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緋月 燈
2016年9月2日 14:53
はてしない寂しさ体をくりぬいて心の奥底までからんからんにした音も鳴らない声もしない空洞は空洞にすらなりえない空気無酸素の宇宙は大気圏を越えなくとも私のなかに横たわるならば自由に泳ぎたいのに何一つ思い通りにいかなくて悔しいだけど私は思い通りを知らない通したい思いを私は知らないから波間に揺られて漂うぶん沈むことを厭わなかったあの時よりはすくわれているのか
2016年5月17日 01:54
隣にいる人すら意味を持たぬほどの寂しさがこぼれでるときがあるの紫いろの夜は差し伸べられる手すら厭わしくてすくいあげられることを望んでいない闇にも呑みこめない雫を熱く濡らしては絞りだせない声を滲ませる今夜は孤独なほど寂しくなくなるからどこまでも一人にして頂戴世界に別れを告げて一人 待ち侘びる雨音は月光の音色よりピアノらしく寂しく響くのでしょう透明にしすぎた寂し