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京都をぶらぶらしながらランダムに寺社仏閣めぐり

このところ、オーバーツーリズムのニュースが話題になっていますが、2023年の秋の今、京都はまさにそれ。

本来なら、連休でも紅葉も始まっていない10月末はそんなに混まないイメージ。しかし、円安で国外から人が傾れ込んでいる中心地が、京都ではないでしょうか。

地元の人は結構皆さんマスクしてました。観光客の方々はしてないので、対比がすごい。わたしもバス電車などの人混みではマスク(一応自衛)してましたねー

なので、観光中は人混みを避けて、道を適当に歩いてました。あと、有名どころはもう何回も行ったので、行ったことないところへ。

東山方面に散歩

三条のホテルを8時くらいに出て朝の散歩と洒落込みます。朝の散歩など旅行の時しかしないから気分がいいです。

水のあるところを適当に歩く。

アオサギ、かなり近くても動じず
この平安神宮お膝元の岡崎公園は
明日蚤の市になるので偵察。
京セラ美術館はまだ開いていず残念、建物素敵。
琵琶湖疏水の噴水、しばらく眺めたくなる場所
疏水の用水路
京都はこの運河のような水の流れが素敵
岡崎神社入り口
適当に住宅街を歩きながら岡崎神社

うさぎの岡崎神社

今回行ってみたかった岡崎神社に辿り着きましたが、8:30くらいで社務所とか何も開いてない。

本殿
狛うさぎの神社、うさぎだらけー

朝の時間の神社は清々しい。お守りが欲しかったのですが30分くらい待つことになるので諦めました。

まあ…新しいよね…
結構な京都中心地にありますからこの敷地の広さは奇跡。
東京なら削られてますね…
もちろん、由来は古い!平安時代。
そして古くから氏神の使いはうさぎ!

岡崎神社、割と古く由緒も正しく(平安京の四方に建てられた神社ですよ!?)うさぎというシンボルも親しみやすいのに、割と知られていない神社。

わたしも知り合いに聞いて、Googleマップにクリップしていたから来れたところ。

不思議。なぜゆえ、こんなにひっそりしてるのだろう…ガイドブックにお金払ってないから?笑

あと、国外の人にはマニアック過ぎるのかもしれません。平安神宮のが新しいのになあ。

平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建されました。

平安神宮のが派手で有名ですよね。

地元で愛されるハナフサ珈琲で休憩して(ここのコーヒー美味しい)

地元のおばあさまに大人気だから、クオリティは確か。
ただ喫煙可能な喫茶店です。気になるなら要注意。
神社の隣のお茶屋さんならぬ、喫茶店。
丁寧に入れられたコーヒー美味しかったです。

トイレ休憩を兼ねたコーヒータイムを満喫しながら、こういう自分のタイミングで珈琲を飲んだり休憩したりできるのが至福だなあと思いました。

一人旅の醍醐味。


狛ねずみの大豊神社

次の目的地は、さらにマニアックな奥にある、神社好きには大人気の大豊神社。

狛ねずみ、さんがいます!

何かの本で読んで、行ってみたかったのですが、けっこう端っこの方にあるので興味ない人には遠い案件。

まず真ん中のお社を参拝
狛へびさんがいらっしゃいます。
へびはわたしのラッキー干支
本殿の左側に、2社あり、左側狛とんび
右側狛さる

有名な狛ねずみは右側のお社の前にいます。

めちゃかわいい
ちゃんと『あうん』スタイル、口開いてる
境内ちょっと鬱蒼としていて静かなのですが
参道の隣は学校。



法然院通り


哲学の小道は観光客でごった返してる気がして、思索に耽るどころじゃないと思うので、神社出てすぐの細ーい道を思い切って進みました。

うねうね歩いて大きな通り法然院通りと呼ばれる道に辿り着き、そこを歩きました。

ここ、手水社が花で飾られてて有名な霊鑑寺ですが
入り口わからなかったので素通りしました
紅葉が始まったら素敵そうな入り口、安楽寺山門
まだ青紅葉。

法然院

法然院通りを歩いていたので、法然院前まで来て、入りづらそうだな…と思ってる時に


通訳ガイドと思われる方が2人の海外旅行者を連れて、ここは隠れた名所みたいなことを言って入って行ったので

わたしも釣られて、入りました(頻繁にこういうことある😆)

法然といえば、浄土宗。浄土真宗の親鸞の師匠ですね。浄土真宗といえば本願寺。

この山門見たことある、有名でした
情緒ある佇まい。
ああ、京都に来たなあと感じさせてくれますね

その法然上人の、法然院でした!超有名やん、通り過ぎなくてよかった!

静かな京都の、歴史の重みと優雅さを感じるお寺でした。つまり、チャラチャラしてない。ウェルカムさがナチュラルというのでしょうか。

朝の作務をしてる方々からおはようございますと言われるだけで感動する。静かで雰囲気のあるお寺は訪れて良かったー

山門入ると両脇に、この四角い砂山が美しい…苔むした庭も素敵でした。白砂壇(びゃくさだん)は水を表していて、水の間を通ることによって浄化され浄域に入ることを意味してるそうです。


掃き清められたお庭
隅々まで作務が行き届いていて
なんかこういうの見たかったんだよ!と心の中で叫んでました

本堂でお参りして帰りました。入山料とかなくてよくお越しくださいましたー的なゆったりとした時間の流れ。

心が洗われるー

とても気になったのは本堂横にある『方丈』という庭が公開されてなくて、そこにあった神社っぽいところ。

神社が閉じ込められてるのか?と妄想してしまうような格子

地図にも載ってない。本堂の横は方丈って書いてあり、庭のことと思い込んでたんですが一辺が3メートルの正方形のことを言うんですね。

サイトをよく読むと
このお寺に移築された建物を方丈と読んでてゲストルームと書いてありました。方丈庭園にある清泉『善気水』が気になりますね。しかし、神社のことは何も書いていない…

由来を読んでみると
法然の弟子の住蓮をしたって後鳥羽上皇の女房の松虫・鈴虫が出家したことを咎められて、讃岐国に島流しにされ、江戸時代に修行した草庵があるところに寺が建てられたみたいですね。(女房とは妻ではなくて、貴族の屋敷とかに使える女性のこと。)

平安の時代は神仏習合的でしたが、法然は鎌倉時代の人。霊験新たかな土地(神社があるところは大抵パワースポット)に寺を建てるパターンかな?とも思ったのですが、そんな逸話はなかったですね。

創建は江戸時代でした。意外と新しかった!

なんとなく、流れが庭と違うなーと思いながら入れないのが残念。山神様かなー心の中で参拝。

よくみたら透き通っていて、ガラスだった
下にもガラス置いてある、柱は5本だったのか?
よくわかりません


こういう、3本石柱があるのよく見かけるのですがなんでしょう??気になりすぎます。なんの用途かしら。魔除け?



銀閣、オーバーツーリズム?



慈照寺 銀閣が道すがらにあったのでついでに…という軽い気持ちで立ち寄った銀閣。午前中でしたが入ってびっくり、アミューズメントパーク並みの混雑。

まあ、フォトジェニックですものね…それにしても今は寺が積極的に銀閣寺とか言ってるんですね…本来より知名度が上回ったのでしょうか。

わたしが旅行の専門学校通ってた時は、銀閣は茶室であって寺じゃないと、先生が憤ってました。

そうやって通称が勝っていくのでしょう笑

ザ・銀閣
わびさびの代表
向月台
月が乗るところ見てみたい
銀沙灘(ぎんしゃだん)


お茶の井戸
井戸、初めてみました
たぶん松葉ゴケ
境内の展望台から
銀閣うしろから間近で

全体的にわびさびは感じられないパーティな雰囲気です。

みんな、ヒャッハー!!で写真撮りまくり、自撮り棒三脚禁止とかなんのその、ガンガン撮ります。

記念写真大事ですからねーあとなんだかぶつぶつ言ってるチューバーさんとかね。怖いから!

30年ぶりくらいにきた銀閣にげっそりしました。そのうち、苔寺のように観光公害になって予約制になりそう…

法然院からのギャップに驚いて、サクッと一周して去りました。

うどん『おめん』

京都に来たら、食べたい関西のうどん!特にきつねうどん!なのでこの店は前からマップにクリップしてました。

しかも11時ぐらいだったのでまだ空いている時間に辿り着けたのが嬉しい。

いろいろあるのだけど生麩も乗ってるきつねうどん
お土産を両親に送ったら喜ばれました。


結構人気店なので、予約するか、オープン時間に行くかにしたほうがいいかもです。あまり外国の方に人気あるという感じではないですが、もともと老舗で人気店みたいなので。

長くなったので、後半に続く…



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