、入るまでがめんどくさいタイプ。髪を洗ったら乾かさないといけないのがめんどくさいぐらいの次元。私もそこまで長風呂できるわけでもないが、最近30分は浸かっていられるようになった。小さい戦いだな、と笑ってくれ。20年ぶりの温泉旅行は、はしゃぐというよりも少ししみじみしちゃったけど、会社の人達には「ちょっと湯治に行ってきます」と休みを取った。また、何このきっかけで温泉にイケルの楽しみにしている。

女は色々気にしないといけないから、気軽に温泉行こう!なんて言えないよね。では、また。


りんご)小さい頃、浴槽に浸かりながらみかんを食べるのがなんか背徳感を得られていた。風呂の前には必ず緑茶を飲みます。のぼせにくいらしい。



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