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三八〇ルミヲ
2021年3月2日 23:52
夏が終わり、涼子がショートパンツを押入の衣類箱にしまった頃、私はあることがどうしても我慢ができなくなり、テーブルで涼子に言った。「もうそろそろ掃除をしたらどうだい。綿ゴミや髪の毛が床にいっぱい落ちているし、便器だってまっ黄色じゃないか」「私にトイレの掃除をしろっていうの?」「そうだよ」「なぜ私がしなきゃいけないの。このマンション、田島さんが借りてるんじゃない」「涼ちゃんは居候