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花鳥風月を友として

それは
世界の東の果てと言われるこの国に
長い年月をかけて熟成され、育ってきた
文化の特徴のひとつ。

その自然の豊かさは
海と陸の生成時に
大気や気象の偶然に
そして
八百万やおよろずの神々の祝福に
たまたま恵まれ
授かった環境ではあるけれど

そこに生まれた私たち(のご先祖たち)
もまた、偶然に(?)

同じ場所に生きている
花も木も草も、
虫も鳥も、動物たちをも
仲間と感じる感性を持ち、

肌で触る風たちも
目で触る月や星も
心で触る山や空、
海も川も湖たちも

時にそれらにひどい目に遭わされても
どこか親しい気持ちで見つめては
愛おしく、美しい存在だと感じてきた。

ある人が中東の、空と、砂漠の地平線しか見えない場所に立ったとき
「たしかにこんな土地では一神教しか生まれ得ないだろうと思った」と書いていた。

どんな環境でも人々は
心を寄せる対象を見つけ
詩や歌や恋心を捧げて、
文化を洗練させ、育てていける。

でもやはり、そういった場所に比べると
この国の自然はなんと豊かに恵まれていることか、と有難く思う。

「日本には四季がある」
「そんなものは他の国にもあるのに、何を言ってるの?」
というのが、日本を揶揄するお決まりのフレーズだと聞いて
言葉の表層しか捉えなかったら、そりゃあそうだけど…と思った。

その言葉は、
「日本には、ひとつひとつの四季をそれぞれ寿ことほぎ、でる文化がある」
という意味なんだよと、補足しないと伝わらない。

日本では、古来より人間と自然は、
分けては考えられていなくて、
人も自然の中で生きる生物の一種だから

多少人が住みやすいように利用したり、
工夫したりはするし
現代においてはご多分たぶんに漏れず、
文明化の弊害を示してしまってもいるけれど、

自然への敬意や愛情が、この国の人の心の中から消え去ることは、絶対に無いだろうと思う。

路傍ろぼうの花にも目を留めて
つぼみふくらむ花を励まし、
散り行く花に涙を誘われ
種を結んだ時にはねぎら

木と語り 風に問いかけ
山にいだかれに行き
海のささやきに耳を傾ける

飛ぶ鳥たちや 
出会う動物たちは 昔から
狩りの対象というよりも
かてを分け合う相手であったり
声や姿を愛でる相手であったりしてきた。

静寂せいじゃくのなかに響く虫のも、日本人の脳は
他の国々の人とは違い
雑音ではなく 
虫の「声」として
言語を認識する領域が反応しながら聴いていると聞く。

近所のおばあちゃまが花壇の花に、
まるで小さな子に話しかけるように
「あらー、きれいに咲いてー♪」
などと言いながら、笑顔で花をでているのを見たことがあるし

他の国の人から見たら可笑しいのかもしれないけれど

やはり私たち日本人は
花鳥風月を 人と同じように
友達扱いしているんだと思う。


なんて素敵な文化なんでしょう…


全力で自慢だわ(*´꒳`*)


*****


ところでみなさんは、いま現在
暇空茜ひまそらあかねさんが見つけ、明るみに出た
然るべき公的機関も調査に動いている、
Colaboコラボを発端とする恐ろしい実態の件について、経過を追っていますか?

ここnoteにも記事が上がっているみたいですし、他でもまとめているサイトがあると思います。

全日本人が知っておくべき内容だと思うので、
まだご存知ない方は
時間が取れる時にでも、ぜひ調べてみて下さい。

そして「これはどういう事なのか?」ということを、考えてみて下さい。

自分の国や、文化や生活、社会を守るのは
他の誰でもない、私たち一人ひとりにしか出来ないことだと思うんです。

長年持ち続けている思い込みも、
固定観念も捨てて、
フラットに
事実と本質だけを見て、考え、行動していきましょう。

お互いに。


*この追記部分は後ほど消す予定にしています。


書いたものに対するみなさまからの評価として、謹んで拝受致します。 わりと真面目に日々の食事とワイン代・・・ 美味しいワイン、どうもありがとうございます♡