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マラソン初心者がフルマラソン完走したら人生観変わった話①

えぇっっ!?
マラソンするの?
キミが!?

100人いたら100人、多分この反応だと思う。
それほど、私は走るなんて思われないような雰囲気と見た目である。
アクティブな印象をあまり持たれることがない、
インドアっぽい、お家大好きっぽい、
色白のほんわかしたのんびり屋さん。

と、人からみるとそんな印象らしい。

あながち間違いでもなく、
マイペースだし、色は白い方だし(いや、最近年齢のせいかくすんできてるゾ・・・)、
ボーッとしてるし、動きゆっくりだし、
話し方も(喋る相手のスピードに合わせるけど)基本ゆったりしている。(言うことはストレートに毒吐いたりするが笑)

そんな見た目とは裏腹に、見えない部分は野心に燃えていたり、なんにも悩みなさそうだねって言われる頭の中では常にいろんな考えや想いがうるさいくらいに渦巻いている。
今となっては昔に比べてかなり行動的になった。


運動は別に嫌いじゃない。
散歩とか大好きだし、休みの日なんか朝から夕方まで歩きっぱなしの時だってある。天気がいい日は自転車で遠くの方まで出かけたりする。

子供の頃は近所に同年代の子供が沢山いて、
敷地内でケイドロとか、かくれんぼとか、ひょうたん鬼(知ってる人いる?)とか、
とにかく暇さえあれば走り回っていた。

小学生の時も陸上クラブとか入ってたし、
跳び箱、マット運動も大好きだった。
運動神経は悪くない方だったと思う。

中学生になってから
近所にすごく憧れのお姉さんがいて、
柔道部にそのお姉さんが入ってると言う理由だけで入部した。母もノリノリで、練習はキツかったけどそれなりに楽しくて、妹たちに技をかけて練習代に(ムリやり)なってもらったりなんかして。

先輩もイケメンが多くて良かったんだけど(笑)、ここで一つ大問題が。

初めての試合で気づいたことがある。

私……

勝ち負けにぜんっぜん興味湧かないタイプだったのね

と。

というのも、試合中、
強さが同じくらいの相手だったため揉み合いが長く続いていたとき、


「あぁ〜……なんか疲れてきたなー。もう終わってもいいかな〜…。でもみんな応援してくれてるしなー…。もう負けてもいいかなー…疲れてきたなー。どうしよ…早く投げてくんないかなー」

みたいな。
こんなん思って試合してたなんて口が裂けても言えない……ごめん、先輩、先生。

どうも私、向いてなかったみたいです。
辞めさせたいただきます。

1年間やった柔道に終止符をうち、
ラクそうだなという理由で放送部に入った。
その当時仲良い子も放送部だったしね。

それから、中学2年から高校まで放送部に所属し、
大した運動をすることもなく学生生活を終えた。
高校の時の放送部は大会に出たり、高校野球のアナウンスしたりととても充実してて楽しかったなぁ〜。

で。

高校時代の400メートル(だったかな?)持久走なんか、ビリッケツで、途中棄権しようと思ってたけど、当日好きだった人がすごい応援してくれたから頑張ったけど、ほんとに泣きそうなくらいしんどかった記憶がある。

もう二度と走りたくない。無理!!
私は短距離向きだ。ぜったい長距離ではない。

運動は嫌いじゃないけど、中学高校で体を動かすことから徐々に離れていくようになり、
社会人になると、社内で少し走ることはあっても、もう全力で体を動かすこともなくなる。

車に乗り始めたら最後。
ものの歩いて10分ほどの距離にあるスーパーにも車を使うほど。休みの日もダラダラテレビを見続ける。トイレに歩くのもめんどくさい……(ぇ、、

そうやってダラけきった身体に仕上がっていった
20代後半。

点滅信号を走って渡って息切れ止まらないくらいになっていた。


そんな私がですね、
フルマラソン4回も出場するなんて。

夢にまで思わなかった……。

なぜフルマラソンに出場するようになったかというと、

ボスからの半強制命令

周りからの圧力


逆らうことを許されず、
イチ従業員の私には出場しない選択肢はない
という状況に追い込まれる職場……
なんてブラックなんだ……くそっっ

それよりも、お客様も体動かすのが好きな方や、
アクティブな人が多いので、
お客様から、一緒に「マラソン参加してみましょうよ!」みたいなノリになるとね・・
もう逃げ場はありません。

まぁ、別に記録を狙ってるわけでもないし、
完走は目指すけど、無理せずに、ダメだったら途中で棄権してもいいんだし!
とりあえずやってみようや!

とボスに励まされ(?)渋々マラソン大会に参加することになったのだ。

いや、、、私の体力の無さナメないでいただけます??
中高とバリバリの剣道部で元々基礎体力あるあなたとは天と地の差ですわよ?

そんなこと言えるはずもなく、エントリーが完了した。

地元のマラソンだけど、はじめての開催となって、定員に対して応募人数がすごかった。

その為抽選になるのだが、必死で祈った。

はずれろ〜 はずれろ〜 はずれろ〜!!!!


こうゆう時の当たる確率ってすごいよね笑
無事に当選してしまいました。。。。

あぁ・・・もうダメだ。
諦めるしかない。
もう、心を無にするしかない。。。

おめでたくもないのに

当選おめでとうございますぅ〜〜👏👏👏

といわれる切なさ。

顔は笑ってるけど心は号泣だぜ。


さて、ここから私の地獄の特訓が始まるのです・・・・。


つづく・・・・


※初めて連載シリーズ作ってみました笑
次回執筆中なのでしばしお待ちを…♡

yumi






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