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リュディア書評

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2022年6月の記事一覧

書評 現代思想入門

リュディアです。現代思想入門 を読みましたので感想です。

私のような現代思想に関する素人には、ある意味わかりやすくまとめてくれているので読みやすかったです。素人にわかりやすくすることを最優先にしたために、同じ分野の研究者からは反発を買うような書籍かもしれないなと思いました。

哲学への入門書を読むさらにその前に読むための書籍みたいな感じでしょうか。登場する人物のことを知っているとより面白いのだろ

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書評 ウイルス学者の責任

リュディアです。ウイルス学者の責任 を読みましたので感想です。

半ワクチン派の方に人気がある宮沢准教授の最新刊です。国立大学の研究者ですからいろいろな制約もあるでしょう。

普通に新書として面白い内容だと思います。ちょっと文章に癖が強いのと事実より感情が目につくので嫌な人は嫌かもしれませんね。

私はこの分野は修めていないので何が真実なのかはわかりません。ただ医療分野の方とウイルス学者では見るレ

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書評 NO RULES -世界一「自由」な会社、NETFLIX-

リュディアです。NO RULES -世界一「自由」な会社、NETFLIX- を読みましたので感想です。

NETFLIX の人事システムや会社の規則について言及されている書籍は多いです。またNETFLIX自身も NETFLIX のカルチャーとして公開しています。以下のリンクは日本語のページです。

実際にこの手法が正しいのかどうかはそのときの従業員の質にも依存すると思うので何とも言えませんが、一つ

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書評 変な家

リュディアです。変な家 を読みましたので感想です。

本屋で最初に見た時には、いわゆる変な間取りの家が紹介されるタイプの書籍なのかなと思ったのですがミステリーでした。

内部は四章で構成されてるのですが、最初の一章は引き込まれるように読みました。その後は何だかよくわからない、というか延々と文が書かれているという印象を受けました。映画とタイアップして YouTube にあげられている動画を見てから書

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書評 テスカトリポカ

リュディアです。テスカトリポカを読みましたので感想です。

3日くらいかかりましたが、一気に読みあげました。構成が緻密であり、かつ大胆で本当に面白いです。直木賞を含めさまざまな賞を受賞したのも納得です。

これから読まれる方への注意です。前半は登場人物の説明が長く、少ししんどく感じる時があるかもしれません。しかし長い説明はすべて意味があるもので後半で一気に関連づいてきます。本当に凄い。

まだ読ま

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書評 リスクを生きる

リュディアです。リスクを生きる を読みましたので感想です。

内田樹氏と岩田健太郎氏の対談集です。普段からよく対談されているお二人なので、呼吸があってる、というか互いに尊敬しあっている感じがあって読みやすいです。ただ内容は高度なのでページ数が薄い書籍ではありますが読み終えるには時間がかかります。

基本はお二人の間でよくある日本や日本人に対する嘆きが多く、しかし嘆きの内容は今だけであってそのうち何

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書評 現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート

リュディアです。現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート を読みましたので感想です。

東大のケーススタディ研究会が発行しているシリーズの1つですね。いろいろな書籍が出ています。こちらのアマゾンのリンクを見てみてください。

フェルミ推定とは何?という方が読むには面白いと思いますが私は途中から読むのが辛くなってきました。同じようなことが延々と書かれており、内容もあまり無いなと思ったからです

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