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一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いでも幸せになれないことはもうデータがとれている
【 自己紹介 】
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
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【 今日のトピック:働かずに暮らすことは幸せではない 】
毎日毎日、働くのは大変ですよね。
僕も、週5日間働き詰めなので、働いている方々の大変さや苦しみはわかっているつもりです。
「働かずに暮らせるだけのお金があればな・・・」と僕も思います。
宝くじで3億円が当たって、毎日遊んで暮らせたらどれだけラクでいいか、と僕だって思いますし、今この瞬間も思っています。
でも、世の中には、働かずに一生暮らせるだけの資産を手に入れることができた人が、残念ながら、めちゃくちゃたくさんいます。
私たちが、「いつか働かずに暮らせるようになりたい・・・」と歯を食いしばって働いているのをよそに、一生遊んで暮らせるだけのお金を稼ぎきった人が、この世界のどこかで、また1人今日も増えました。
昨日も増えたでしょうし、1年前もいたでしょう。10年前も、20年前にもいたでしょう。
こう考えていくと、過去に、「一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ人」なんて、腐るほどたくさんいて、その人たちがどんな人生を送ったのかも、既に知識として蓄積しているはずです。
僕やあなたが「一生働かずに暮らせるだけのお金がほしいな」と思っているということは、世の中のほとんどの人たちが、同じように思っているわけで(僕もあなたも「普通の人」で、世の中は、「普通の人」で溢れているからです)、そうだとすれば、僕やあなたが一生働かずに暮らせるだけのお金を稼げないでいる間に、僕やあなたと同じ「普通の人」が、どこかで「一生働かずに暮らせるだけのお金」を稼いでいるでしょう。
その結果、「一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ人たち」が、本当に、「一生働かずに暮らした」かどうかのデータは既にとれているのです。
もちろん、「一生働かずに暮らした」人もいるのでしょうが、しかし、一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ人たちのほとんどは、なんと、また働き始めるのです。
これは、お金を使い果たしたからではありません。
というか、一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ人たちのお金の稼ぎ方って、宝くじに当たったような完全なラッキーは少数派で、めちゃくちゃ仕事ができて、自分の力でお金を稼いだ人たちがほとんどです。
めちゃくちゃ仕事ができて、お金を稼ぐ能力がある人たちが、遊び呆けてお金を溶かしちゃうことは稀です。
つまり、一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ人たちは、お金がまだまだめちゃくちゃ余っているにもかかわらず、再び働いて収入を得てしまうんです。
「ボランティア」にはならないようです。報酬をもらえるだけの仕事をこなしているわけですから、その仕事に見合った報酬は要求したいんです。
お金がどれだけ預金口座に残っていても、正当な報酬は受け取りたいのです。これが、人間の本能です。
そうすると、一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いでも、また、働いて報酬を得てしまうんです。
いったいぜんたい、何のために、お金を稼いできたの?と疑問に思ってしまいます。
「もう一生働かずに暮らしたい!」と思って、一生懸命時間を削って働いてきたのに、いざ、本当に一生働かずに暮らせるだけのお金を本当に稼いだら、また仕事を始めてしまうんです。
なんじゃそりゃ!という話です。
毎日ひたすら働くことが苦しくて苦しくて仕方なくて、その苦しみから逃れるために、さらに自分を苦しめ、その結果、願ったとおりに、働くことから解放され、苦しみから逃れることができたと思ったら、その先に、幸せはなかったんです。
苦しみからは逃れることができたけれども、幸せにはたどり着けなかった。
それが、「一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ」先に待ち受ける世界です。
確かに、働かずに暮らせるだけのお金があれば、労働による苦しみからは完全に解放されるでしょう。
しかし、働かないままだと、働いて報酬を得る喜びは得られません。
価値を提供し、その価値に対して正当な報酬を得るというのは、喜びにつながります。
そして、仕事でつながる人間関係も、幸せの源になり得ます。
仕事というのは、実は、喜びや幸せにつながる可能性を秘めています。「働かない」という選択は、こういった喜びにつながる可能性を、全て捨て去ることになってしまいます。
だから、一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いでも、仕事に戻ってきてしまうのです。
苦しみから逃れるためだけにお金を稼いで、一生働かずに働かずに暮らせるだけの金額を稼いだとしても、その先に幸せや喜びがなくて、で、手っ取り早く幸せや喜びを手に入れるには、働けばいいので、働くことになっちゃうんです。
働けば、正当な報酬を得るという喜びも、人間関係も手に入るからです。
そして、今日お伝えしたい大切なことは、「一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いだ」先に待ち受ける状態は、ここまで書いたようなデータが既にとれているから、このデータを活かすべき、ということです。
せっかく、他人の人生によってデータがとれているわけですから、そのデータを僕らは活用しなければいけません。
ストレートに言えば、「他人の失敗を反面教師にして、お金のみを目的に働くのはやめましょう」ということです。
「一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いで、仕事をやめたら幸せになれる」と勘違いした人たちが、自分の人生を犠牲にして、「一生働かずに暮らせるだけのお金を稼いで仕事をやめても幸せになれない」と既に証明してくれたわけですから、それを知識として利用するのが、僕らとして利口です。
他人の勘違いを、利用しましょう。
人生をかけた他人の勘違いに、堂々とフリーライドして、お金を目的に働くのをやめて、喜びのために働けばいいと思います。
将来働かずに暮らせるよう、今苦しんで苦しんで働いても、残念ながら将来幸せは待っていません。
だったら、「今この瞬間を、苦しまず、幸せに生きるにはどうすればいいか」を考えたほうがよくて、で、将来の生活費については、「どうやればなるべく長く働けるか」を考えたほうがいいです。
仮に、大きく身体を壊したら、その際は公的な支援を受ければいいです。公的な支援を受けざるを得なくなった場合は、それを前提にどうやって幸せに生きるかを考えればいい。
運良く、身体を壊さずにいられたとしたら、どうやって、より長く働けるか(より長く健康をキープできるか)を考えたほうがいいです。
結局、身体の健康が最も大切です。
健康がキープできれば、働き続けることができ、生活費の心配もいりませんし、仕事を続けることで、報酬を得る喜びと人間関係を手に入れることができます。
うん、やっぱり、健康こそ至上命題ですね。
これから歳を取るにつれて、健康の悩みも変わってくるでしょうから、その変化に対応できるよう、柔軟な脳みそでいようと思います。
それではまた明日!・・・↓
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