「独立」することへのハードルを下げてくれる【「会社は無理ゲー」な人がノビノビ稼ぐ方法】堀田孝治
おはよう・こんにちは・こんばんわ
「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。
今回ご紹介するのは
堀田孝治 著
「会社は無理ゲー」な人がノビノビ稼ぐ方法
この本はサラリーマンとフリーランスの働き方の違いを挟みながら、独立する事がどんな思考・生活となるのかを著者の視点で書かれた1冊です。
著者の堀田孝治さんはクリエイトJ株式会社の代表をされている人で多くの企業で研修をされている講師です。
(本書と下記サイトを参考)
・日曜の午後から翌日の仕事をかんがえ憂鬱になる
・会社の人間関係にリソースを割かれ疲れる
・仕事していても同期に抜かれる
・終わりのない会社員人生に苦しさを感じる
上記のいずれかが該当する人はもしかすると多いのではないでしょうか?
ひょっとしたら上記は「仕事ができない人」ではなく「会社員という生き方が合わない人」という可能性すらあります。
著者も18年間つとめていた会社を辞めて独立し、出版時点の話で約15年を「雇われず、雇わず」の独りで行うビジネスライフを実現されているとのことです。
会社員時代、30代の時に休職に追い込まれ周りの昇進で遅れを感じていた過去を持っており、その経験をもとに開発した「7つの行動原則」というオリジナルプログラムを生み出しました。
著者は嫌なストレスなく、よい緊張感と自分らしさから湧き出るワクワクで満たされた生活をされていると本書に書かれております。
読んでくださるそこのアナタも「サラリーマンが合わない」と密かに思う節があるのではないでしょうか?
投稿かいてる私もこの感覚をずっと持ったまま今に至ります。
「独立したほうが自分らしく働ける予感はするけど仕事はどうする?不安しかない」という悩みを抱えた私たちに向けて著者が書いてくださったアドバイスや実体験がふんだんに乗せられている1冊を今回紹介します。
本書の構成は
という6ステップに分けて進んでいきます。
本書の内容はどれも重要テーマで正直どこをピックアップするかとても迷いました。
なので本書のなかで「ここは読んだ側として紹介したい!」と感じたものを厳選しての解説にします。
それでは解説はじめていきましょう!
※ 以下の内容は、あくまで著者の体験を基に書かれた考えですので、皆がそうという意味合いではないことを了承のうえお読みください。
サラリーマンがいいのか?独立が私に向いてそうか?
読み手自身の判断材料としてご活用お願いします。
会社員が向かない人の特徴
本書はまず「会社員が向かない人の特徴」を10項目紹介するステップから始まります。
全て紹介するには長いので一般的に該当するひとの多そうな項目に絞って触れていきます。
◆小さな失敗をずっと引きずる
お客様やクライアントに拒絶される。
会議で偉い人から誤字などで指摘される。
需要を読み間違えて上から怒られる。
などの小さな失敗は会社員につきものな印象です。
「次からは気をつけよう」「先輩、今日機嫌悪いんだな〜」
くらいの心持ちがサラリーマンとして生き続けられる人なら問題ないでしょう。
しかし、上記の考え方や泣き言をいえないタイプの人も数多く存在するでしょう。
ある意味「会社員としての私」と「素の私」を分ける生き方が向いていない人と変換できそうでもありますが。
著者も小さな失敗をいつまでも引きずるタイプで、30歳のときに休職する形になったそうです。
個人差あるにしろ、周りと比べてとくに引きずりやすいと感じた場合、会社員には向いてない可能性があるというわけです。
◆会社にいるだけで、なぜか緊張して疲れる
会社は " 集団でかたまって職務をおこなう場所 "
という認識なことは言うまでもないかもしれません。
そう実感していなかった人たちの中にもリモートワークの恩恵をうけ考えが変わったという人もいることでしょう。
・通勤時間が空いた分、家事がはかどった
・家族との時間が増えた
・精神的に楽になった
・価値観がいい意味でぶっ壊れた!
など多くの感想をいだいたことでしょう
(私は未体験なのであくまで憶測ですが)
著者の体験ですと「会社に行く」だけで最後の日まで力が抜けないほど緊張されていたとのことです。
「用の有無関係なく、集団に身を置く」
「常に所属している状態・周囲に人がいる状態」
そんな状態に息苦しさを覚える場合、会社員が向いてない人の可能性があるということです。
◆自分に合った仕事をしたい
会社の中には、ポジションを移動させる制度を持った組織もございます。
「営業が適職」という人が「人事部」「管理職」「経理」など全くちがった部署に飛ばされることだってあるのです。
そして、組織次第で「あいてるポスト」つまり座席が限られている場合もあり、イメージどおりの椅子取りゲームとなるのです。
ここまで書いてわかるとおり、会社員は組織のなかで自由になりきれない扱いという捉え方にもなるのです。
全体量の都合上で、10個中の3つだけを厳選しましたが読んでくださってるアナタも当てはまりましたか?
ここまで書いてきたとおりですが、人によっては " 会社に順応する生き方というのはおもった以上に難しい " というわけです。
もし「わたし会社員でも問題ないわ〜」という人はこのままそっ閉じ、、せず読んでほしいですはい。
ということで、このまま本題である「独立」について触れていきます。
著者の経験をもとに「独立」するうえで大切な考え方についての解説にうつります。
独立 = 得意 × 好き × 貢献
独立するにしても「まず何から手つければいいん?」と思う人がほとんどかもしれません。
開業届を出すなどの基礎的なことは本格的な「フリーランス入門書」などを読んだ方が理解しやすいでしょう。
今回の本書は「独立のしかた」というよりは「独立するうえで大切な考え方」にフォーカスされた内容となっています。
早速ふれていきましょう。
独立するうえで大事な法則が本書でかかれており
の3つが必要不可欠となります。
自分がその分野に好きという熱意を抱けなけりゃ意味ありませんし。
自分がその仕事を得意でないとビジネスするうえで致命的です。
上記2点をクリアしても、それが貢献に繋がらなければ収入に繋げることはできません。
得意・好き・貢献の3つ全てが満たされ、自分を生かせる分野で勝負しろということです。
本書の例えを借りますと
「手づくりの唐揚げ屋」ができて、お客様に貢献できるにしても " 唐揚げ作りが得意じゃない " なら自分もお客様も満足いかない結果に終わることでしょう。
けん玉が得意でもYouTubeなどの媒体をはさまなければ収入に繋がりにくいでしょうし。
3つ全てを満たせる条件をゲーム実況者で当てはめるなら。
「トークで盛り上げる」のが「得意」
「オンラインゲーム」が「好き」
「配信での実況」で視聴者に「貢献」
という形になります。
好きなゲームに独特なトーク力を組み合わせ、視聴者に喜んでもらうというシステムが完成するわけです。
似た内容を別のキャリア本でも拝見したことありましたので、職選びに関しても重要事項だと私も感じております。
「得意」は人が、「好き」は自分が見つける
先ほどの続きみたいな章です。
著者は「自分の好きなこと」で独立することが何より大事だと書かれています。
いくら得意なことでも「好きでやっている人」には勝てないものなのです。
わかりやすく言うなれば人にとって「好き」こそがエネルギー源なのです。
参考は忘れましたが、過去に拝見したWeb系の副業・フリーランスを育成するYouTubeチャンネルでも「儲かるジャンルはあるにしろ、選ぶ上でいちばん大事なのは"自分が好きかどうか"」と仰られていました。
わたしもWeb関連の仕事でいきていきたいと思ってプログラミング・動画編集・ライティングと見てきた結果。いまこうしてライティングを続けているという経緯みたいなもんです。
というより「何としてでもこの読書投稿を仕事にしたい」とすら最近より一層おもうようになってきた程です。
じゃないと1年半ちかくほぼ毎週のように投稿継続なんてしてません笑
という私の話は置いといてと。
それくらい「好き」という気持ちは何よりも最強であり活力というわけです!
この項目(59~60ページ)では「得意」について会社からの評価を基準にしたところくらいでしたので、過去に他書でわたしが学んだ知見で恐縮ながら補足させていただきます。
わたしが多く読んできた中でおおく見てきたものが
自分は意識してないけど相手から「○○うまいよね〜」や「どうしたら○○できるん?」という事を言われる。
というものです。
・紹介するものの魅力つたえるの上手い
・ぶっ飛んだ発想すぐ浮かぶなぁ
・仕事でもオフでも行動早いね
など相手から自然と発されるワードにこそ得意が隠れている可能性があるというわけです。
本書の説明に戻りましょう。
著者は3つの中で最優先に見つけるなら「好き」だと書かれております。
「好きこそものの上手なれ」という言葉のとおり、今は不得意な分野が将来的に得意へとかわる可能性だってあるのです。
それほど「好き」には無限の可能性が詰まっているということです。
「自分の夢をすでにかなえている人」を見つける
「得意」「好き」「貢献」の3つが独立するうえで必要不可欠ということを書いてきました。
ただ、多くの人はこの3つを形にできなかったり、迷うあげく「会社員のまま独立の夢を語る人」どまりになってしまいやすいのです。
この課題を打破する助言について
まわりに叶えている人がいるなら、その人の「具体的な仕事」「日ごろの立ち振る舞い」「顧客とのコミュニケーション」など日ごろの努力や習慣、すごし方を知ることからがスタートとなります。
まわりに叶えている人がいないのなら、大きな書店へいくことを本書でオススメされています。
本にはその人の考え方や経歴、人柄がそのまま載っていることが多いですし、じぶんが抱えている疑問や悩みはすでに通ってきた先人がいるものなのです。
「読書は著者との対話」とも言われますが、毎週のように本と向き合っている私としても実感します。
「この人の考え方めっちゃスキ」
「この人の生き方、実現したい」
「この人と価値観ぜったい近い」
みたいな体験を数多くしてきました。
今では「人生のロールモデル」が私にも多数存在します。
自分の理想までいかずとも、それに近い生き方を実現されている人を見つけて、何かしら1つでも私生活に取り入れる形からでも始めてみることが独立成功への第一歩なのかもしれませんね。
独立は「複数の収入源を持てる」いき方
ここでは独立する最大のメリットについて触れていきます。
著者いわく「何か所からお金をもらっていいこと!」と書いております。
独立、というよりフリーランスで説明すれば実感しやすいかもしれませんね。
そもそもフリーランスとは組織に属さずに複数の会社やお客様から依頼をうける形で生計を立てている人を一般的には指します。
サラリーマンの場合、副収入が無ければ1社からしかお金を貰えない生き方となります。
それが悪いという訳ではなく、会社員は労働基準法にガチガチに守られているため簡単には切られなかったり、保険や年金も手厚く、年末調整さえ出せば確定申告の代行までしてくれる。
何より毎月決まった給料が支払われるのは何より最強のメリットでしょう。
フリーランスをされてる方も「問題なければサラリーマン続けた方がいい」とよく仰られているイメージです。
それ程に安定的でスタンダードながら最強の生き方こそサラリーマンなのです。
しかし弱点もございます。
この項目に沿ってあげるなら1つの収入源しかない点でしょう。
これは会社が無くなったり、切られた時に収入源が絶たれるのも理由ですが、社内での利害関係がある以上「頼まれた仕事を断れなくなる」などのNOと言いにくい立場にもなってしまうのです。
サラリーマンは法律的にも社会的にも安定はしているものの、案外精神面では不安定な生き方とも捉えられるのかもしれません。
それを踏まえたまま解説に移りましょう。
著者が書くとおり、何ヶ所からでも収入源を確保できる生き方はメリット大なのです。
本書の例を借りると
「1社だけで年収500万円」をキープするのは大変なことですが、「年収50万円を10箇所」「5万円を100ヶ所/回」に分散するかたちで叶えられるというのが独立ならではのメリットなのです。
もちろん税金諸々をかんがえると毎年ある程度お金を貯めておきたい気持ちで不安になるでしょう
それでも自分らしく生きられる方法として独立は生き方の分散投資みたいな安心感となるわけです。
A社との契約が終わったとしてもB社、C社との契約もあるし、新たにD社、E社との契約で働くという手段も取れるというのが独立すること最大のメリットなのです!!!
収入の分散はそれだけメリット多めということなのです。
リピートの秘訣は「提供する価値 ❯ いただくお金」
十分ながくなってきましたので、ここで最後にします。
収入源の分散が強い理由、自分の選択肢がひろがるのは分かった。
ただ、仕事あるか否か不透明なのが怖い!
そう思ったのは読んでくださるそこのアナタ及び書いてるワタシも抱いている不安の1つでしょう。
フリーランスに対して不安を抱く上位こそ「次の収入に繋がらないリスク」でしょう。
では仕事を頂いてるフリーランスはどのように収入源を確保しているのか?
という疑問になりますよね?
結論いいますと題名のとおりリピートです。
企業やお客様から「○○さんに次も頼みたい」となる働き方こそがフリーランスの生活を支えていると言ってもいいでしょう。
イメージしやすい話で
これらは特に売れてるものだったり、おそらく読んでくださるアナタも上記1つは似たような心当たりはあるかもしれません。
これらに多いのは2回目以降もお金を払ってくれるお客様。すなわちリピーターなのです。
わたしで当てはめると。
コンサートなどのイベントが趣味ですが。
春ツアー、秋ツアー、個別トーク会、対バンフェスなど多くのイベントに繰り返し遠征してまで参戦している身です。
わたし含め、リピーターの存在はサービス継続の為にも必要不可欠なのです。
リピーターの必要性はフリーランス、いや企業も例外ではありません。
企業からしてもお客様だけでなく、日頃からお世話になってる取引先があるからこそ利益に繋がっていたりするわけです。
そして今回の本題である独立にかんしても例外ではございません。
これに関して、本書とは別の内容ですが、わたし自身も「フリーランスの現実」みたいな動画を複数みている身なので聞き覚えしかないのですが
「自ら営業かけたり、依頼として受けたりもあるけど、大半はリピートやリピート先の取引先からの仕事」
と多くの動画や媒体で聞きましたので間違いないでしょう。
さらに本題であるリピートをいただく為に必要な心得として触れるのが
提供する価値が、いただくお金を上回らなければならないという点です。
ディズニーランドやUSJも入場料をはるかに上回る体験やサービスがあるからこそ「また行きたい!」に繋がるわけです。
ヲタ活でよく推し素晴らしすぎて実質タダだったというフレーズが度々爆誕するのですがこれも支払った費用を遥かに上回る体験になったが故の感想でしょう。
この感覚も企業およびフリーランスにも関係するわけです。
などの払った価値+αがあることで「次もあなた様に是非お願いしたい!」に繋がるということなのです!
「独立」することは " いかに次に繋げてもらうか "が最大のカギなのかもしれませんね。
キリがいいのでこの辺で以上にします。
他にも
・独立前の1週間シミュレーション
・お客様がサービスを選ぶ決め手
・独立のヒントは「正月土日に読める本」
・独立は初戦で決める意識が大切
・コストと価格は比例しない
・独立にマストなたった1つの計算式
・信頼は実績×人としての在り方
・会社員か独立かで迷ったときは、、
など紹介しきれなかった点が盛りだくさんです。
・会社員としての生活が辛い
・サラリーマンである生活に息苦しさを感じる
・新生活はじまったばかりだけど確実に合わない
・漠然とした独立心をはっきりさせたい
・独立するか悩む
・独立してる人の考え、生き方を知りたい
・今すぐサラリーマン辞めたい
など会社員という生き方に辛さや疑問を感じる人、独立に少しでも興味わいた人、キャリアの選択肢を増やしたい人にオススメな1冊です。
他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しておりますが、投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
可能な限り更新していきますのでよろしくお願いいたします。
【余談】すこし「独立」のハードル下がった気がする
ここまで書いておいて感想それか!ですが
やはり「 独立 」まだおそろしい
というのが結論という著者のメッセージに対しての冒涜みたいなコメントになってしまった。
(ホントごめんなさい)
独立する前のサラリーマン状態のうちに実績あげたり、開業の諸々やったり、毎年の確定申告、インボイスとどう向き合うかetc.
ほんとに悩みや不安って尽きないっすよね、、
私も著者とと同じく会社員ぜったい向いてないタイプの人なのでむしろ共感しかないんですがねぇ。
ただ
「 もし明日にでも人生終わりを迎えるなら? 」
と問いかけられりゃ
「 今のまま最後なんて後悔しかない!! 」
と間違いなく答えることでしょう。
もちろんサラリーマンの魅力や恩恵を受けている立場とはいえ「確実に向いてないな」という内から湧き出るホンネは昔から変わらずなので目指した方がベストなの心では分かってるんですがねぇ。。。それでも不安ですね汗
ただ「いきなりフリーランスも不安」という気持ちも拭えないので、まずはフレックスタイム制などの自分の時間を確保しやすかったり、自分の理想的な時間のつかい方が本当にフリーランスとして適しているかの判断材料にしたいという点もありますね。
という不安ただ並べるだけの文にしてしまった。
誤解なきよう補足すると本書のおかげでフリーランスなどの「独立」という生き方への心理的ハードルは明らかに下がったようにも思えます。
・自身のビジネスの作り方
・継続の心得
など案外ほかの本で深堀みれなかった点盛りだくさんで勉強になりまくりでした。
もっと感想書き続けたいところですが、次の感想に着手したいので、すいません、この辺で終わりとさせていただきます。
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