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僕にとってのふるさと

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

法律に関する記事は既にたくさん書いていますので、興味のある方は、こちらにテーマ別で整理していますので、興味のあるテーマを選んでご覧ください。

【 今日のトピック:懐かしい 】

僕は平成2年に熊本で生まれ、平成21年まで熊本で過ごし、令和3年に12年ぶりに熊本へ戻ってきました。

熊本で暮らしていたのは子どもの頃で、大人になって初めて熊本に今住んでいます。

今は実家に住んでおらず、街中のアパートで一人暮らしです。

だから、体感としては、「初めての町に住んでいる」という感じです。

熊本に住んでいた頃は子どもでしたから、どこかに飲みに行くなんてこともありませんでしたし、自分で自分の衣食住を決めるだけの力もありませんでしたから、田舎にある実家で毎日過ごしていました。

だから、街中のことなんて知りようもありませんでした。

したがって、今本当に、毎日「初めて」を体感しています。

ただ、やっぱり、何もかも「初めて」ではありません。

住んでいる場所が違うので、子どもの頃に見ていた景色を目にすることはなく、そのため、視覚的に昔を思い出すことはないんですが、匂いや味で、ふと「懐かしさ」を感じることがあります。

で、この「懐かしさ」が、良い感情ではなく、なんかイヤーな気持ちとして湧いてくることもあります(もしかしたら、そっちのほうが多いのかもしれません)。

僕が最初に感じたのは、醤油の風味です。

熊本には、「おべんとうのヒライ」というチェーン店があるのですが、子どもの頃は、そのチェーン店に連れられていくことはありましたが、中のイートインで食べることはありませんでした。

だから、おべんとうのヒライのイートインって、僕としてはとても憧れで、大人になった今は好きにイートインを食べられるので、結構行いっています。

そのおべんとうのヒライのイートインで朝ごはんを食べているときに、目玉焼きに醤油をかけて食べようとしたら、「あ」と思いました。

熊本から離れて住んでいたときには感じなかった風味が、そこにあったのです。

まさに、「ふるさと」の醤油でした。実家に住んでいた子どもの頃に食べていた醤油が、そこにはありました。

で、その醤油に対して「ああ、懐かしいなあ」というプラスの感情が湧いてこなかったんです。

「ああ、実家では、こんな醤油だったな。」と思うと同時に、会話のないシーンとした夕飯の風景が広がりました。

なんか、冷たかったです。

誰も何も話さず、黙々と夕飯を食べる。それが、「懐かしい醤油」で思い出された風景でした。

そして、つい最近、同じように、お米に対しても「懐かしさ」を感じました。

我が家は農家で、昔はお米も作っていました。品種はヒノヒカリでしたから、毎日ヒノヒカリを主食として食べていました。

お米の品種なんて、これまで気にしたこともありませんでしたが(だいたいは、単一原料米でいちばん安いのを買っていました。コシヒカリがいちばん安ければコシヒカリを買いましたし、ササニシキがいちばん安ければササニシキを買っていました。)、熊本に帰ってきて数ヶ月過ごすと、ご飯を食べて「あ」と思う瞬間があるんです。

お米の味や匂い、食べた感じを、僕の「DNAが覚えている」とでもいいましょうか。

この「DNAが覚えている」の正体は、今日、ヒノヒカリを購入して食べてわかりました。

この「あ」という感情は、ヒノヒカリを食べた時に限って湧いてくるんです。

ヒノヒカリの風味、ヒノヒカリの味を、僕は間違いなく覚えているんです。

だから、「懐かしい」という感情が、ヒノヒカリを食べるとやってきます。

ただ、ヒノヒカリが生み出す「懐かしい」は、醤油のときよりは、少しポジティブでした。

というのも、最初にヒノヒカリを感じたのは、昨日、ヒノヒカリのおにぎりを定食屋で食べた時なのですが、そのおにぎりに対しては、ポジティブな「懐かしい」を感じたのです。

それはきっと、僕が、母の作るおにぎりが大好きだったからだと思います。

運動会やドライブで、母はたくさん食べる僕たち兄弟のために、何個もおにぎりを握ってくれていましたが、僕はそれが大好きでした。

とにかく僕はおにぎりが好きだったんです。

それが、ヒノヒカリを食べることで思い出されました。

僕が食べていたおにぎりには、間違いなく母の愛情が込められていて、それを今になって実感しました。

今も僕はおにぎりが好きで、コンビニでもちょくちょく買いますが、そのルーツは、小さい頃に食べていた母のおにぎりなんだと思います。

こういう感じで、熊本に住んでいると、ふとした瞬間に「懐かしい」がやってきます。

その「懐かしい」は、必ずしも良い感情ではなかったりもしますが、良い感情のときもあります。

こんな「懐かしい」に遭遇するのは、僕が間違いなく、熊本で生まれ育ったからです。熊本を離れて住んでいるときは、こんな「懐かしい」に遭遇することなんて一度ももありませんでした。

やっぱり、僕のふるさとは熊本なんです。住んだことで、やっとそれが心にストンと落ちたような気がします。

「ふるさと」というのが、僕にとっては、「帰る場所・居場所」とは必ずしもイコールではなく(「帰る場所」や「居場所」は、土地ではなく、人によって作られると思っています。)、別に「ふるさと」の正体がわかったところで、特に大きな影響はない気もしますが、しかし、なんというか、自分の「ルーツ」がはっきりしているのって、やっぱりいいもんです。

熊本に住めて本当によかったと思います。

あとどれくらいの期間住むのか、将来のことは全くわかりませんが、少なくとも、もう2~3年は住むので、「住んだからこそわかること」をたくさん積み上げていこうと思います。

観光地なんて、熊本を離れてもいくらでも行けるので、今はとにかく、近所のお店に行きまくろうと思います。

近所のお店に行って、ホンモノの「熊本地元グルメ」を堪能しながら、熊本のことについてお話を聞きたいなとも思っています。

それではまた明日!・・・↓

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