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給料上げろ、と言う前に考えるべきもの

めっちゃ久しぶりのnote投稿。

最近会社では働き方についての議論をリーダー格やその候補生で話し合っており、
当社の社長は以前から比較的柔軟で、一般の企業よりは社員のことを考えてくれていると思う。
ただ、従業員だけでなく当然経営者としても会社の存続について日々よく考えてるのがわかる。

んで最近は世間的に物価の値上げが続いて、でも給料はなかなか上がらなかったりで家計的には厳しい状況の世帯は多いと思うんだけど、
今回は働く人がずっと訴え続けている、

給料上げろ!

について考えたことを書き残しておこうと思う。
ちなみに自分が今働いている会社は規模は大きくないので社長が100%株主のワンマン経営です。
社長から次期社長も見据えた管理職へのオファーもあって少し迷ったけどやはり断りました。

まず
なぜ企業は給料を上げないのか
について、
世間の多くの人は「会社、社長がケチだから」ぐらいで考えているのではないかと思う。
実際にそういう経営者もいるだろうけど、それだけの考えだったらお互いに脳死プレイすぎると思う。
別に脳死プレイは悪いことではないと思う。自分も時々脳死プレイでスプラやゾンビ撃ち殺したりしてる。

そもそも給料上げるためには会社のどの数字を持ってくるかをまず考えなければならない。
ちなみにこれを書いてる人は簿記も何も持っていない普通の理系なので経理的専門用語とかはたぶん出てこない。

  1. 会社の利益を減らして給料に充てる

  2. 会社が販売しているモノやサービスを値上げして給料に充てる

のどちらかが単純には考えられると思う。

んで面倒じゃなさそうな2.から先に考えると、
今多くの企業が行っていることではあるが、
安易に行うと値上げにより客離れ→売上減少が簡単に考えられる。

従業員にとっては仕事が減って楽になるから別にいいじゃんとか思う人もいるかもしれないけど、
企業にとっては企業を評価する大きな数字の売上が前年より下がることは会社としての評価ダダ下がりなので簡単にはできない。(上場している企業だったら確実に株価は大きく下落するだろう)

では1.はというと、
今まで利益率20%だったものを10%にすればいいだけで、
社長(株主)個人として考えた場合はあまり面白くはないかもしれないが、当社の社長はそこまでは気にしてなさそう。(社長なのに倹約家であり息子も独立してる)
ただ!会社の経営状況で考えると問題で、
2.では売上が問題だったが今度は利益が減るという問題になる。

会社を評価する上で売上と利益は一番目につくものだと思うので、
1.も会社の経営状況としては前年より下落してしまう。

自分の勤めている会社が潰れようがどうなろうが関係ない人にとっては大きな声で「給料上げろ!」と叫ぶと思うけど、会社の将来を考えるとなかなか簡単には言えない。

当然売上や利益が下がる分を何かナイスアイディアでカバーできる凄腕経営者や従業員様であれば問題ないけど、数字を上げるって本当にそう簡単じゃない。

結局最後は経営者が企業の存続と従業員満足のバランスを見定めて判断するだけではあるが、、
やはりそういうことを考えても自分は経営者(管理職)にはなりたいと思えないし、自分と同世代の人らもなりたいと思える人は少ないだろうなと感じる。


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