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Iくんとの忘れられない4年間②

前回の更新からだいぶ日が経ってしまった。

けれど、やはりIくんとのことはここに書き残しておくべきと思って深夜1時に筆を取っている。

Iくんとおつきあいをはじめて、人から愛される幸せをたくさん知ることができた。毎月記念日にはささやかなお祝いをして、手紙を交換した。その手紙には、Iくんの綺麗な字で「絶対結婚しようね。」と書かれていたりもした。

高校生ながら、かなり真剣にお付き合いをしていて、私自身「このまま高校大学卒業して就職したらIくんと結婚するんだろうなぁ〜」と思っていた。

はじめてのキスはIくんとだった。Iくんにとっても、初めてのキスの相手は私だった。ロマンチストな私たちは、お互いがお互いの特別な人であることにさらに酔いしれた。

志望大学も、学部は文理で違えど、同じ大学だった。高校時代のデートはだいたい勉強デートで、高校の近くのモスでオニポテを食べながら二人で勉強していた。

だが。

蓋を開けてみれば、私は合格したものの、彼は1年浪人生活を送ることに。

大学1年生の頃は、浪人中の彼の前で浮かれた話をしないように、かなり気を遣った。けれど私たちは月1回の記念日には必ずデートをした。

そして、彼が大学に合格した暁には、、、2人で京都に旅行に行こうと決めていた。2人で行く初めての旅行。そして、合格のごほうびに、私は女の子にとっていちばん大切なものを彼にあげることにしたのだ。

そして、ついに1年遅れで彼の桜は咲いた。

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