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無垢のカード

昨年の、新年会でのことだった。
なぜ、その話になったのかは忘れたが、
ある方からOSHO禅タロットの「無垢」のカードについての話を聞いた。
「無垢」は、聖フランチェスコのカードだという。

裕福な家に育ちながら、全てを置いて神の道に入り、鳥や動物とも話したという聖フランチェスコ。
聖フランチェスコが実際に書いたものではないそうだが、
「聖フランシスコの平和の祈り」というものがあるのを知った。

改めて読んでみると、今の世の中のことを言っているように思えるのだ。

以前、アッシジを訪ねたことがある。
中世の石造りの町並みと、美しい景色が広がっており、世界遺産となっている。
訪れた聖フランチェスコ聖堂でロザリオを買った。
私はクリスチャンではないが、長い間手元に置いて大切にしている。
聖フランチェスコの姿がある。

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コロナで浮き彫りなったことがあった。
分裂、疑い、誤り、絶望、闇、悲しみ・・・その逆を、求めている。
一致、信頼、真理、希望、そして光、喜びを求めている。

「無垢」のカードの話を聞いた一年前から、世界は変わってしまった。
今の状況に、この祈りが重なった。

「聖フランシスコの平和の祈り」

神よ、
私をあなたの平和の道具としてお使いください。

憎しみのあるところに愛を、
いさかいのあることろにゆるしを、
分裂のあるところに一致を、
疑いのあるところに信頼を、
誤りのあるところに真理を、
絶望のあるところに希望を、
闇に光を、
悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。

慰められるより慰めることを、
理解されるよりも理解することを、
愛されるより愛することを、
わたしが求めますように。

わたしたちは、自ら与えることによって受け、
ゆるすことによってゆるされ、
人のために命(体)を捧げることによって本当の命を頂くのですから。


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