マンダリンオリエンタル バンコク(後半) / バンコク・タイ⑩
おはよう、チャオプラヤ!
黄色いマンダリンの旗付けて走ってる船、カワイイ。
The Pool
朝ごはん前にプールサイドで本読も。
太陽が気持ちいい。
コロコロしてたらすぐに飲み物持って来てくれて、朝ごはんに行こうと立ち上がったら「マダム、お気に召したようでしたら、この場所をキープしておきましょうか」と。
基本ほっといて欲しい私ですが、ここのサービスは本当に自然で心地良かった。全く押し付けがましくなく、それでいてきめ細かい。各階に常駐しているバトラーも、プールサイドのおじさんも存在が透明。気持ち良い余韻だけが残る。素晴らしい!!
The Verandah
朝ごはん〜
チャオプラヤー川沿いのテラスでいただきます。
種類も多すぎず丁度良く、
全粒粉のクロワッサンと、
オリジナルのヨーグルトが美味でした。
ココナッツジュースもカワイイ。
Authors’ Lounge
一番古いオーサーズ・ウィング。歴史を感じさせる重厚な建物です。
その後ろがガーデン・ウィング。この2棟と、2019年に改装が終了したリバー・ウィングと合わせて3つの宿泊棟があります。
そしてこのオーサーズ・ウィングの1階に位置するのがティーラウンジ「オーサーズ ラウンジ(Authors’ Lounge)」。
その名の通り「オーサーズ ラウンジ(作家たちの休憩場)」は、19世紀末からこのホテルに滞在していた著名な作家たちに因んでつけられています。
前身の「The Oriental」が設立されてから140年目の2016年を機に改装が行われたオーサーズ・ウィング。天井を取り払っての大改装だったそうで、このティーラウンジも拡大され、4つのプライベートラウンジが設けられています。
20世紀初頭スタイルの籐製の家具と手描きの布。絶妙なバランスでなんだか落ち着く不思議なムード。
なんと、2016年の大改装で2部屋あった2階のスイートの仕切りをぶち抜き、「グランド・ロイヤル・スイート」にしたそうで。
この階段の上はこんな世界なのかー
ってことは、あのスイートのあのベッドの柱は今はもうないのか…
『愉楽の園』に登場した2階のスイート。主人公のパートナーがタイの王族で政府高官という設定なので泊まれる特別な部屋。彫刻だけでも見せてもらいたいものだ、って勝手に思ってたのに。
ハイティーが有名なラウンジですが、「お茶はガブガブ飲みたいけど、お菓子は少しでいい」ので、写真を撮らせていただいて退散。ありがとうございました。
夜のオーサーズ・ウィングも素敵でした。
外に出たらワット・スタットの「サオ・チンチャー」なタイムカプセルが。
このタイムカプセルの中には、1980年に使用されていたさまざまな日用品が真空状態で収められ、2055年6月5日に開封予定だそう。
Lobby
朝のロビーは
夜とまた違う色に溢れてた。
このテーブル素敵。いつもならどこで買えますか?とか全力で聞くんだけどーなんだか疲れちゃって、ずっと部屋でまったりしてたのよね。本当のホテルステイになってしまった。
楽しみにしてたスパもその他諸々キャンセルし、ゴロゴロしながら浮かんだのが、ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」。1960年代のイギリス統治下の香港が舞台なんですが、撮影のほとんどがバンコクで行われたそうなんです。
マギー・チャンの高襟のチャイナドレスの美しかったこと!生地の美しかったこと!
この後ろ姿に憧れてチャイナドレス仕立てたい!って思ったのよね。
『愉楽の園』と同じように、この映画からは湿度と喧騒と匂いが感じられる。湿度ってしんどいけど、このまとわりつくような粘度が濃く深い何かを生み出しているような気がする。
調子悪くなったところって再訪したいと思わないけど、ここは「また来よう」という気になる不思議。
高級なホテルを泊まってきた経験がそれほどあるわけじゃないけど、ここは別格というのは分かる。動線とかサービスとか。このホテルの持つ全てが「泊まる」のではなく「滞在する」のに心地良い方向を向いている。
パンピューリx CARNIVALのキャンドル。CARNIVALってタイのストリートブランドなんだって。
ということで、マンダリンオリエンタル バンコク。また来ます!
Mandarin Oriental Bangkok
48 Oriental Avenue, Bangkok 10500, Thailand
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