「Life is strange 2」考察～オオカミのモチーフが意味するところ

2024年8月18日 12:15

本作には、「狼」のモチーフが多く登場します。

狼は「家族愛」が強い動物として知られています。
他方で、一匹狼という言葉もあるように、家族を追われた狼は他の家族からも襲われる対象となり、「孤独」の象徴でもあります。

また、エステバンの故郷であるプエルト・ロボスですが、「ロボス」とはスペイン語で狼を意味します（「プエルト」はプエルト・リコなどの地名にも見られますが、英語のはportであり、港を意味します）。

また個人的に、メキシコは狼のイメージが強いです。

メキシコオオカミという種類の狼で、北米地域に生息する3種類の狼の内の1種です。
この狼は家畜を襲うことから駆除の対象となり、絶滅寸前まで追いやられています。

また、「ロス・ロボス」というメキシコ系アメリカ人のロックバンドも想起されます。
彼らはメキシコ音楽とロックを融合させた楽曲を制作しており、代表曲「La Bamba」は皆さんも一度は聞いたことがあるかと思います。

ナショナルジオグラフィックから、トランプの築いたアメリカとメキシコの国境の壁により、メキシコオオカミが移動できなくなっているというニュースが報じられており、偶然かもしれませんが、ショーンとダニエルの境遇とも重なります。

エピソード1に関する考察動画も投稿しています。
社会背景やフレーバーテキストから見えることについて、より詳細に考察しています。

私たちのYouTubeチャネルでは、ゲームの実況・考察や、自作しているゲーム開発の過程を投稿しています。
是非ご視聴ください！

「Life is Strange 2」に関する他のレビュー記事

いただいたサポートは、ゲーム・YouTube制作のためのツール購入や勉強のために使わせていただきます。