見出し画像

たかだか『印刷』にやきもき考察

偉い人が集まるしっかりとした会議の資料作成をしている。基本的に主催者が資料を作って、印刷して、配布するのだが、今回は参加者からの資料も配布することになった。特に何も考えず、『作る』部分だけ参加者が行なって、印刷と配布はいつも通り引き受けた。
しかしデータを受け取ってみるとなんとカラーで20ページ越え。会議の参加者は随行者含めて30名程度。『600枚カラー印刷するのか…』と途方に暮れた。
しかも事務所にあるプリンターは業務用ではあるけれど、インクジェットで1枚あたり30秒はかかる。30秒×600枚…単純計算5時間かかる。
では有料のコピー機は…?と検索しても、カラーは安くて1枚30円。今度は値段の問題で、2万円近く掛かる。
なんとバカバカしいのだろう!!
なんとかオルフィスを使えそうな場所を見つけられたのでコストは下げられそうなものの、こんなことで悩むこと自体がバカバカしいというか。

データ渡してペーパーレスにすれば良いのにね。

はい、わたしもそう思うけども、半分以上行政の方々で、おそらく外にパソコンを持ち歩くなんてほとんどの人はできないだろうと思う。

今はどうか分からないが、わたしが東芝系子会社にいた時も、Dynabookの軽量モバイルノートパソコンが支給されているのに、持ち出し許可は出ないという矛盾が広がっていた。ようやく許可が下りたのは入社4年目くらいだったか。
よくコンプライアンスのe-learning で『出張先で飲み会に誘われた時は一度ホテルに戻り、パソコンを置いてから飲みに行きましょう。酔っ払って網棚に機密情報の入ったパソコンを忘れると、処分があります』みたいな内容を聞かされた。

もちろんそういう危機意識は大事だが、せっかくグループ内で軽量モバイルノートパソコンを作っている会社なのに、なんだかもったいないなぁ、とよく思っていたのを思い出した。

もちろん行政といっても一括りにはできないものの、『働き方改革』『業務の効率化』とかいう前にパソコン持ち出し可になったら下請けの仕事が軽減してほかのことに時間が使えてもしかしたらGDPあがっちゃうかもよ?と思ってしまったりしてしまう。

今回は引き受けたので精一杯の効率化を目指して頑張ってみるが、次回ペーパーレスを提案してみようと思う。どうせ無理だろうけど、誰か一人でも『確かにな』と思ってくれるように。
#エッセイ #コラム #仕事効率化 #シンギュラリティ #ペーパーレス


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?