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【コラム】君はどう生きるか 第7回 

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【コラム】君はどう生きるか 第7回 2023/05/07 



#まえおき


LISTENのつづきに関して、かなりあっさりとしてしまいました
本当は最も素晴らしい内容が沢山書かれておりましたが
私の言葉よりも、読むことでその素晴らしさを実感頂きたいと感じました。

久しぶりにこちらのコラムも更新させて頂きます。

LISTENのあと、【葉隠】という書籍を何故か手に取り読み始めました。

人と同じように、その時に必然的に出逢う書籍が
自分に何か導いてくれると常々感じております。


今回はその 葉隠 から引用させて頂きます。




私たちはいつも幸福になる準備ばかりしているので、
現に今幸福になれなくても仕方ないのである。


パスカル(フランスの哲学者)


1、天職

自分探しに迷うより、現在をひたむきに生きてみる


【天職】天から授かったつとめ。
神聖な職務。
自分の生まれつきの性質に合った職業。
天子が国を治める、その職務。

Wikipedia


葉隠には
最近の世の中や若者たちに対して
大変手厳しい言葉が向けられております。

そもそも、『本当の自分』だの『別の人生』だのは幻想にすぎない。
そういう口当たりの優しい情緒的な言葉を使っている限り
自己実現などありえない。
そのように厳しく認識すべきである。自在するは『現在の自分』であり、
『今生きている人生』だけなのだから。

葉隠より

と、以上の様なくだりで書かれております。

そこに天職についての一説もあります。
以下、



ふつう私たちは『天から授けられた仕事』という比喩ばかりに
目を向けてしまい、
そのうち、天から授けられるのではないか。

運命的な出会いがあるのではないかと、
のんびり考えがちである。
そうではなく、『その人が従事している職業』の方に重点を置いてみよう。

満足して従事する事なら、そんなに難しくはない。
その気になって現在の仕事に無我夢中で取り組んでみればよいのだ。

そうした取り組みこそが天職を発見する最短の近道なのである。

『つまるところ現在の一念、つまりひたむきな思いというものに徹することである』

自分探しも天職の発見も、現在の自分自身に集中することから始まる。


2、天職とは

今現在の自分自身に集中したことで見いだされるもの


葉隠の引用文最後の二小節ではっとさせられました。

子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず(私は十五才で学問を志し、三十才で学問の基礎ができて自立でき、四十才になり迷うことがなくなった。五十才には天から与えられた使命を知り、六十才で人のことばに素直に耳を傾けることができるようになり、七十才で思うままに生きても人の道から外れるようなことはなくなった)」

Wikipedia

上記は、孔子の論語の中の有名な一説です。

ソフトバンクの孫正義社長は
10代で事業家を決意し、
20代で1千億の資金を作ることを計画したそうです。


孫さんの足元にも及ばないのですが
自分の志、自分に合った仕事は何なのだろうかと
この10年自問してきました。

その答えが今ようやく、見つかりました。




#あとがき


葉隠は紹介しました通り、非常に辛辣な言葉で
語られておりますが

現実を直視することの重要性

を改めて気づかせて頂きました。


今の自分が本当に向いている仕事や才能はなんだろうか?

と、悩む方は少なくないと思います。

自分のやりたい仕事に出会えたら、

自分の才能が開花できる仕事なら

この様に願えど、現実は厳しく変わることはありません。

しかし、一生懸命やった(生き抜いた末に)
自分でも気付かなかった何かを得られるのかも知れません。


最後に、この方のエピソードをご紹介してお別れです。


『夜逃げするとき、俺の人生は終わったと思った』


矢野博丈氏は、国内3278店、海外1992店で100円ショップ「ダイソー」を展開し、従業員2万1185名、売上高4548億円(2018年3月期)を誇る大創産業の創業者だ。その功績が認められ、EOY2018Japanで日本代表の座を勝ち取り、6月にモナコで開催される世界大会に出場する。矢野氏の人生は起伏に富む。若くして700万円の借金を背負って夜逃げ。その後、セールスマンやちり紙交換など9回の転職を経て1972年、雑貨の移動販売を行う「矢野商店」を創業し独立。87年から「100円SHOPダイソー」の展開を始め、チェーン展開を本格化し、現在の成功を得た。そんな矢野氏の経営哲学や生き方、成功の要因について聞いた。



では、愚直以外で成功したきっかけは何だと思いますか。

矢野成功したきっかけなんてないね。ホントにない。ただ、がむしゃらに働いていただけ。夜逃げしたり、潰れかけたりしたから、自分には運がないと思うようになった。本のセールスをしたこともありますが、30人中27番の成績。話上手でもないし、営業もできない。何をやってもうまくいかない。運も能力もない。次第に人生に対する諦めが生まれて、成功しようなんて思ってなかった。

――ご自身で「運も能力もない」と言い切ってしまうんですね。

矢野例えばね、夜逃げをするときの苦しさ、悲しさ、絶望感といったらない。俺の人生は終わったと思ったし、あの絶望感の中にいれば、運も能力もないと思わされるよ。運は他力で、能力は自力。他力からも自力からも見放されたら、本当にしんどいよ。




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