色の魔法と育てる楽しみ

画像1 燃えるような暑さから涼やかな風へ。少し寂しいような、落ち着くような・・・。街で見る服装も、なんとなく秋らしい感じになってきた。私の服の色は本当に限られていて、白、黒、紺が殆どで、薄い水色と薄いグリーンのブラウスが一枚ずつあるだけだ。パーソナルカラーはウィンターだそうで、確かに子供の頃から中間色を着ると自分でも似合っていない気がしたものだ。強くてハードな色は、自分でも似合うと思っている。しかし、服の色全部がそれというのには勇気がない。よって、シンプルな色や形の服に、巻物で色を添えるのが精一杯だ。
画像2 リネンのストールを巻けば華やかさが出るので、シンプルな服しかない代わりに持ち歩く。冷房避けにも欠かせないのだけれど、実は気分に合わせて色を選ぶのが好きである。苦手な中間色も派手な色も、気持ちがのらないなら剥ぎ取れば良い。色は気持ちを左右すると思っている。麻は使えば使うほどに味が出てくる。やわらかい感じが出てきたら自分のものに育ってきた証だ。山葡萄の籠もそうだけれど、使って育つものは面白い。秋からも育てよう。

書くこと、描くことを続けていきたいと思います。