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いつか死ぬけれど、そんな簡単には死なない。そして、生きているとお金がかかる。

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上(ほぼ)毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

(ほぼ)毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:生涯現役 】

タイトルですべて語り尽くしてしまっていますが、もう少し書いてみようと思います。

僕らは、必ず死にます。僕も、今このブログを読んでくださっているあなたも、必ず、人生に終わりがやってきます。

自分以外の全ての物事は、ついさっきまでと同じスピードで時を刻み続けるのに、自分だけが、そのスピードから取り残され、時を刻めなくなります。

死ぬとは、そういうことです。自分だけが取り残され、終わりを迎えます。自分の意識そのものが、なくなってしまいます。

しかし、実際のところ、そう簡単には死にません。ある日突然亡くなられる方々もたくさんいらっしゃいますが、確率で言えば、僕もあなたも、長生きする確率が圧倒的に高いです。

事故や自殺、はたまた犯罪の被害者として亡くなる可能性も、もちろんありますが、しかし、圧倒的な高確率で、歳を重ねてだんだんと身体にガタがきて、少しずつ少しずつ死に向かっていき、ある瞬間に、何かしら最後のひと押しがあって、死を迎えます。

僕みたいな平々凡々の人間は、ほかの大勢の平々凡々な人たちと同じように、だんだんと、少しずつ、死に近づき、死んでいくのでしょう。

要は、結局僕も、それなりに長生きしてしまうのです。今の日本に住んでいたら、普通に生きているだけで、そうとうに長生きします。

日本で暮らしていると、ちょっと周りを見渡すと、年寄りばかりが目に入ります(僕もそのうち、この「年寄り」に仲間入りします。)。これだけ年寄りたちに町中で出会うということは、本当にたくさんの年寄りたちがこの日本で暮らしているということだと思います。

長生きは、少数の人たちに与えられる特権ではなく、普通に生きているだけで普通に達成できるシロモノに様変わりしてしまいました。

今の日本では、誰でも「長生き」を享受できるのです。

とはいえ、生きていると、生活費がかかります。貨幣経済では、あらゆるモノやサービスが、お金を媒介に交換されているので、お金がないとモノやサービスを手に入れることができません。

(ま、本当は、現代の貨幣経済では、お金を媒介せずにモノやサービスを手に入れることはできるのですが、その手段をきちんと理解するには、それなりに勉強していないと難しいと思います。「ホームレス小谷」という人が、ほぼお金なしで何年も生きていて、なおかつ、結婚も離婚も経験して豊かな人生を送ることができているという現実が間違いなくあって、この現実を踏まえると、「お金が必須」という理論は簡単に破綻するのですが、僕みたいな普通の人が普通に生きようとすると、お金は必須と言い切っていいでしょう。)

この「お金」がネックです。

長生きが金持ちの特権だった時代であれば、長生きしても困ることはありませんでした。長生きした本人に、たいていは、お金があるからでs.

しかし、庶民も長生きを享受できるようになると、話は変わってきます。

庶民は、働いて日銭を稼がないと生活費を工面できない身分ですから、長生きすると、途端に日々の生活費に行き詰まります。

身体は、長生きするにつれてガタがきているのに、相変わらず、生活費は必要なのです。

しかも、医療費とか、それだけでなく、身体にガタがくることによって、タクシーを使うなどで交通費がかかったり、あとは、孫におもちゃを買ってあげたりお年玉をあげたくて出費が増えたりなど、むしろ生活費が増えている可能性もあります。

庶民の分際で、こういった生活費を、働かずに工面しようと考えるのは、分不相応です。

貧富の格差があることを嘆くのは勝手ですが、しかし、嘆いても貧富の格差が埋まることはなかったからこそ、ずっと働いてきたはずです。

年金がもらえるような年齢になった後も、自分が庶民であることに変わりはありません。毎日毎日あくせく働いて、生活費を稼がなければいけなかった「庶民」という身分は、年金がもらえるようになった後も変わりません。

そうであれば、年金がもらえるようになった途端に、生活費を年金だけに頼ろうとするのはお門違いです。

最初から、庶民にとっての現代社会は、働いて生活費を稼がないと生きていけないような厳しい世界で、それは、年金を受給するようになっても変わりません。

もちろん、年金保険料の納付が法的に義務づけられているわけですから、その対価としての年金は受け取るべきだとは思いますが、年金保険料なんて、給料の「一部」ですから、それだけの保険料で、生活費全額が賄えるわけもありません。

庶民は、最初から「生涯現役」で生きていくほかないのです。

高度経済成長期~バブル期にかけての間のみ、団塊の世代に支えられた明治・大正生まれの年寄りたちだけが、庶民の身分でも、悠々自適な老後を楽しめたのです。

日本の歴史から見れば、この明治・大正生まれたちが特殊だったのです。庶民であっても、働かずに老後の生活費に困らないという、大変に珍しい時代を生きていたのです。

さてさて。庶民は、生涯現役で生きるしかないという当たり前の時代が、これからやってきます。

ただ、過去に経験したことがないほどに長生きになっているので、生涯現役のハードルは高くなっています。

だから、身体を大切にしましょう。休日は、なるべく整体に行くことを僕はオススメします。自分だけの力で疲労を回復するのは、かなり難しいと思います。

整体の料金が目先の損失になりますが、その損失によって、将来、より長く働けるのであれば「先行投資」だと僕は思います。

蓄積した疲労は、後日とてつもない「しっぺ返し」になります。僕の「うつ病」がそうでした。

収入の範囲内ではありますが、なるべく身体に優しい生活を送って、より長く働けるようにすると「生涯現役」が現実味を帯びてきて、将来への不安も拭えるのかなと思います。

それではまた明日!・・・↓

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