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バラ科のひとりごと *薔薇*
こころは、どのくらい開いてくださっているでしょうか。
このくらい?
まだ、もっと、もっと、蕾のようですか。
このバラは《Bridal Tiara》。
以前、あなたが、翼と宝冠という言葉の贈りものを手渡してくださったことなどを時々、ふと思い出します。
贈りものーー、そうです。
私にとっては、あれは「贈りもの」だったのです。
rosariumからの手紙 *4通目*
「おはようございます。
(写真で)切り(とり)たての一輪をどうぞ。
大好きな薔薇園にて。」
この写真を添えて、そんなLINEあるいはMailをあなたに送りたいな、と思わずにはいられなかったこの一輪のバラの名前は《Leonnardo de Vinci》。
薔薇園の片隅では紫陽花も、色づく準備を始めていました。
rosariumからの手紙 *3通目*
5月になりました。
大好きな「薔薇の季節」です。
今日、私は、大好きな薔薇園を訪れました。
この薔薇はRose de Mai、花から少し離れたところにいても、その素晴らしいダマスク香に人は振り向き、ふっと軽やかな微笑みを浮かべます。
静かな平穏と幸福。
あなたにも届けられたらな、と思いました。
よい休日をお過ごしでありますように。
バラ科のひとりごと *桜*
街中を包んだ砂糖菓子のように甘やかなさくら色を吹き流す風は、ある日ある時、必ず吹いてしまう。
さくら色の花吹雪に取り囲まれた時に受けた少し魔法めいた感じを心にそっと持って、次の季節へ私も移る。