テロ頻発国にくらして気づいた事

テロップ頻発国にくらして気づいた事が2つ。

どんな状況でも人間は慣れる。

これマジ。

乱射事件が近所のショッピングモールで起こっても、爆弾テロが友達の家の近所で起こっても、驚かなくなる。
麻薬中毒者はストリートにごろごろいるし(当たり前すぎてみんなスルー)、子どもの物乞いやヤングホームレスも、街中に溢れている。
ショッピングモールでは万引き防止アラームが連日鳴りっぱなし。
大きいスーパーにリュックは持ち込めないし、ドラッグストアでバッグの中を拝見なんてこともデフォルトなので、レシートはすぐに捨てはいけない。あっちのレジアラームの精度はあんまり良くないから。

市役所はオートロックだし、完全武装したゴリゴリの警備員がいる所もある(しょっちゅう誰かが暴れていたり、叫んだりしている)。
銀行もキオスクも、ガラスやプラスチックの仕切りで客が中に侵入できないようになっている。閉店後の店舗を守る鉄格子も日本と話比べ物にならない位ゴツい。

鋭意の改札やトイレを破壊していく人、キセルをする人、ラリって真っ赤な顔大声で叫ぶ人など何でもあり。チケットマシンも自販機も大抵壊れている。

マンションの入り口も、駐車場もマリファナ臭いし、隣の部屋や上の部屋で、子どのもの前でマリファナパーティーをしている親や、おじいちゃんおばあちゃんもいる。

大きい広場で焼身自殺があったり、レイピストが自転車ごと倒して女性を暴行したり。
友人が強盗にあったことをさらっとFacebookに投稿したり、
そんな国。

飛行機のディレイや駅や空港の封鎖も、日常茶飯事だったから、いつのまにか毎日の風景に溶け込んで行く。電車が止まって線路の上を歩いたこともある。あの国では安全はお金で買えない。むしろお金を持っている方が危険だ。

良かった事は、あっちでは電車が遅れるのは、ごく普通のことだし、それで遅刻をしても怒られない。謝る必要もない。

もう一つは、今日生きているだけで、すごいってこと。それから明日も引き続き生きてる保証は1ミリもない。あの国で暮らす事はもう二度とないだろうけれど、
今日生きている事は、素晴らしい。いや、命があるだけでありがたい。

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