働きすぎて身体を壊す従業員も、従業員の身体を壊してしまった経営者も、資本主義がわかってない
【 自己紹介 】
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めて、それからブログ更新してきました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
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【 今日のトピック:したたかに利益を出す 】
↑の自己紹介欄に書いているとおり、僕は、うつ病を発症したことがあります。
僕の場合、うつ病の原因は、働きすぎでした。「働きすぎ」というか、身体の疲労回復が追いついていなかったことが、直接的な原因です。
身体疲労を回復する努力を怠った結果、疲労の蓄積が限界を超え、「うつ病」という形で爆発してしましました。
(そもそも、身体疲労を回復するために尽力しなきゃいけないことに気づくことすらできていませんでした)
で、「うつ病」という形で疲労が爆発するかどうかは置いといて、タイトルの話に移りますが、従業員が身体を壊したら、当然、経営者は、その従業員を働かせるわけにはいきません。
無理に職場へ出勤させることはできるでしょうが、病気で身体を壊している人なんて、仕事になりません。自分がそうだったのでよくわかりますが、身体を壊すと、判断能力が極端に落ちるので、仕事にならないどころか、ミスを連発してしまい、存在するだけで売上に悪影響を及ぼしてしまいます。
そんな従業員は、さっさと休ませなきゃいけません。売上に悪影響を及ぼすような従業員を休ませないなんて、経営者失格です。そんな経営者は、資本主義のルールを知らないアホです。
病気で休んでも、この日本は社会保障制度がめちゃくちゃしっかりしているので、生活に困ることはありません。というか、病気で休んでも当面の生活費が保障されるために、毎月ハチャメチャに高額の社会保険料を支払っているわけです。
こんなに社会保障制度がしっかりしているので、病気で売上に悪影響を与える従業員は、さっさと休ませなきゃいけません。
そして、今日は「そもそも」の話なんですが、そもそも、従業員に病気させちゃダメです。病気したら、会社の生産性が落ちるからです。病気した従業員が担っていた仕事は、他の誰かで回さなきゃいけなくなりますし。
従業員に病気させるような働かせ方をする会社は、単純に、競争力が弱いです。安定して商品やサービスを提供することができないわけですからね。
そんな会社は、さっさと淘汰されてしまいます。ただただ「頑張る」ことが「働くこと」と思っているような経営者が経営している会社は、さっさと潰れるべきでしょう。
「経営」や「仕事」って、「頑張ること」とは違って、競合他社との競争を勝ち抜き、売上と利益を確保することです。
従業員を病気させるまで働かせれば、病気するまでは利益を上げられるでしょうが、病気した後は、売上も利益も落ちてしまいます。
こういうふうに、病気させてしまう会社(経営者)も、資本主義がわかっていないのですが、僕は、病気してしまう従業員も、資本主義がわかっていないと思います。
従業員が働いた給料も、売上が原資です。売上がないと、自分の給料も支払われません。自分が病気して休まざるを得なくなると、当然、売上に悪影響が出ます。
休んでいる間の生活費は、傷病手当金などで国に支払ってもらうことができますが、自分が休んでいる間に、会社が傾いたら大変です。
残酷な話ですが、病気で休んだまま会社が倒産した場合に、転職活動するのはとても大変です。復職しないまま、新しい職場で働くわけですから。病気で休んだまま、復職していない人を雇いたくなる会社は珍しいでしょう。
もちろん、病気で休んだら、そのまま退職してもいいんですが、残念ながら、病気で退職したような人を雇いたくなる会社は珍しいのです。どんな会社も、資本主義のルールに従って、売上と利益を確保しないと倒産してしまうわけですから。
だから、病気で会社を休んだら、その後きちんと復職して、「病気で休んだ」という事実を隠蔽できる体制を整えたほうがいいと思います。
僕はそうでした。退職するよりは、復職したほうがいいと思い、歯を食いしばって復職し、その後、転職しました。
話がそれましたが、病気で休んでしまうと、会社の売上に悪影響を及ぼすので、資本主義のルールに則って考えると、あんまりよろしくありません。
資本主義のルールに則ると、病気するくらい働くよりも、病気せずに「ほどほど」でいつまでも働き続ける従業員に、大きな価値があります。
どうしても日本では、労働時間の長短で従業員の評価が決まりがちですが、それは「まやかし」です。
1日あたりの労働時間が短くても、病気せずに、いつまでもいつまでも働き続けられる従業員のほうが、最終的な労働時間は長くなりますし、会社に対する貢献度も高いです。
「お金が正義」という、シンプルな資本主義のルールに従うと、経営者も従業員も、「病気せずに幸せに働く」という方向に向かうはずです。
それがわかっていない会社が、きっと今だに多いんだと思いますが、そのうち淘汰されるでしょうから、さっさと幸せになっちゃったほうがいいと僕は思います。
それではまた次回!・・・↓
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