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「私」という瓶の中の『南極石』

#私の作品をみて
で、おめでとうございます!をいただきました。
読んでくださったみなさま、ありがとうございます。

 寒いところは苦手なはずなのに、冒険に挑む自分でもないくせに、その場所の空気を吸ってみたいと思う場所があるものです。
 毎朝、都心の駅でギリギリの距離で通勤の人波に揉まれながら、息を止めている自分に気がつきます。
 ぶつかられても倒れない自分でいるには、身体を硬くしている。

 何もない広い場所を想像して、深呼吸します。
 できれば清々しい場所であってほしい。
 海。
 雪。
 
 25度で消えてしまう鉱物の存在を知りました。
 
 仕事で気持ちが沸騰しそうになったら、
 「あ!南極石が消えてしまう・・・。」
と思い出します。

 「私」という瓶の中の南極石。
 
 
 



書くこと、描くことを続けていきたいと思います。