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語学習得は自然に楽しく!2児の子育てとフル会社員と復業フリーランスやりながら2年半で中国語資格HSK6を取得した時にやったこと

はじめに

私はLutraという会社で企業・ブランドの想いの実現をブランドマーケティングのプロとして共創し、売上・収益・満足度の改善やビジネス課題の解決を日々自由闊達に楽しく行なっています。

現在こそ子どももそこそこ大きくなったりして、比較的余裕を持って過ごせていますが、Lutraを始める数年前はまだオムツも取れてない子どもを育てながらサラリーマン勤めで海外出張も行き、さらに複業でありがたいことにマーケティングによる売上/収益改善の依頼もお受けするという若気の至りのような時間に追われる日々を過ごしておりました。

そんな日々自分の時間ほぼ0な時代の時に、元々仕事で将来使えたらいいな〜とりあえず中国語やってみよ!とある日思いたち、

中国語の勉強を開始して2年半で当時中国語で一番受けられている資格であるHSK6に合格する(合格基準点を獲得する)ことができました。
オンラインレッスンで中国語の先生にこの話をすると、過去も今もそんな短期間で、しかも独学でそんなにやることあって忙しい人の中で合格した人なんて見たことがないと言われます。

結局仕事では今のところ全然使わない(笑。誰か仕事いただければ嬉しいです🤣)けど一人で中国に旅行に行けたり、ドラマや映画や食べ物や文化を楽しんだり、中国の友達と涙が出るくらい人生の深い話ができるようになりました。

中国語を勉強したからこそ見えている世界が今いっぱいあり、本当に勉強してよかったことの一つです。

私自身の感覚でいえば、中国語もそうですが語学は、一時期時間を費やす時期がありますがその後は量ではなく、「継続」が最も重要になり、それほど苦労する必要はありません。(むしろ楽しいがいっぱいになる)

私はそもそも言語学卒でもないですし(工学部でした)、中国語にも中国にも中国語を開始するまでは全然縁もゆかりもない人間で、何もアドバンテージ的なものはありませんでした。中国語とは関係ないですが大学時代アメリカで英語を3ヶ月勉強していた時期があったくらいです。
そんな状況でしたが、複業やらサラリーマンやら子育てをしていても
全体の流れとコツを掴めば短期かつ短時間で、楽しく気がつけば誰でも身につけることができると自分の経験から思います。

実際に私が2年でほぼ独学で時間ゼロ知識ゼロから最高級を取得し、その後どのように持続しているかをざっくり公開したいと思います。
もし反響よければ、もっと詳細を公開できたらいいなと・・!
中国語だけでなく、英語や他の言語でも応用できるところあると思います(私は上記の方法であと2言語取得予定です!)ので、少しでも参考にしていただければ幸いです。


全体の流れと使った時間

語学の習得方法で大事のは、できるだけ母国語を習得した時のように自然に行うことだと思っています。

なので、勉強の方法も、本当に日本語を習得した流れで行いました。
こんな感じですね。みなさんどうやって日本語を習得したか思い出して貰えばいいかなと思います。

①発音
②単語
③文法
④読解
⑤アウトプット(会話+文章作成)

時間は1日30分あればいい方だったし、毎日義務みたいになって続けられない→断念のが一番勿体無いので、私は平日昼間だけ、どうしても気乗りせずしんどい日はやめていいという条件をつけました。
そして学習内容についてはとやかく一切考えない・判断しないを徹底し、何か中国語に関わるアクションをするだけで自分は最高に偉い人間だと思うようにしていました笑

ただHSKの試験勉強の期間は試験に慣れる必要があったので、週に2~3日くらい?机に向かって過去問を解く時間がありましたが、それ以外は基本平日30分だけでした。

よく合格するのにかかった時間は?などの話がありますが、
あくまで目安ですし、語学というのは積み上がりでしかないのでいつかは習得できると思って気楽に楽しく考えて過ごすのが一番良いと思います。
日本語を習得できるか怖がっている日本人はいないと思いますので、それくらいの気楽な感じで進めるのがいいです。

①発音

実際中国語やってみて思ったのは、単語や文法はそれほど難しくないですが
発音が日本語にない音や四声があるため時間がかかるな、という印象でした。なのでこの発音の練習だけを最初の3ヶ月〜半年やりました。
この最初のパートの発音は、もはや筋トレと同じなので、できたとかできないとかより、ただ音を聞いて真似をするのを続けるだけ、という感じです。
赤ちゃんに戻った気分でやればいいと思います笑 ただ続けるだけ。

テキストは私は以下のテキストを使いましたが、発音記号と発音が正しくできるものならなんでもいいし、大体自分で言えるようになったな〜と思ったら次のステップで全然いいと思います。わからないところは戻ってきて復習して、また進む。それくらい適当な方が語学はいいと思います笑 

②単語

発音ができてきたら、というより自然に発音と一緒に単語を覚えていきます。この時、音と情景を合わせると覚えやすいです。これも子どもの頃を思い出して、実際の利用シーンと音を合わせる感じです。そしてこのタイミングから書いてみることも始めます。

最初は単語すら浮かばないので、単語帳を買って、簡単な単語をみて今日の出来事を表現していく方法をやってました。

例えば、
今日、誰かが会議中にオナラをして気まずくなった情景を思い出して、、
気まずい → 尴尬 (gan1ga4) なので、
みんな気まずかった → 每个人都感到尴尬  みたいに書く感じです。

実際その日に起こったことで覚えていくと、感情とくっつくので忘れにくいのでとっても良いと思います。(日本語の習得でもそうやって感情と一緒に覚えた気がします)

③文法


②の習慣がついてきたら、そろそろ文章読みたい、書きたい〜が降ってくると思うのでこのタイミングから文法の勉強を始めます。

この文法パートについては、他のパートは1日30分で全然OKですが、個人的には週2回、数時間まとまった時間を集中してとって数ヶ月で知識として一気に定着させることをお勧めします。(ここが語学の一番負荷というか、頑張りどころだと思います!)

理由は、単語や発音は単純なものなので知識というより体に染み込ませるものなので短時間でも毎日無心でやることでOKですが、文法はその後の文や文章全体をまとめるルールであり、これはもう一気に覚えてしまった方が後から結果的に楽だと思うからです。

車の運転も、実際乗りこなすのは日々の鍛錬でいいですが、道路を走るルールはだらだらやるのではなく、一気に知っておいた方が安心ですよね。そんな感じです。

ここが正念場的なところはあるかなと思います。ここで①②と合わせて量が膨大になってしまい、挫折する人が語学の場合多いのかもな〜と周りを見ていて思います。

私の場合は、最初の方にも書きましたが、そもそも語学は積み重ねるものだから、いつかは話せたりかけたりするようになる!だって日本語がそうだったもん!笑 という思想と、そうは言っても心折れる時はあるので、
このタイミングからHSKの試験を1級から受け始めました。

試験を1級から順番に受け始めて、必要な文法を過去問と一緒に勉強していく、、HSKの1級は優しいですし、文法でつまずいても漢字が読めるからよっぽどのことがない限り合格できると思います笑
そうやって文法は試験を一番下の級から段々とレベルをあげることを通して自然と学んでいきました。試験の合格と共に一段一段できるようになる感覚ができ、自信になるこの方法は良かったと思います。

個人的にHSK4級くらいまでの文法があれば基本的なよく使う文法は網羅できると思いますので、そこまでは文法はルールだと思って、過去問を解きながらゲーム感覚で覚えるのが良いと思いました。

私は最初の勉強スタートから半年くらいで4級の勉強をスタートして、一年経過後には5級&6級の勉強をスタートしていたと思います。
基本的に試験前1ヶ月くらいから週2で1〜2時間くらいやってたくらいのペースかなと思います。(それ以外は毎日30分の発音&単語だけ)

④読解

HSK4級くらいまでは特に読解をやらなくてもいいのですが、一年経過して5級以上を目指すところから読解もたま〜に始めました。
でも基本的に単語が読めれば特に中国語は読解は難しくないので、HSK5以上で試験前1ヶ月から過去問を読むくらいしかしてなかったと思います。
(それも週2で1〜2時間ペースですね。文法がそのまま読解の時間になった感じです。)

⑤アウトプット(会話+文章作成)

4級くらいまでは単語+発音を平日30分やっていたのですが、5級以降は自分で文章を作れたり、リスニングもグッとレベルが上がるので、私の場合は勉強を開始してから1年くらいの、5級を目指すちょい前くらいからオンラインの中国語のレッスンを開始しました。これも平日25分のプランで、とにかく30分以上はやらないことを徹底していました🤣 辛くなると続かないので、とにかくやることは簡単に、適当に、やってるだけで100点だと思ってました笑

オンラインのレッスンでは、まずは先生に発音を見てもらって、ある程度できてきたら文章の添削をしてもらったり、ちょっと疲れた時は何にも考えずにただ自由に好きな会話をしてもらいました。
先生選びはとにかく会話をしていてストレスなく、できれば楽しくレッスンできる先生だけを選びました。
人生を楽しくするために語学を学んでいるのに、辛いレッスンをしながら上達しないといけないなんておかしいと思っていたからです。

そんな感じで気の合う先生としか会話していないので、ふとしたことで言いたいことが中国語で出てこなかったら、その時に先生に聞いて、単語を覚えていく・・・ということを今でも続けていて、「あ〜こういうときってこういうんだなあ〜」ということがあって普通に楽しいです。

語学はコミュニケーションのツールなので、どこかでやはり誰かとコミュニケーションをとりながらでないと成長できない部分があると思うのですが、
やはりその相手は自分にとって心地よく、楽しい人が重要だと思います。

ということで、そんな楽しい先生たちと共に、5級からは自分の日記や6級で出てくる専門的なテーマについて、毎回一つテーマを決めて自由に会話をするというのをやっていました。

1〜4級までの単語と5級〜6級の単語がほぼ同じ量なので、単語のキャッチアップと文章の表現力向上に1年〜1年半かかって、合計2年半でHSK6に
合格した、という流れです。

勉強時間は1級の時から変わらず、試験1ヶ月前くらいまでは平日30分、試験前は過去問の勉強を平日2〜3回、一回1〜2時間ほど。
それ以外はたまに中国語の音楽を聞いたりするくらいでした。

私に中国語学習の時間がもっとあって、1日1時間とかあればもしかしたらもっと合格までの時間を短くできたかもしれませんが、他にも育児や家事、会社のことやフリーランスの仕事のこと・・考えないといけないことがたくさんあったのでそこは完全に割り切りました。逆に、自分の中で中国語学習は毎日やらないといけない苦痛の時間ではなく、1日の中の癒しの「楽しい時間」にできたのがうまくいった秘訣だと自分では思います。

最後に

語学の勉強の仕方や方法を教えてくれる本やツールはありますが、
私は個人的には語学の上達の近道は「いかにコミュニケーションを楽しめるか」だと思っています。そして、私が語学をやる上で大事だなあ〜と痛感しているのが、「言葉は変化する:言葉自体が時代と共にずっと変化していくものだ」と理解すること。
「厳密に正しく使わないといけない」という考えではなくて、「間違っているところがあっても伝えようとする、そしてその過程を楽しめるか」が大事だということ。

言葉が正しくても、言い方が正しくても、伝えたいことが伝わってない状況は日本語で会話をしていてもたくさんあります。
「正しさ」を求めるためではなく「楽しさ」を求める。「正しさ」はある程度で。「楽しさ」は全開で。

私は「時間がないから語学の習得なんて無理」と言えばそれで終わる話だったかもしれませんが、そんなネガティブな方向にいかず、とにかく楽に楽しく、どんどん自分の言いたいことが伝わるようになる過程をただ楽しんでいたら、気がついたら試験も合格していて、中国語の先生にも心を込めて「ありがとう」だったり、人生の相談だったり、しょーもない話ができるようになってました。

私がやってた勉強方法も、母国語日本語を覚えた過程をただ思い出して
それを追体験していただけかなと思います。
すごい勉強方法はなくて、ただ発音を覚えて単語を覚えて、文法だけ頑張って知識つけて、あとは自分の成長を楽しみにして、発信しているだけです。
時間だって、私は30分しかやりたくないと思っていたので、もっとやりたくない人は15分でもいいんじゃないかと思います。

それよりも、今まで自分が見たことのない世界に入れる嬉しさとか、心を通わせる楽しさとか、そっちに気持ちを向けたほうが、勉強時間も、試験時間も、その前後の出会う外国人(私の場合は中国人)との交流の時間もめちゃめちゃ豊かになると思います。

語学の習得後の楽しさだけでなく、その過程も楽しめるようにーー。
そんな時間を過ごせる人が一人でも増えて、その人の人生が豊かになりますように。
もし語学の学習で辛いと思った時、これからやろうかなと悩んでいるとき、私のこの記事を思い出して、こんな考えで気軽に楽しくやってる人もいて、そこそこ楽しめてることをちょっとでも思い出してくださればとても嬉しいです☺️

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。
語学を通して、より豊かな時間になりますように🌈

#創作大賞2024 #ビジネス部門 #語学

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