見出し画像

凄すぎるライブに行ってきた

2000年代初頭、この3バンドは機材車1台で全国各地のライブハウスを駆け回っていた。
お客さんがまばらな日も珍しくなかったが、それでも諦めることなく地道に歩んできた。
お互いにそれぞれの道を突き進み約20年の月日が流れた今、この3バンド集まってのツアーが実現する。
同じ釜の飯を食ってきた(= Eat rice in the same kettle)3バンド。
ある意味、同じライブハウスの音楽で育ってきた(= Eat music in the same LIVE HOUSE)3バンド。
2021年12月に文字通りライブハウスで再会(= Reunion)する。

2021年12月10日、仙台GIGS。その日は金曜日で、午前中に大学で講義があったので昼から仙台で友達と合流、仙台GIGSへ向かいました。あんなにウキウキで講義を受けたのは初めてでした。

そこで行われるライブは『Reunion TOUR』、”マキシマム ザ ホルモン”、”10-FEET”、”ELLEGARDEN”という3バンドが一堂に会して行われた伝説的な対バンツアーです。冒頭の引用は公式からの紹介文で、この3バンドが集まってライブをするのはかなり久しぶりのことでした。

画像3

--- --- ---

このライブが行われるという初報があった時、自分と友達は大興奮でした。その友達とは音楽の趣味が合う中学からの同級生で、2人してこの3バンドが大好きです。特にお互い、「エルレのライブを生で観たい!!」という強い気持ちを持っていました。
2018年にエルレが復活した際、それに伴ってエルレのツアーが行われました。その時も2人で「このライブ絶対行こう!!」という話をしたのですが、チケット争奪戦はどちらも見事に玉砕。泣く泣く諦めざるを得ませんでした。
そのため今回はそのリベンジという意味合いも兼ねていました。そして見事にその友達がチケットを勝ち取り、ありがたいことに自分たちはこのツアーに行けることになったのです。

”ダメでもともと”のような気持ちでチケットを申し込んだため、チケットが当たったと分かったときはお互いこんなことがあるのかと、喜びの前に驚きの方が強かったです。
そこから「どの順番でライブするかな!?」「この曲やってほしいよな!!」という話を繰り広げながら、ライブ当日に至ります。

--- --- ---

会場に着いて一番にやることと言えば…?
そう、物販!!!!

このツアー限定のグッズもそうなのですが、エルレのグッズも次にいつ買える機会があるか分からないので、それなりに買ってしまいました。

画像1

そして入場。かなり早めに行動していたので、自分たちが先頭で入場することが出来ました。地味ですが、これも多くの人が出来る経験では無いと思い、このメモリアルなライブの記憶を彩るいい思い出になりました。
その時の写真も撮ったのですが、何が何だかよくわかんねぇですね。

画像2

ライブ始まる前までの話で既にかなり長くなってしまいました、会場入りして心地良いスモークが漂う中、ここからライブが始まります。

まず初めにライブを行ったのは3度の飯より飯が好き、”マキシマム ザ ホルモン”!!
自分がホルモンのライブを生で観るのはこれが2回目。1回目は2018年のアラバキロックフェス、その時は(この時も書いたのですが)チキって前方に行くことが出来ませんでした。今回は【9列目】とかなり近い位置でライブを観ることができたため、ある意味その時のリベンジができました。
いつもの登場SEであるSPACE COMBINEの「MARCHIN' MINT FLAVORS」と共に現れ、頭から「恋のメガラバ」「maximum the hormone」と連続の爆上げナンバー。ここで既にヘドバンのやりすぎで首をヤりました。
個人的にとても嬉しかったのが「糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー」が聴けたことです。いつものホルモンとは少し違った切なさを感じるような歌詞が大好きで、聴くたびに少し涙目になっている曲なのですが、生で聴いたらその感情も数割増しで最高でした。
ラストの「恋のスペルマ」も楽しく踊り狂ってヘドバンしまくり、やっぱりホルモンは生で見てこそだと痛感しました。

続いての登場は”10-FEET”!!もうずっとライブに行きたいと思っていたので、ついにその願いが叶いました。
一曲目(この時は「goes on」)が終わったタイミングで「ありがとうございました、10-FEETでした」とライブを終わらせようとするボケや、「RIVER」のラスサビ前の間奏でのウェーブなど、恒例のイベント(?)もこの目で耳でしっかりと感じることが出来て感激です。
このライブはまさに聴きたかった曲てんこもり。「VIBES BY VIBES」「ハローフィクサー」「ヒトリセカイ」などから、最後はまさかの「PLANLESS」!!!かなり初期の頃の曲なのでまさかこのライブで聴けると思わず、もちろんいい意味で意外な選曲でした。
ライブ中盤で披露された「シエラのように」、あれはすげぇ沁みました… ライブで聴いてこそ「あぁ、この曲ってこんなに素敵な曲だったんだな」と改めて気付く曲ってありません?この曲がまさにそれで、より一層好きになりました。

そして遂に最後、トリを飾るは”ELLEGARDEN”!!!!!
最初は何の曲で始まるかを友達とひたすら考えていて、俺は「Supernova」、友達は「Fire Cracker」がファイナルアンサー。
そして始まったライブの最初の曲は…「Fire Cracker」!友達すごっ
(ちなみにSupernovaは4曲目でしたとさ。)
俺が特に大好きな「Salamander」という曲も聴けました、あぁもう光の演出も相まって数割増しでカッコイイ…
「高架線」「Make A Wish」「虹」という本当に励まされる曲もあり、12月だったため「サンタクロース」というクリスマスソング(個人的にはお別れの歌という解釈ですが)もあり、まさにてんこ盛り。「ジターバグ」に関しては冒頭を10-FEETのVo.であるTAKUMAさんが歌うという超豪華仕様。
トドメのアンコールでは「スターフィッシュ」。俺がエルレを知った思い出の曲です。このライブを通してずっと涙が止まらなかったのですが、最後にこの曲というのがエモすぎてギャン泣きレベル。

このELLEGARDENというバンド、2008年から2018年の約10年間が休止期間がでした。自分たちは今20歳なので、その半分くらいは活動していなかったことになります。それでもふとした瞬間に自分たちを魅了し、その音楽は自分たちを涙させるほど感動させる、そう考えると音楽ってやっぱりすげぇなって思います。たまたま聴こえてきた音楽、ひいてはそのアーティストを大好きになるってケースも自分には珍しくないので、もっとその一瞬一瞬の音楽を大事にしていきたいな、とも思います。

というところでこの3バンドによる最高のライブが終了し、自分にとって本当に大切な、絶対に忘れられない夜になりました。
この難しい時期にツアーを決めてくれたホルモン・テンフィ・エルレの3バンドにも、このライブの全ての関係者の方々にも、とんでもない豪運でチケットを手繰り寄せてくれた友達にも大きな感謝を持っています。最高の体験が出来ました。


ところで、このタイミングでライブのレポまがいなことをやろうと思ったきっかけは、ELLEGARDENの公式Youtubeからこのライブの映像が上がったからです。それを見たらあの時の感動が鮮明に蘇ってきて居ても立っても居られなくなったので書くことを決めました。

このツアーのファイナルであるZepp Haneda公演からの映像で、10-FEETからは「ヒトリセカイ」、マキシマム ザ ホルモンからは「恋のスペルマ」、ELLEGARDENからは「Salamander」が収録されています。あら、もれなく全部俺がほんとに好きな曲!!ひゅう~!!
ぜひご覧になってみてください、最高にかっけぇですよ!!

そのうち、また音楽の話をしたいなと思います。最高の夜のお話でした、ここまで読んでくれてありがとうございました!!

この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,167件

#思い出の曲

11,317件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?