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多様な人生を

最近はかなり変わってきていると思いますが、20年ほど前は

学校制度に基づき、小学校から大学まで勉学に修め、卒業後新卒として就職し、結婚して家族を形成し、定年まで勤め上げる

という生き方が定番とされていました。

これはこれでメリットもあるのですが、人間が組織・会社に固定されるという問題点があります。

教育機関

いじめ・◯◯ハラスメントが横行する理由の1つは硬直化した組織、言い換えると構成員が違う組織に簡単に移行できないことにあります。

オンライン教育を国が提供できれば、ある人にとっていじめや問題ある教師が存在して登校したくない学校に、死ぬほどつらい思いをしてまで登校する必要性をなくせます。学校には教育以外の役割がある、という意見もありますが、そういう集団とか社会性というものは学校以外のコミュニティで身につけることは可能です。

高校生で起業してビジネスの世界で生きていってもいいでしょう。勿論大人に食い物にされないような才覚は必要になりますが。

とにかく、自殺したくなるような組織に所属しなければならない、それから脱却すると不利になるような社会(あるいはそのような思い込み)は変えるべきです。

会社組織

会社ですが、会社の待遇・人間関係・経営方針に納得が行かないのであれば、転職すればよいわけで、転職することがもっと当たり前の社会になるべきと思います。今でも転職するとなると家族が反対するということはよく聞きますが、最近の一部大企業トップの発言を聞いても分かる通り、長年企業に継続して勤めることがリスク抑制になるとも限らないというのが近年の雇用情勢だと思います。

終身雇用が前提の大企業からも転職する人は増えていますし、逆に大企業の中途採用も増えていますね。ただ、大企業側に、新卒から勤め上げている生え抜き組と転職組をどのように取り扱って、パフォーマンスを最大化するノウハウがあるのか、これから真価が問われると思います。

また、新卒を大企業が集団で採用するということも、当たり前である必要はないですね。中退で就職してもいいし、また卒業して数年無職で過ごしてから就職してもいいでしょうし、その時に企業の採用者は変な色眼鏡で見ることなく採用を考えるべきと思います。

家族

家族ですが、子供を産み、育てることに対する親の責任・義務は法律で課されるべき(離婚後の養育費支払いなど、取り立てが全然甘いと思います)ですが、それは結婚しているかいないかと関係なく制定されるべきで、むしろ結婚については、複数の大人が共同生活を行う(あるいは共同生活を破棄する)上での財産共有のあり方として定義すべきと思います。そこでは兄弟などの血縁関係に過度に依存することは避けるべきですね。

家族の絆はお互いの善意でなされるべきものなので、法律や社会制度で家族の負の面に縛られることがないようにしてもらいたいです。見たくもない兄弟や親族の面倒を見ろというのは無茶な話です。


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