死んだら、どこに行くの？車に乗ってくらしいよ

母が亡くなった時に、
妹の子供は確か、小学３年か４年だったと思う。

でも、初のお葬式、死ぬという事も
よくわからず、
妹に、「ねーねー、バーバはどこに行ったの？」を
繰り返し聞いていて、
はじめは、天国だよ～と返していたが、
天国ってどこ？どこにあるの？から始まり、
返答できない質問が、芋づる式に増え、
とうとう、自滅した（笑）妹は
父ちゃんが詳しい！あとは父ちゃんに聞いて！と
丸投げしていた。

父ちゃんも死後の世界は知らないから、
まじ、困っていた。

ところがである。
お葬式の翌日、しつこく無理難問を
ふっかけてきた子供が
朝起きたあと、妹のところに来て、
バーバは白い服をきて、
車に乗って、天国にいった、と話したそう。
車の形とか色まで詳しく話して、
結構大きな、黒塗りのしっかりした車だったらしい（高級車？）

だから、車で行くから、全然心配ないんだよ、と
教えてくれたそうだ。

その日以来、まったく天国どこ？
死んだらどうなるの？的な質問は
ぴたっととまり、安堵する妹夫婦・・・

きっと、お母さん、最後に
困っている大人たち（妹夫婦）をみて、
孫に自らちゃんと説明しないと、と思ったんだと思う。
ありがたい。
死んだ後まで、しっかりフォロー。ナイス、お母さん

最近、ダンナさまは幽霊、というコミックエッセイを
購入して読んでいる。

その中に、車にのって、あの世にいくダンナさんの事が
書かれていて、子供が診たのは
事実？だったのね、と妙に納得したのである。