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陸上競技が好きな人はこう育つ#4

信州リカオンズのスタッフとして参画している武田です。
前回に続き、陸上競技を続けることはどんな良いことが有るのだろうか?について、深掘りしていきたいと思います。
#2では、OODAループについて少し紹介しました。
よくPDCAサイクルと比較されます。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の順にサイクルを回すPDCAサイクルです。
それに対して、OODAループは、Observe(観察)、Orient(状況判断)、Decide(意思決定)、Act(実行)です。
ビジネスのシーンでは、常に状況が刻一刻と変化していきますが、そういった外的変化・要因にも対処できるような柔軟性を持たせることができる、というものがOODAループになります。

今思うと、陸上競技の経験はPDCAの連続だったな…とふと思いました。
が、あれ?怪我した時はどうしたっけ?
そうだ、その時に状況判断(Orient)をして、プランを変える判断(Decide)をしていたぞ、と。
ということで、知らず知らずのうちに、我々陸上競技に関わる人たちは、ごく自然にこういったOODAループに基づいた、陸上競技というプロジェクトを一つ取り組んでいたんだな、と整理できました。
言語化することで納得というか、腹落ち感が有ります。こういった経験が不確実な時代(VUCA)でも活躍できる礎になっていたのですね!
(会社の同僚や元同僚で、元スポーツ選手は一貫してロジカルな考えで活躍していますね…)

そして、ここで一つ。
スポーツ研究の場でも、こういったフレームワークを利用している実例が有りますのでご紹介です。

鹿屋体育大学 金高宏文氏、2020年
事例研究の書き方のヒント:PDCAサイクルとD-OODAループの活用から

https://sports-performance.jp/editorial2020/editorial2020_kintaka.pdf

それでは、秋シーズンも充実した毎日を過ごせますように!


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