6月ある日

曇り。
金曜日だと思って起きると木曜日だった。ガチョーンってこういう気分のことなのか。
満身創痍の上司も出勤するなり同じことを言っていた。
私たちだけ金曜日という事にはなりませんかね。

ここ２・3日、故障して異音を発する機械と、通常運転でもけたたましい、たまにしか作動させない機械の対角線上にデスクがあって、計算と確認の作業をしながらあまりのうるささに笑ってしまう。

でもこれ、まだ営業の人が前の席に座って話していないだけうるささの天井ではないのだ。
そのけたたましい機械を作動させた時特有の、甘いような匂いが漂う。
終業前、静まり返るとそれはそれで会話にも腹の音にも気を遣う。

朝、身支度をしながらTBSラジオ「生活は踊る」のpodcastで聞いた、「現実（事象）と感情を分けて捉える」という言葉がずっと頭の隅にいた。
確かにそういう風に処理できるとカッコよく生きられる気がする。
私情や主観を交えて物事を捉えすぎ、それが自意識になって人にうまく話せない。もしかしたら、事象と感情を分けることで少し改善するかもしれない。

朝、ヨーグルトと昨日セブンで買ったコムタンスープに玄米を足したもの、チョコレートを食べる。
昼、これまた昨日セブンで買ったカルビスープに玄米を足したものとゆで卵、金沢で買った豆半の羊羹を食べる。
夜、じゃがりこ（細いやつ）を食べる。
合間にいちごチョコレートを食べている。食べすぎている。

今はビールを飲みながらココナッツポッキーを食べ、洗濯機を回している。

さっき沸いた静かな怒りが、今日の出来事や発見を全て攫っていった。

私の感動は3日と持たない。
私の愛情は３年と持たない。
誰かに寂しい思いをさせられるのに耐えきれないから、一人でいたい。
都合よく人に会って、調子よく笑って、家に帰って一人で泣いていたい。

頼むから機嫌よくいさせてほしい。