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1か月の給料10万円の源泉徴収票見て思ったこと

11月に働いた職場の源泉徴収票が届いた。
12月中に給与の振込はされていたんだけど、
旅していてバタバタしていたので確認してなくて。

108時間30分働いて10万1990円。
「へー、そんなにもらったんだぁ」という気持ちもあったけど、
同時に
「もしここで時給1000円なら10万8500円もらっているわけだよね」
って思った。
差額6510円。

旅しながらバイトする前、時給の希望は
・900円以下はイヤ
・1000円もらえたら嬉しいけど、まあ900円台ならいいか
という感じ。アバウト。

11月の職場の時給は940円。
その時は、
「1000円との差額は60円。
 60円なんてジュースも買えないくらいの額だし、
 まあ小さな差だね。(だからおっけ~)」
って感覚だった。

でも、今回108時間30分働いてみると、
差額は約6000円。

待て待て、ジュース1本100円と考えて、
60本買えちゃうよ?

大きくない?

同じ仕事量、同じ頑張りで働いても、
時給が940円か1000円かで、
1か月たつとこんな差になってるのかー。

「そんなの知ってたよ」って思う人もいるだろうけど、
私はそういうことを実感をもって感じてなかったなー。
だから「時給940円と時給1000円は小さな差だ」と思ってた。

会社員の時に月額固定でそれなりの金額をもらっていた時は
そういう「実感」がもっともっと薄かった。
考えるだけの心身の余裕もなかったというのもあるし、
何も考えずに働いていれば、
何も考えなくても給料が振り込まれていたからだと思う。
そして、そこからめちゃ高額の税金や保険代がひかれていることに
実感もなければ、何も思うこともなく。
「思考停止」と、「お金への実感の無さ」。
ただもらって、ただ引かれていく。
残った分を、ダラダラと使う。

その頃の私にとって、お金は自分でコントロールできないものだった。
どんなに働いたって給料は変わらないし、
どんなにサボったって(👈サボれる性格じゃないからやったことないけど)
給料は減らされないし、入ってくる。
税金や保険のお金は、払いたくないって言ったってひかれるし、
そもそも月いくら引かれているかも把握してなかったから
払いたくないと感じることすらない。

それが、自分の働く時間が小さくなって、
もらう給料が小さくなると、
なんかお金は自分の掌に乗っていて、
それなりに実感したり、コントロールできるものになってきたのかな。

今私は
「時給940円で働くのは嫌だ―。最後にはジュース60本分の違いがある」
ということが分かった。

会社員の時は金額が大きくてわからなかった。
例えば月額30万と25万って差があったとして、
私的には
「30万の方がいいけど、まあいいかー。仕方ない」
ってなってたと思う。
それは30万も25万も大きくて、私の掌に収まってないから。
あと、30万の方がいいけど、25万でも別に生活できるから。

でも、今は10万8千円と10万2千円の違いなんだよね。
「ジュース60本分の違い」
あーなんかすごく実感できる。
これくらいの金額だと、
生活に直結する金額であり、実感できる金額なんだよね。

少し話は変わるけど、最近カフェに行ってきた。
地元にある自分のお気に入りのカフェだ。
長らく旅に出てたから久しぶりに行ける状況。

そこに行く前日にも出先で別のカフェに行ってた。
だから、
「あー久しぶりにあのお気に入りのカフェ行きたい!」
って思ったんだけど、2日連続で行くなんて「贅沢」に思えて躊躇した。
だって今月は仕事はしてないからねー。完全無収入だからねー。
そんな状態で2日連続カフェ行くのはどうなんだ・・・と。

でも、最近は疲れがたまっていて、心がすり減ってるってわかってたから
セルフケアを優先しようと決めてカフェに行った。
そしたらほんとーーーに癒された。
そこのカフェはモーニングの時間に行くとお得で、400円くらい。
自分がすごく癒されて、リフレッシュできて、次への活力になるなら、
400円は「贅沢」じゃなくて「安いもんだ」と考えていいと気づいた。

お金は大切。
でも、それを「何に使うか」はもっともっと大切。

こんな感じで、会社員の時には考えもしなかったことを
ふと考えたり、気づいたりする。
ミニマムな収入になると、お金への感覚は研ぎ澄まされる。
(👆研ぎ澄まされざるを得ないし、そこには焦りや不安も込みね)

それってなんだか面白い。


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