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恋愛と愛についての議論をぶった切る

よく恋愛について語る時、それは本物の愛かという議論があるが、恋愛でいう愛と神の愛にたとえられる真実の愛はとまったく違う概念、たまたま同じ単語を当てられただけのまったく違う単語といってもいいくらい違うものであり、同時に語るほうがナンセンスであろう。
それらを似た概念と誤認したままだと、それは恋であって愛ではないとか、恋愛で執着をするべきではないとかいうおかしな議論が発生する。

そもそも、恋愛と執着という単語こそ近い概念であり、似たようなものを語りながら一方を肯定し、一方を否定するのは滑稽としか言いようがない。
※恋愛と愛はまったく別の概念ではあるが、その概念がひとつの対象に対して混在することを否定するものではない。

ましてやひとの本質、本能という点では、そのふたつの概念はまったく矛盾することなく共存し、ひとを動物たらしめ、またひとたらしめているのではないだろうか。

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