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チームメンバー間で選出する、互選のプロセスとその意図とは?


こんにちは、LINE Fukuokaクリエイティブ室ソリューションチームの岡です。
実は私たちのチームでは、現アシスタントマネージャーを選出する際、一般的な上長から任命を受けるのではなく、チームメンバー間で選出する、互選の方法をとりました。
今回はその方法の意図や、選挙のプロセス、実際にやってみた効果についてご紹介します。

[対談メンバー]
ミネオ: クリエイティブ室 室長
豊嶋 : 現ソリューションチーム アシスタントマネージャー

なぜこのような方法を取り入れたのか?

−−まずは今回のような比較的めずらしい、メンバー全員で互選するという方法を決めた経緯から教えてください。
ミネオ:
まず前提から話すと、誰が選ばれてもいいぐらいチームの成熟度が高かったんです。 そこで、リードメンバー同士で話し合って管理職を選出してもらう事にしました。皆で選んでもらうことで、僕の独断と偏見よりも、現場の仕事をよく知るリーダーが決まるだろうと思ったんですよね。
豊嶋:今回のような決め方は、峰尾さんにとって初めてだったんですか?
ミネオ:うん。アイドルグループとか野球チームとかも、最年長やテクニカルスキルが高い人が任命されるわけではなく、メンバーがお互いをよく知ってるから、皆でリーダーを決めたりするよね?それが現場やチームにとっても最適だったりするので、チャレンジしようと思った。
--なるほどそういう意図だったんですね!

なんだか豊嶋さんが、総選挙で選ばれたアイドルに見えてきました

候補者たちはどのように進めていったのか?

豊嶋:立候補者がいれば即決で良かったんですが、全員が管理職の仕事への未知の怖さもあり手は挙がらなかったんですよね。
そこでお互いに投票しあって、それでも同数票で決まらなかったので最終的にチーム全員が投票という珍しい決め方になったんです。
--最初から総選挙が決まっていたわけではなかったんですね…! 
豊嶋:はい。上の人が決めてくれるわけじゃないので、自分達でお互いの長所・短所を洗いざらい開示し合って、候補者の中で絞っていきました。 大事な決断だったので、自分の短所を開示するのもそうですが、相手の短所にも言及する、かなり赤裸々な議論をしましたね。
--なるほど…私も、上からアサインされることが普通かと思っていました。
皆にとって初めての試み、やってみてメリットデメリット等ありますか?
ミネオ:
デメリットを挙げるとしたら、”全員が責任を負うこと“じゃない?
何かあっても、上司が決めたことだから知りませんとは言えないし。
豊嶋:でもメリットとデメリットは表裏一体ですよね。 
ミネオ:そうだね。当事者意識を持つことがメリットとも言える。

候補者たちの感想

--この選考プロセスの中で豊嶋さんはどう思いましたか?
豊嶋:
最初は、チーム内から管理職が出ることへの驚きや、自分ごとではなくメンバー全員に影響する事なので軽々しく立候補は出来ない葛藤がありました。
でも候補者で、お互いの長所・短所を開示して、文字にも起こしていく中で、冷静に将来のリーダー像をイメージできました。 コミュニケーションが得意とか、スピード力があるとか、メンタルが弱いとか、嫌われるのが怖い…等々かなり正直に開示しあったので、悔いなく選べた気はしましたね。

実際にやってみてどうだったか

--峰尾さんにとってこの試みの効果、印象はどうでしたか?
ミネオ:まず仕事において、長所だけでなく短所を開示するって非常に勇気の要ることだと思うんですよ。それをオープンに話し合い、最後は上司(峰尾)との相乗効果まで考えてくれてたことは予想以上でしたね。例えば、上司と似たタイプだから更に勢い感のあるチーム作りができそうだとか、逆にタイプが違うからこそ今までとは違うチーム作りができるんじゃないか、など。
--アシスタントマネージャーになった先のことまで考えられていたんですね。
豊嶋さんは当事者として率直にいかがでしたか?

豊嶋:当事者としては任命を受けるよりも自分達で決めているので責任感は増したと思います。あとこのプロセスでお互いの事をよく知るきっかけになりましたし、腹を割って話してるので、管理職になってからも相談のしやすさやその深さが増したのでいい経験でした。
ミネオ:あとは候補者のメンバーは間違いなく視座が上がったよね。誰もが一度は管理職の自分をイメージするきっかけになったという。

取材した感想、まとめ

インタビュー風景
不慣れなインタビューでしたが学びが多く、自身の糧にしていきたいです

今回貴重な話を聞けて、改めて選挙後の峰尾さんの言葉を思い出しました。
”初めての管理職で皆と同じで不安なことはあるので、上司だからあれもこれもやってくれるのが仕事!という感じではなく、みんなで話しながら一緒に成長していってくださいね~”
当事者意識を持つきっかけがあること、そして、こんなインタビューを仕掛けられる風通しの良さも、LINEらしいと言えるのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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