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お酒と先輩後輩関係に違和感を抱くようになりました。

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:この文化、どうなん? 】

僕は、このブログでたびたび書いているように、かなりの橘玲フリークです。

「フリーク」というか、ストーカーかもしれません。

もちろん、僕は橘玲さんの住所や職場を知らないので、ストーカーしようがありませんし、そもそも、「橘玲」はペンネームなので、本名すら知りません。

もしかしたら、「橘玲」は複数人かもしれません(バクマンの亜城木夢叶みたいに)。

まあ、とにかく、僕は橘玲さんの生み出す文章が好きなのですが、好きすぎて、休日の午前中など、時間があれば、むさぼり読んでいます。

その結果、頭ん中が、ほぼほぼ橘玲にトレースされてきています。

例えば、終身雇用と解雇規制という「日本的労働慣行」が、労働市場の流動性が極端に低めているせいで、会社にしがみつくしかなくなって、労働生産性が低くなったり、重大な不祥事を起こしたり、過剰労働による自殺を引き起こしたりしている、と僕は考えていますが、これは、橘玲さんが著書やブログで教えてくれていることをシンプルになぞっているだけです。

終身雇用と解雇規制による悲劇は、この制度を根幹から変えないと、今後もずっと繰り返されます。

過剰労働によってうつ病を発症し、その結果自殺に至ったという、仕事と自殺の因果関係を認めて会社に損害賠償責任を負わせた最高裁判例の事案も、バブル真っ只中に起きていますし。

過剰労働の悲劇は、不況が原因ではありません。「日本的雇用慣行」が構造的に、悲劇を内包しているのです。

とまあ、こんな感じで、僕の脳内は橘玲でいっぱいなんですが、脳内を橘玲でいっぱいにすると、「アルコール」と「先輩後輩関係」という、日本の文化にも懐疑的になってきてしまいます。

よくよく考えれば、アルコールって、完全に「ドラッグ」です。

アルコールを摂取すると、酔いが回って、気が大きくなったり、自制がきかなくなったり、あげくの果てには気を失ったりします。

というか、気を失うまでアルコールを止められないなんて、めちゃくちゃこわい「ドラッグ」です。

現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』を僕は欠かさず見ているんですが、その1シーンで、主人公の暢子が、ベロンベロンに酔っ払ってしまうことがありました。

嫁入り前の若い女の子が、アルコールという「ドラッグ」でフラフラの状態になり、目がとろ~んとしてきて、というシーンだったのですが、なんか、アルコールが「ドラッグ」と思ってこのシーンを見ていると、なんか、おぞましかったです。

若い女の子が、いわば、ドラッグで「キメ」ているシーンを放送しているなんて、「この国は大丈夫か?」と思ってしまいました。

それと、「先輩後輩関係」です。

日本では、「先輩後輩関係」、つまり、「先輩の指示に後輩は無条件で(思考停止で)従う」という文化が残っています。

敬語とタメ口の使い分け、入社年度によって、上下関係を明確に区別し、正しいかどうか・合理的かどうかを度外視して、先輩は後輩に従うことになっています。

そんな文化がねづよーく残っています。

しかし、会社は、軍隊じゃありません。資本主義のルールにのっとって利益を生み出すために人が集まる箱(「船」とも言えるかもしれません)です。

資本主義は、日本的な上下関係とは無関係です。経済合理的に振る舞った人に金銭が集まるという、すごくシンプルなルールで資本主義は動いています。

会社は、資本主義のルールに従ってお金を生み出すための箱(船)ですから、資本主義のルールに従わなきゃいけないに決まっています。

にもかかわらず、資本主義のルールの上に、「先輩後輩関係」という文化が日本企業には乗っかっています。

「年上を尊重する」という文化を否定するつもりはありませんが、「年下だからってバカにしていい」わけじゃありません。

年上だろうが年下だろうが、同じ箱(船)に乗り込んで資本主義のルールにのっとってビジネスを展開し、利益を追い求めているメンバーであることは同じです。

だったら、年上だろうが年下だろうが、互いに尊重し合う関係が必要で、だとしたら、年上だろうが年下だろうが、お互いに敬語を使うことになると思います。

橘玲さんをストーカーする前は、アルコールや先輩後輩関係という日本の文化を疑問に思うことなんてありませんでしたが、今となっては、疑問に思ってしまっています。

で、大切なのは、こういった橘玲ストーカーは、かなり少数派だということです。

僕にとっては、アルコールや先輩後輩関係を疑問に思う感覚って、結構「ふつう」なんですが、しかし、多くの日本人はそう思っていないので、アルコールや先輩後輩関係を疑問視する姿勢は、かなり不思議に見えると思います。

そこは、僕も知っておかなきゃいけないでしょう。

「みんながおかしいんだよ!」と独りよがりになってしまうと、周りから人が離れていって、さみしくなってしまいます。

僕も、さみしいのはイヤなんです。

橘玲ストーカーは継続しますが、自分が少数派であることはきちんと自覚して、周りから人が離れないようにしようと思います。

それではまた明日!・・・↓

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