インターンシップ

インターンシップ応募前にしてほしい3つのコト

インターンシップって今やいろんな企業や団体で行われていて、それが就職のきっかけになったりしてすごく大事なプラットフォームになっていますよね。

演劇やダンスといった舞台芸術のマネジメント職はとても人材が不足しているし、ぜひとも色々な方に就業体験をしてもらって、興味を持ってもらいたい!選択肢の一つに入れて欲しい!!そんな気持ちで多くの劇場やフェスティバル、制作会社などもインターンシップのプログラムを開催しています。
わたしも過去にインターンしたことあるし、自分がメンターとして面倒をみたこともあります。

ただ、『インターンシップ』は、受け入れ側と参加者のマッチングがうまくいかないと、無償なことも多くて“やりがい搾取”的なことになりかねない部分もあるのが実情です。
ぜひ自分あったインターンシップ受け入れ団体を見極めながら参加を考えてみてほしいです!

そんなこんなで、わたしなりに、舞台業界でインターンを希望している方々が応募の前にぜひして欲しいことを、まとめてみました!どうぞご参照ください。

①スケジュールは自分のライフスタイルにあってる?
舞台芸術のマネジメント職のインターンシップは本当に色々なものがあります。
1週間くらいで終わるもの、何ヶ月もあるもの…
何ヶ月もあるものは、学業やバイトなどと両立が不可欠。
『ちょっと無理したらなんとかなるだろう』という若さならではの考えで行動するのもアリですが、何ヶ月も続くと気持ち的に続けられなくなる人もいるようです。
募集要項をしっかり読んで、不安な部分はしっかり問い合わせたり、面接などで確認するのがとても大切です!

②自分が興味を持てそうなプログラム?
何事も『好き』とか『楽しそう』とかっていうインスピレーション、大事です!!
なので、たとえば劇場の募集だとしたら、その劇場の「主催事業」をちゃんと調べましょう。過去に見たことある作品があるか?好きな演出家や劇作家、振付家の作品を「主催事業」として行っているか?今シーズンの作品に興味の持てるものはあるか?
「主催」という言葉。ざっくり言うと、責任をもって企画してお金集めてアーティストを決めているのが、その団体だということです。
劇場やフェスティバルのウェブサイトをみると「タイアップ公演」や「共催」「後援」などとついてる公演があると思いますが、それは基本的に劇場が企画している作品で「ない」ことが多いです。
でもインターンシップ受け入れをしている団体が参加者に取り組んでもらうのは基本的に、その団体が企画してるプロジェクトになります。ちゃんと「主催」をみて、興味のわくプロジェクトがあるかどうか見極めて下さい!

③エントリーシートは出す前に誰かにみてもらう
いざ、スケジュールもばっちり!興味津々のプロジェクト!!のインターンが見つかったとしても、もちろんすぐに行けるわけではなくて、だいたいの場合は書類選考→面接という流れで受け入れが決まっていきます。
書類選考、あなどるべからず、です。いろいろな応募資料をみてきましたが、たまに『一生懸命書いてくれてるのは分かるけどあんまり意味が分からない』という志望動機がゼロではないのが正直なところ…。
ついつい〆切寸前で応募資料作ったりすると見返すこともできなかったり、自分では分かるつもりでもほかの人が読んだら分からなかったりしてしまうのです。
もしかしたら人生を変える出会いがあるかもしれません、自信作を提出してください!そのために、努力や恥を惜しまずにぜひ1度、友達や家族や先生などに読んでもらってください。新しい発見もあったりします。

いろいろ書きましたが、最終的に、インターンで得て欲しいのは、(もちろん舞台業界で働きたいって思ってほしいけれど)頼れる師だったり、仲間だったりです。組織やプロジェクトなども大事ですが、『人』で決めてほしいです、いろんな人と出会って、世界をどんどん、拡げてみてください!

そんなこんなで、宣伝です。NPO法人Explatでは第7回 舞台芸術に関わりたい人のためのインターンシップ等合同説明会<東京>を行います!
まだ参加団体は発表していませんが、例年、多種多様な団体が説明に来てくださいます。実際に中の人と会って話せて質問できる場としても貴重な機会なので、ぜひぜひ、ご参加ください!


詳細こちら↓
http://www.explat.org/hrd/event/2018/setsumeikai_tokyo.html
日時:2018年5月15日(火)19時~20時30分(開場・受付開始:18時30分)
合同説明会終了後、任意参加で個別相談会を実施します。21時頃終了予定
会場:あうるすぽっと 3F 会議室B
参加費:無料
主催:NPO法人Explat、あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)


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