流謫社

架空の出版社です。一人です。 (矢野南/lutaku 他) 詩や音楽など 長めの闘病生…

流謫社

架空の出版社です。一人です。 (矢野南/lutaku 他) 詩や音楽など 長めの闘病生活者

マガジン

  • 昼夜の手記

    手記三部作完結編 第一部:病室の手記(https://note.com/lutaku/n/n3822b5ddddce) 第二部:喫茶店の手記(https://note.com/lutaku/n/n543c1d3c9c4d)

  • 日記(closed)

    他人に見せる気が全くない日記。富豪がいたら買ってください。暇つぶしにはなると思います。

  • 詩2

    詩の連載 その2 前作は詩集にまとめました https://note.com/lutaku/m/m23cb92551249

  • 詩のまとめです。いつか紙の本にしたい。 この連載は第二詩集になりました。 https://note.com/lutaku/n/naac58b14fe3d

  • 逗子巡礼 五十詩五十景

    神奈川県逗子市の五十町丁を歩き、詩を書きます。モノクロ写真付きです。(連載休止中 2024年5月現在)

最近の記事

  • 固定された記事

【告知】 第二詩集 『さざ波とそよ風に向けて止まず』 、及び第一詩集(改訂版)販売のお知らせ - 矢野南

販売のお知らせ  この度、noteで連載している詩が一つの作品になりました。個別の記事からいくつかの加筆修正を行ない、第二詩集『さざ波とそよ風に向けて止まず』として発表します。過去から現在にかけての病の記憶を波や風のように行ったり来たりしながら完成させた詩集です。  販売価格は500円です。試し読みは連載から個別のページをご覧ください。  この作品の売り上げは作品自身のステップアップのため、そして筆者が喫茶店に行った時の飲食代に使われると思います。そこでまた新たな詩が

    • 昼夜の手記(1)

      1  コンビニの前に埋め込まれていた喫煙所は撤去されていた。それでも喫煙者はそこにいた。僕は近づいてみて初めて消えた灰皿に気付いたのだ。どれだけ目を凝らしてもそこから煙は上がっていた。確かにそこには跡地と一人の喫煙者だけだった。そうして僕は歩きながら、そこからしばらく目を逸さずにいたのだが、振り返って前を向いた瞬間に、信号を無視しながら高速で走ってくる自動車に轢かれて死ぬ未来が見えたような気もしていた。死への好奇心は消えてあれも蜃気楼だったのかと思う。しかし去っていく人が在

      • 2024年7月30日火曜日

        ¥100〜
        • 2024年7月29日月曜日

          ¥100〜
        • 固定された記事

        【告知】 第二詩集 『さざ波とそよ風に向けて止まず』 、及び第一詩集(改訂版)販売のお知らせ - 矢野南

        マガジン

        • 昼夜の手記
          1本
        • 日記(closed)
          130本
          ¥6,500
        • 詩2
          6本
        • 34本
        • 逗子巡礼 五十詩五十景
          1本
        • 逗子日記
          14本

        記事

          2024年7月28日日曜日

          ¥100〜

          2024年7月28日日曜日

          ¥100〜

          2024年7月27日土曜日

          ¥100〜

          2024年7月27日土曜日

          ¥100〜

          2024年7月26日金曜日

          ¥100〜

          2024年7月26日金曜日

          ¥100〜

          2024年7月25日木曜日

          ¥100〜

          2024年7月25日木曜日

          ¥100〜

          2024年7月24日水曜日

          ¥100〜

          2024年7月24日水曜日

          ¥100〜

          2024年7月23日火曜日

          ¥100〜

          2024年7月23日火曜日

          ¥100〜

          【詩】地下道の落書き

          地下道の落書き 広漠 おまえに殺されるならそれでいい。泥酔した心が草原にある。 路上の花を千切って共に歩いていくさ。ここには何もないさ。 うつろ おまえが働いていない時 おまえはおれとすれ違う 休みの日のおまえ 休めないおれの目 おれが挨拶をしてみる時 おれはいつも笑顔を見る 暇つぶし 夏の夕暮れ 駅前の静けさ 南風の中に  もっと寂しげな新しい道があって 新築マンションの裏口で  すれ違うあなたは新聞配達員 タバコ吸うタクシーのおっちゃんは こんな暇つぶしを初め

          【詩】地下道の落書き

          2024年7月22日月曜日

          ¥100〜

          2024年7月22日月曜日

          ¥100〜

          2024年7月21日日曜日

          ¥100〜

          2024年7月21日日曜日

          ¥100〜

          2024年7月18日木曜日

          ¥100〜

          2024年7月18日木曜日

          ¥100〜

          2024年7月17日水曜日

          ¥100〜

          2024年7月17日水曜日

          ¥100〜

          【詩】「親戚」「夏至」「倦怠感で歩いて」

          親戚 お豆腐屋に嫁いだ 娘と会えないお父ちゃん あなたは学校の先生 坂道を登りきったあとに 車椅子でタバコを吸う先生 2024/06/29 親戚の家で 夏至 夕焼けは粘り強い色 血や涙はこんなにも すぐに消えてしまうというのに 夕焼けはあなたを焦がれる 2024/06/30 回想 日没後の公園で 倦怠感で歩いて つまらない夜の街 いつまで経っても 店は開かない 街灯だけになるまで 大通りを外れても やっと誰もいなくなった すれ違う俺は邪魔者 でも何の気配もない

          【詩】「親戚」「夏至」「倦怠感で歩いて」