高校 情報I/II プログラミング #4

リュディアです。高校の情報の授業で実際にプログラミングを行う際の環境についてまとめてみます。今回は JavaScript の実行環境を中心にまとめてみます。

JavaScript は Python と比べると汎用性に欠ける言語ではあります。なぜ普及しているかというと、WEB = ホームページに動的な処理を行わせる際に JavaScript の愛称がよいためです。参考情報ですが Java というプログラミング言語と JavaScript はまったく無関係ですので注意してください。

JavaScript のプログラミングを勉強する際には Google の GAS と呼ばれるプログラミング環境を利用するのが良いです。こちらも Python の Colab と同じく Gmail のアカウントとWEB ブラウザを持っていればすぐに利用可能です。GAS = Google Apps Script は JavaScript を Google が拡張した言語というかプラットフォームです。MSも JavaScript を拡張した TypeScript という言語を開発、配布しています。

GASは Google の提供しているサービスで自動化処理をしたい場合に使う言語です。例えば Google のサービスには表計算機能を提供する Google Spreadsheet があります。この表計算を使う際に、標準で与えられていない演算を自動で行いたい場合に GAS を使ってプログラミングを行います。イメージとしては Microsoft が MS Office に含まれる Excel で標準で与えられていない演算を自動で行うために VBA を提供していることに近いと思います。私どもリュディアでも過去にGASプログラミング の入門マガジンを用意しています。ぜひ参考にしてください。

Python にしろ JavaScript にしろ、まずは開発環境をどうするのか?というのが以前のプログラミング独習における問題点でした。今は Google のサービスを利用することで、この問題は解決します。プログラミングそのものの独習に注力できるわけです。すばらしい時代になったものだと思います。

皆さんも既存の環境やサービスをうまく利用してプログラミングの独習を進めてください。

では、ごきげんよう。

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