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26.旅ラジオ#5...フィンランド🇫🇮ロヴァニエミで遭難する。Perryの裏話。

こんにちは、Perryです。

旅ラジオ更新しました。

ついに、北極圏の街、ロヴァニエミに到着しました。

さっそくホテルを目指して街中へ出てみます。

しかし、バスターミナルは街のはずれにあり、周りに大きな目印となる建物はありません。

とりあえず、つっこんで見ようと思い、雪道の中をスーツケースを走らせます。

ロヴァニエミの街は、ヘルシンキと違い、降雪の量が多いみたいで、正しい整備された道を歩かなくては、たちまち深い雪の中に埋れてしまいます。

私も道だと勘違いして、何度か雪に埋れました。

街中はそれだけ雪で覆われているだけあって、スキーの板を足につけて滑りながら散歩を楽しむ人の姿がとても印象的でした。

さて、さっそくスキー姿の2人組に市内の中心部への行き方を聞いてみます。

すると、赤い看板を辿ると街へ行けるよ!と教えてくれました。

赤い看板...赤い看板...。

教えられた看板から次の看板を探しますが、見つかりませんでした。

とりあえず、進んでいくと、街の外れの観光案内所にたどり着きました。

ここまで来たらある程度地図は予習しておいたので、難なく街中へ移動することができました。

しかし、積雪の多い道をスーツケースを引きずりながら歩くのはとても大変でした。

外は寒いのに、身体は汗だくになり、中心部にあるショッピングモールで休むことにしました。

しかし、ここで驚いたことは、北極圏に程なく近いこの小さな街にも、マクドナルドやユニクロなど、大手のチェーンが進出していたことです。

そのせいか、北の秘境といったような雰囲気ではなく、立派な都会だなぁといった印象を受けました。

さて、今回止まった宿はアークティック・ハートといった名前のゲストハウスでした。

1泊の滞在予定でお値段なんと、4,790円。

ゲストハウスは、先程のマクドナルドやユニクロの通りにある中華料理店を曲がった所にあると記憶していたので、すぐに見つかりました。

中に入りますが、レセプションはありません。

とりあえず、どこからか工事をしているような音が聞こえたので、そちらに行って挨拶をしてみると、彼らがここの管理人でした。

鍵をもらい、設備の説明をしてもらいます。

中は主に2階がメインで、清潔なキッチンにデスクワークスペースがあり、とても雰囲気が良かったです。

私の部屋は1人用の個室で、入り口のある、1階のはずれにありました。

部屋の中はベッドがあり、机、そして、鏡というシンプルな構造になっていて、私、1人が1泊するには十分すぎるくらいの部屋でした。

さて、身体も疲れてきたので、食料を確保して、今日は休もうと思い、外に出ることにしました。

外は先ほどとは雲の様子が違い、どんより暗く、冷たい風と共に少しずつ雪が降り始めました。

私は何も考えず、近所のスーパーを目指しました。

スーパーはヘルシンキにもあったKマートが主流のようで、市内には何店舗か見かけました。

スーパーで買い物を終えて、レジを抜けると、そこにはスロットマシンがあり、現地の人たちが列をなしてスロットをしている様子が印象的でした。

帰り道、雪は吹雪になり、歩くのも辛いほどに姿を豹変させました。

私は戸惑いながらも、宿まで何とか歩こうと頑張りましたが、辺りは吹雪と積雪で道などは判別できないくらい、白い景色しか見えません。

まるで、おとぎの森に迷い込んだようでした。

次第に宿とは全く別の市内の外れの森の中を歩いてしまっていました。

ここではじめてGoogleマップを開きますが、現在地がわからないほど遠くまで来たようです。

吹雪はさらに勢いを増し、体力を奪っていきます。

そんな時、目の前に犬の散歩をしていた現地の女性がおり、すがる思いで彼女に助けを求めました。

すると、奇跡的にも話しかけた目の前の道路がマクドナルドやユニクロに繋がる通りだったのです。

最後の力をふり絞り、生と死を彷徨うような感覚で15分ほど歩くと、あの中華料理店が見えて、無事、宿に帰ることができました。

部屋に戻り、簡単な食事を済ませると、私はベッドに横になりました。

思えば、このようにベッドに足を伸ばして朝まで眠れるのは何日ぶりでしょうか。

ようやく安心したのか、全身から力が抜けていくのがわかります。

窓の外をみると、吹雪は止んでおり、静かな暗闇に満天の星空が見えました。

すると、夜空が明るくなった気がしました。

これはオーロラなのかな...

そう思い、部屋の灯りを消して、ベッドから窓を見ていると、深い眠りに落ちていましたとさ。

と、ここまでが今回の内容でした。

また次回もお楽しみに!ぜひ、動画もご覧ください。

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ではでは。




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