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シリキット女王がサポートする麗しき伝統竹細工 "Traditional Bamboo Handicraft Center" / タイ⑤

こんにちは。
国が開いたのでビュンと飛んできました。

サクララウンジからぼーっと見ていた雲が
あっという間に、キャセイのブラッシングウイングに変身した!雲じゃないなーアイツ

3年ぶりの出国。慣らし旅なので、フライト時間が7時間を超えない、ゆったりとホテルステイが楽しめ、一箇所強烈に行きたいところがある国。で、浮上したのがタイ。5年ぶりー
(記事「ワット・アルンにワット・ポー、ワット・プラ・ケオ〜仏教国タイの寺院 / バンコク旅行記①」)

うわーん

まずは、バンコク・スワンナプーム空港から車で約1時間半のパタヤへ。パタヤへは、タクシーをチャーターするか運転手付きレンタカーで行くか、それともレンタカーを自分で運転するか、で悩みました。

バイクの多い国だし、事故のリスクや保険など諸々考えると、運転手付きの車を借りるのが手軽なのですが…他人に気兼ねなく、好きなタイミングで好きな所に好きなだけ滞在できる「圧倒的自由」が優った。レンタカーを借りました。タイはジュネーブ条約の締約国なので国際免許証で運転出来ます。

パタヤに行く途中にある "Traditional Bamboo Handicraft Center"に寄りたかったしね。ここ高速から外れるので、後回しになっててずーっと行けなかったところなのよ。

「今年のタイは凄く暑いのでウチの職員も帰るのを躊躇しているほどなんですよ。」とタイ政府観光局で伺った通り、本当に暑かったー

屋台と一緒バイク、カワイイ

タイは日本と同じ右ハンドル、左側通行。車間距離はかなり短いので割り込みされる前提で、自分の意思を明確に躊躇なく、スピードを出し過ぎない、を念頭に。オービスもいらっしゃいますし。
でもまあカオスなバンコク市内ではないので、思ったより楽でした。

高速はきれいです。USのフリーウェイの方が色んなものが落ちていて危ない感じ。ガスステーションにきれいなトイレやカフェがあるので安心です。

チョンブリ県パナトニコムに到着。

細い路地をゆっくり進むと、あった!

"Traditional Bamboo Handicraft Center"
ここはシリキット女王が主宰する「技能と雇用促進基金」の支援のもと、伝統的な竹細工の技能、製法、デザインが保存され、村民の収入と生活の向上、次世代への技術伝承のための活動が行われているところなんです。

伝統的手法で編まれた竹や籐のバッグがギッシリと並ぶ小さなミュージアム。
ラマ三世が1828年に設立したパナトニコム。ここはタイ、ラオス、中国という異なる文化的背景を持つ人々が共存する地であり、この手工芸はこれら3つの文化的影響を受けているそうです。

1978年、シリキット女王のサポート財団が技術を保存するためにパナトニコムへ。町長の妻としてこのプロジェクトを受け入れたプラニー夫人は自宅に工房を設立。伝統的な編みの技術を収集し、現在は息子さんが継承されています。

念願の工房。ここならでは、の精巧な竹細工のバッグに会いたかった!!

精度と美しさが別格です。タイ王室が国賓への贈答品として用いる麗しき工芸品。

竹の繊維が綺麗に整っている表面とその下の層のみを使用して作られているので、仕上がりが違います。姿勢を正したくなる上質で堂々とした佇まい。

かなり古いものも。

わりと無造作に陳列してあるんだけど、ひとつひとつが放つ存在感が凄いんです。

カゴバッグって毎年欲しくなるよね。なんでだろうねーカゴ屋さんって見ると突進して出てこれないよね。

小さなミュージアムの横で皆さん陽気に作業されていました。

職人さんにどれだけの利益が分配されるのだろう。ネパールでも考えたけど、こういった手仕事のものは出来るだけ作り手に近いところで購入したいと思う。(記事「神々の国ネパールへ③ 古都パタンとチベタンラグ」)

もちろんショップもあります!

ニワトリもちゃんといた

日常使いのシンプルなバッグだとTHB5000くらいかな。円安なので今はちょっと高く感じますが、手作業の労力、このクオリティ、この美しさを思うと安いと思う。

底と上部がしっかりと編まれており、型崩れしない。

うわー!美しい!!!

曲線の美しさ、編みの精巧さ、嫋やかな佇まいに魅了されます。

驚くほど軽い!

細かい部分の処理が丁寧で美しい。見惚れます。

愛らしかったのがピョコンと魚が顔を出しそうなビクのように見えたこの籠。茶籠?

繊細で素朴。タイシルクのフルレングスのスカートに合わせたい。

クラッチはね、

底の編みの美しさと

開けた時の感動!レースが仕込んでありました。

どの角度から見ても麗しいです。

興奮して長居してたら、お茶を出して下さった。ありがとうございます。
まあいつもこんな感じだからレンタカーにして良かったわん。ドライバー待たせてたら気分的にゆっくり出来ないからね。

で、選んだのが曲線の持ち手が美しいネイビーのコ。この持ち手は熟練の職人さんしか完成させることが出来ないんですって。

ミュージアムに陳列しているものは非売品ですが、オーダーできるデザインもあるとのことでした。数ヶ月待つことになりますが。

©TRADITIONAL BAMBOO HANDICRAFT CENTER

美しいって嬉しいね。

ありがとうございました!また来ます。

TRADITIONAL BAMBOO HANDICRAFT CENTER
36 Intha-Asa, Phanat Nikhom District, Chonburi 20140





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