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どう暮らすかはどう生きるかと同じだから

今の土地で暮らし始めて5年目に突入。
移住してきた当初、県外ナンバーのわたしたちの車をちらりとみながら
じゃあこれから家を建てるのね?と聞かれたことを思い出します。

「いえ、賃貸です」というと、何人かはすこし不思議そうな表情を浮かべたり。

きっとこのあたりではまだ、結婚→出産→家購入 の流れこそが自然なのかもしれないな、と。
転勤族でもないのに家族で移住して小さなアパートに住むわたしたちは、地元の方たちに少しだけ奇妙に映っているのかもしれません。

マンションであれ戸建であれ、持ち家はとってもとってもとっても(以下、100回続く)羨ましい。とくに幼少から社宅暮らしだった私は、一軒家への憧れは皆さまの想像以上だと思います。計り知れない。

でも今世では諦めました。
諦めたのは家自体ではなく、ローンを組んで家を購入することについて諦めたという意味になります。

私はもうすぐ40後半で、長女も12歳。
二人の娘たちがいつ家を出て行くかはわかりませんが、娘たちと一緒に暮らせるのは多く見積もってもあと10年かなと思っています。

子どもが巣立っていったあと夫婦二人になるとして、ローンつきの大きな家はゴージャスすぎる。私は車が運転できないし、老後は生活に車を必要としない場所を選びたいな。

どう暮らすか、はどう生きるかと同じだから

体型に合わせて服を選ぶように
大きな公園で本を読むベンチを探し求めるように。

そのときのライフスタイルにあった身の丈に合う暮らしを選べるフットワークを持ち、どこに住んでいても工夫してこそこそ楽しむことができる私でありたいと思っています。

不安もたくさん!でも見えない先を不安がるばかりではなく、最悪を想定した時に選択肢を多く持てる暮らし方を今から心に、行動に、備えていきたい。

ちょっとした工夫をしたり、見方を変えるだけでモノゴトはグッと変わる。私はそれを信じているんだ。

そして娘たちにも好きなことをしてほしいな。
彼女たちが行きたいところ、住みたい場所を見つけたのであれば応援して送り出してあげたい。
互いが自立して、その上で娘たちが望むことをできる範囲でサポートできたら最高です。

私が彼女たちに残せるものは決して大きくはないけれど、親である私ができることはこれかもしれないな、なんて。これもまた勝手な思いなのだけれど。

どこに住もうと、私たち家族の笑った日も泣いた日も全て知ってる写真のソファだけは、ずっと一緒。

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