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社畜

考えてみると恐ろしい言葉です。

国語辞典の定義によりますと、

家畜:養って、人間の生活に役立てる動物。うし・うま・ぶたなど

社畜が一般社員だとすると、養っているのは誰でしょうね。経営陣でしょうか?株主?

直接一般社員に指示命令を出すのは経営を執行する人々でしょうから、一般的な会社であればやはり経営陣ということになるのでしょうか。

しかし家畜というのは飼い主が生殺与奪の権利を全て握り、収奪されるためだけに存在しているわけで、もしある会社の社員がそうであるなら、これは人権無視以前の話ですね。奴隷並かそれ以下です。

以前別な記事で書きましたが、相当にひどい業務命令であったとしても唯々諾々と従わねばならないとすると、それはその会社組織を離れては行きていく手段がない、あるいは経済的に相当な不利益を被るという環境下にいるということではないかと考えられます。

いじめや社畜などの非人間的な現象が発生するのは、やはり組織から人間が離れられない場合によく見られます。学校にせよ会社にせよ、状況次第でレーンを切り替えられるよう選択肢の幅は広げておくべきです。

学校の場合、子供が対象になってしまうので、これは周囲の大人、主に親が子供に対して選択肢を提示してあげなければなりません。子供が苦しんでいるのに学校に無理やり行かせてはいけません。死ぬ思いをしてまで行かなければならない学校などありませんから。

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