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優しいこころ

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人の心のやさしさ、いたわり、悲しみなどなどをテーマに詩を書いてみました。どうぞ心の薬にしてください
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#詩

「トント昔があったとさ」-詩―

バアバは 春の風に 手を取られて 天に昇っていった まるで 微笑んでいるような 穏やかな …

立山 剣
4日前
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「カタツムリの不思議」―詩―

塀の上の カタツムリ 家を背負って 重くないの ? 引っ越しが 面倒だから 家を担いで 動…

立山 剣
8日前
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「クレヨン色の街」―詩―

丘から 眺める あの街は 静かな 夏のベェールに 揺れている クレヨン色の家々には つまし…

立山 剣
2週間前
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「幸せ抱っこ肘」―詩―

パパは 腱鞘炎 わずらい もう何年も 治らない お医者さんは 「テニス肘ではなくて 抱っこ肘…

立山 剣
3週間前
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「白い嘘」―詩―

陽ざしが チクチク痛い季節が  家の門の前まで やってきた 父さんの部屋からは 庭が 見渡…

立山 剣
4週間前
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「涙の種をまく」-詩―

誰が 涙の種を 育てているの いつ 涙の種を まいているの 命のはかなさに 天に涙する 我…

立山 剣
4週間前
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「友を悼む」―詩―

君は ボクを置き去りにして 急に 旅立ってしまった 夏の湘南の 風の心地よさを 男二人で なかよく 寝転んで ずっと 感じていたっけ。。 お前は 女の子よりも 夏に恋してた 教室で 机をならべて 勉強 すぐに 眠ってしまうボクを よく 定規で叩いて 起こしてくれた お前は ボクの人生に たった 一人の 親友だと ずっと 思ってた 大人になって 二人が 結婚式を挙げる時は お互いが 司会をするという 遠い 約束してた でも 俺達の 人生路は 突然の 崩落で 塞がれてし

「君に届かない」詩―青ブラ文学部企画参加作品

おばあちゃんは  口数 少なく 常に 手を動かして 仕事をしていた ボクを とても可愛がっ…

立山 剣
1か月前
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「永久欠番のあなたへ」詩―#青プラ文学部

早苗月(さなえづき)の河岸を あなたの手を取って 白雲と共に 歩いた あなたの 歩みは  …

立山 剣
1か月前
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「想い出の柱傷」詩―子供の日#シロクマ文芸部

ボク 鯉のぼり 立てたいなぁ ママは マンションだから とんでもないと そっぽむく パパは…

立山 剣
1か月前
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「父親の苦手なもの」―詩―

子どもの涙だけは 苦手です ちょっと 息を吸うのを 止めたと思うと 急に 大泣きし 涙の 洪…

立山 剣
1か月前
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「母さんと手をつなぐ」ー詩ー

春陽が キラリと光る 里山の 坂道を 母さんと 手を繋いで 帰り道 道は 木漏れ日色の 着物…

立山 剣
1か月前
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「父さんの想い」詩―青プラ文芸部 小さなオルゴール

古く 傷だらけで 色褪せた 小さなオルゴール 箱には手やインクの 染みが点々 家族は こん…

立山 剣
1か月前
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「子ども可愛さ限りなく」―詩

子どもの目には 青く 広い海がある 笑えば 白いさざ波が 立つ 頬は 朝焼け色 露のように チカリと 光り 触れると やさしさが 溢れる 泣き声は 里山の 竹藪の笹音のよう 涙は こぼれ落ちて  頬で 一筋の小川になる 小さな足は たよりなげに 動いて 未来の世界を 一生けんめい 踏もうとしてる 子どもの可愛さは 無限大 親は ほんの一瞬のこの 愛らしさを 一生 心の目に 焼き付ける 🐱🐱🐱🐱 最後まで 読んでいただきありがとうございます。 これからも お心をなごま