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私の監獄日記⑤


これはわたしの実体験を記録したものです。
犯罪を誘発する目的ではなく、あくまでも私のような人を減らしたいと思い公開しています。
身バレ防止のため地名や細かい内容は曖昧にしています。
誹謗中傷のコメントは削除させて頂きます。
内容に関して、私自身のことについてはお答えできかねます。
拙い文章ですが読んでいただけると幸いです。


〜逮捕時の様子〜

状況としては約2ヶ月ほど組織の仕事を週1間隔で行っており、既に妊娠したと嘘を付き、組織から抜けたいと話している最中でした。
その日は予定がなかったため家でゆっくりしていると
10時半頃インターホンが鳴りました。
彼は仕事に行っていたし、こんな時間に町内の人かなと思い不審には思わずインターホンに出ました。
すると、女性の人がうつり
“開けてくれませんか?“と言い、
なたですかと聞いても全く教えてもらえず、とりあえず普段着に着替え鍵を開けると
そこには私服の男女6人が立っていました。
玄関で警察手帳を出され
やはりか、という思いと同時に頭が真っ白でした。

“裁判所から許可が出ているから入らせてもらうね“
と言われそれからは部屋中をくまなく見られました。
何度も刑事に何のことかわかるよね?と聞かれましたが
その時はどう答えて良いか分からず、無言で指示に従うしかありませんでした。
頭の中では家族のこと彼のこと自分がどうなってしまうのか、、、
不安ばかりで泣くこともできなかったのです。

その警察は他県から来たようでその日にそのまま逮捕。
F県から来たという刑事達と一緒に飛行機で警察署へ向かいました。

ずっと黙秘を続けていましたが刑事から
“何があっても家族は守るから話してほしい“
と言われ、全て正直に話しました。
涙が止まらず、やっと逮捕されたのだという実感がその時湧きました。

怪しいとは思っていても借金のために加担してしまったバイト。
両親や彼に相談すれば何とかなった額の借金でしたが
当時の私には人に頼る勇気も、人を信じることもできませんでした。
それは嫌われたくなかったからなのだと思います。
今でも当時のことを思い出すと涙が止まらなくなります。

そして、この日から私の3年間に及ぶ試練が始まったのです。

次回は取り調べや弁護士さんとのやりとりなど投稿したいと思います。

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