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じぶんの内面知る手助けになる【かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方】時田ひさ子



おはよう・こんにちは・こんばんわ


「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。


※制作スケジュール大幅に遅れてしまったのでこの投稿は先週分となります。お待ちしてくださっていた方々ホントに申し訳ないです。


今回紹介するのは


時田ひさ子 著

かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方


この本は繊細な人が生きやすく、素直に「やりたいこと」を意識するためのヒントが多く書かれております。


・自分もかくれ繊細さんかもしれない
・本当の気持ちに気づいてみたい
・やりたいこと見つけるヒントがほしい

など抱くそこのアナタにおすすめできる1冊です。


著者の時田ひさ子さんはHSS型HSP専門の心理カウンセラーをされている方です。
自身も「繊細さん」という観点からこの本の執筆を含む様々な活動をされています。
(本書巻末を参考)




本書の紹介の前に、著者の紹介で出てきたHSP、HSSとはなんぞ?と思ったことでしょう。説明します。

まずHSPについて。
Highly Sensitive Personの略で生まれつき感受性が強く敏感な気質を持った人を指す概念です。

・他人の機嫌が気になってしまう
・他人の気分に左右される
・人に見られる環境がプレッシャー
・周りを配慮するあまり意見が言えない
・痛みにとても敏感
・暴力描写が苦手
・忙しい日々が続くと暗い部屋などのプライバシーが得られる空間に引きこもりたくなる

などの特徴をもつアナタももしかするとHSPかもしれません。
もし「HSPについてもっと知りたい!」と思い、文章ぶっ続けで読むの苦じゃないよって方向けに過去に紹介したHSP本のリンクも貼っておきます。


そして今回の本題であるHSS型HSPについても説明します。

HSSとは、High Sensation Seekingの頭文字をとった略称で、日本語では「刺激探求型」とされています。好奇心が旺盛で、外交的な人物がそれにあたります。新しいお店ができたらすぐに行ってみたり、あまり計画をせずにフラっと一人旅をしてみたり、周囲からもアクティブな印象を持たれることが多い人々です。

参考文献 2024/6/17

つまり感受性が強い特性にプラスして刺激を追求する人ということです。


手短な説明のみになりましたが、HSPの方々は日常的に生きづらさを感じやすい人ということになります。

説明にいれた「周りを配慮するあまり意見が言えない」のもあり「みんな同じように本心を言わないようにしている、我慢しなくちゃ」など気持ちを抑え込むことが日常化することによって、「自分の本心・やりたいこと」がわからなくなるという気持ちに繋がるのかと思われます。

そんな「やりたいこと」がわからなくなったHSPさん向けに書かれたのが今回紹介する本書となります。

結論から言いますと



「やりたいこと」は、すでに自分の中にある


ということ。

いきなり拍子抜けするかもしれないフレーズですが実際のところ自分の中にある「本音・やりたいこと」に気づかないふりをし続けた結果「やりたいことが分からない」という状態になってしまっているというのが実態というわけです。

本書では、そんなHSPさん向けに「やりたいこと」を見つける・いや思い出させるためのヒントが盛り込まれています。

ただ、思い出させる人のフェーズ(段階)が読む人によって個人差があり、その段階によってアドバイスが異なってしまうので、「HSS型HSPとは?」「HSPさんの才能」「HSPさんが活躍するために必要なコト」を基準に触れていく形とさせていただきます。


それでは紹介にいきましょう!


※個人的に「繊細さん」と呼ばれるのがあまり好きではないタイプなので、所々「HSPさん」などの表現で書かせていただく箇所あることお許しくだせぇ




◆HSS型HSPの人は「好奇心」と「繊細」の両方を扱いきれない



前説でふれたHSS型HSPについて、さらに説明します。

HSS型の方は「新しい情報」「新しい考え」「これまでに見たことないもの」などに目がなく追い求める性質があるとのことです。

ここまで読むとイイ事づくしじゃん!と思うかもしれませんが、HSPの特性が重なるとそうはいきません。

HSPの人は『何気なくいわれたことにも大きく傷つきやすい』のです。


好奇心そのままに、あらゆる方向に手出しするあまり周りから「おや?えっ」みたいな反応をされる事もあるようです。
これはHSPさんからすると「行きすぎでは?」「出しゃばりすぎ」という警戒・警告として捉えてしまいやすいのです。

これの恐ろしい点は自覚がなくても傷ついている事があるという点です。

あなたは傷ついているとは思っていないかもしれませんが、もし「ぐるぐると考え続けてしまっている」としたら、それは傷ついているということです。かすかな風であっても、暴風のように感じてしまう高い感受性を持っているからです。

29ページ


「刺激を求める好奇心」と「周りの反応うかがう繊細さ」の2つに翻弄されやすい人という2つの側面を持つ人がHSS型HSPさんの特徴です。

ここだけ書いていくと「HSPさんだからこそのメリットとかあるの?」と疑問持たれそうなので次からはHSPの能力を活かせる点について紹介していきましょう。



◆かくれ繊細さんの才能


※今更ですが、本書ではHSPに該当するかもしれない方を「かくれ繊細さん」と称しているイメージですのでその認識でタイトル見ていただければと思います。


HSPさんの特徴を見る限り「特性をどう活かせるのか?」と疑問を抱いた人も多いことでしょう。

生きづらさを抱えるHSPさんには凄まじい強みが数多く存在します。

全部は書ききれないので、ここでは本書に沿って3つに厳選して紹介します。

※番号は本書の数字です。


1.気遣い・相手に合わせられる


気遣いといえば「優しさ」「配慮」といったものをイメージするでしょう。
HSPさんは一般的な配慮以上に周りへの気配りに敏感です。

・飲食アルバイトで教えていない点まで、自然と察知して「ほかの皿を下げる」「店員を呼ぼうとする客にいち早く気づいてしまう」など率先する。

・知人や身内のスケジュールを見るだけで「この時間までに○○を終わらそう」などの段取りを組み立てられる。


人より早く気づき、周りが気にも止めない所にも気づける。相手の動きを先読みできる場合もある点こそHSPさん最大の強みと言えます。

かくれ繊細さんは感覚器官から得た情報を、脳内で超高速で処理し続けているため、こんなふうにまわりを気遣い、相手に合わせる才能として現れているのかもしれません。

86ページ


2.本質を見抜く


人が言ってないところまで察してしまう人を時々お聞きする人も多いのではないでしょうか?

HSPさんは「人の本質を見抜ける」人が多いというわけです。
人の「いい面」「悪い面」人によっては「隠したい面」をなんとなく察することもあるようです。

・カップルを見ただけで、彼は彼女さんの細かい所までエスコートできてるな〜大事にしてるな〜というのを写真だったとしても予想できる。

・やる気が出ない人に「こう刺激すれば本気になるだろうな」という予想から元気を出させたり。

など察する能力で人のある程度だけでも予測できてしまうというわけです。

かくれ繊細さんが、いつも自分の外側を無意識に観察している点は、非HSPとの大きな違いの1つです。いつも外側を見ているので、人が気づかないことに、かくれ繊細さんは先に気づくのです。観察しているというよりも、無意識に外の様子をうかがっている、というほうがニュアンスは近いかもしれません。

89ページ


5.深くのめり込む


HSPさんはものごとに深くのめり込む力も強いのです。

たとえば

・英単語を覚えだすと楽しくなって文の作成まで上達してしまった。

・物語の世界へのめり込みすぎて、しばらく登場人物になりきったままのような感覚になる。

・映画も登場人物に感情移入しすぎて終わってからも余韻引きずったり帰ったらぐったり疲れた。


みたいな経験をする人が多いです(最後は完全に私の体験談です)

集中力を発揮して一気に何かを達成することもあるので、この深くのめり込む才能は社会的有能性の高い能力です。

98ページ


HSPさんは生きづらさを抱えながらも非HSPさんには無い多彩な能力を持っているのです。

これは優劣の話ではなく人は自分の持つ長所を活かしたほうがいい!というお話です。

HSPさんの才能については他にも7項目ありますので気になったそこのアナタに実際手に取っていただきたいです。



◆かくれ繊細さんが活躍するための3つの柱


ここまで書いてきましたがら本題である「かくれ繊細さんが「やりたいこと」および活躍できる攻略を教えてくれ」を解説していきましょう。

3つの柱とは

・環境を整える
・自分を扱うスキルを身につける
・特性をふまえたやり方で取り組む

となります。
1つずつ解説していきます。



1.環境を整える


まずは周りの環境です。

HSPさんは発想力に長けているという強力な特性を持っている方が多いようです。
これは脳内にある膨大なデータベースからその場にあった解決策を出す「ひらめき」として出てくるようです。

ただ、HSPさんは控えめで前に出たがらない側面を持ち合わせているので、この「ひらめき」も試せなければ消えてしまいます。

この発想力などを活用できない環境では真価を発揮しづらいのも生きづらさに通ずるのかもしれません。
それほど環境というのは自身の活かし方、いや生き方をも左右するのです。

本書では対策として

・意思疎通できる柔軟な人と活動する。
・新たな体験と刺激を得られるように、プロジェクトが定期的に発足するところを選ぶ。
・極論、組織に所属せず独立する。

など様々です。

ここは人によって答えが変わるかもしれません。


と書くと中途半端なのでこの章から一つだけピックアップさせていただきます。

それが、心の負荷を下げるスモールステップを作ることから始めるというもの。

大きな仕事をするとなれば心に結構な負荷がかかるでしょう。

仕事を始めるハードルを下げる対処というのがひとつひとつ作業として細分化するのです。

パソコンを開く → 資料を見る → プリントアウトする → 筆記用具を出す

など作業を細かくするのがポイントです。

また自宅で仕事などする時も、ゲームなどをしてしまう可能性だってあります。
これを我慢するのではなく、机に仕事できる体制を整えて「自然とやり始めねばならない状況を作る」という戦略も本書には記されていました。

目から入る情報に強く誘導される自分の特性を認識してから、あえて「集中しなければ」と自分を追い込むのではなく、やるべき仕事はさりげなく目の前に置き、環境から追い込むことを意識しています。特性に抗わないほうが、色々とスムーズです。

190ページ

決心するのではなくまず環境を整えていくというのがアクションを起こす上で大切ってことです。



2.特性をふまえたやり方で取り組む


HSPさんは感情のアップダウンが激しい人たちです。

起こってしまうのは仕方ないにしろ感情増幅を少しでも防ぐ事は可能です。

・自分が何に、どのような反応を起こすのか知ること
・非HSPと自分の違いを知ること
・動揺したときに、ひどくならないうちに対処すること

自分に起こる現象の理由を知り、納得していくといいのです。

206~207ページ

具体的な対処法は冒頭でふれた「フェーズ(段階)」によって変わるので興味湧いた方は手に取っていただければと思います。

だけだと素っ気ないので例を出すなら

・「独り時間」と「人と話す時間」を行き来する
・罪悪感を抱かせてくる人からは逃げる
・瞑想をする

という対処法が書かれておりました。

何にせよ、自分の機嫌を極力じぶんで取るのが1番の対処ということでしょう。

ここも一部ピックアップさせていただきます。

それがミスしたときの感情のケアです。

HSPさんはミスする状況に苦手や恐怖を感じやすい人達なのでオドオドしたり悪い想像が絶えずあたまの中でグルグル渦巻きます。

ミスによって沸き起こる感情は、「悲しさ」「みじめさ」「後悔」「悔しさ」「恥ずかしさ」です。この感情を誰にも押しつけることができず、1人ぐるぐるし続けるしかない状態になります。
このように何かで衝撃を受けたときは、自分の中に沸き起こる感情すべてを拾い上げてセルフケアをします

211ページ


方法も上げさせていただきますと

1.モヤモヤした出来事を、なるべく書き出す
2.その時の感情を選びます
「うれしい」「楽しい」「嫉妬」「絶望だ」など
3.その感情が何パーセントだったか書き出す
4.その感情に伴うセリフを書く
「ふざけるな」「それはおかしい」など
5.セリフと説明を両方かいて説明だけ塗りつぶし、感情だけ残す。
6.その出来事があった時に感じた感情を出し切ったら、奥底にある感情を5つの中から直感で選ぶ
「焦る、怖い、恥ずかしい、不安、絶対」
7.選んだ感情から表す表情を自分の顔に浮かべ、実際にその表情を作ってみる。

170~173ページ参考

といったワークを実際にやってみることが第一歩となります。

ここは更に詳細にかかれていたので気になった場合はご自身で手にとって取り掛かるのもいいかもしれませんね。



3.自分を扱うスキルを身につける


これはHSS型の人特性で他人に抑圧されたくないという心理を持っているようです。

決められたことを、決められたように実行するのが苦手です、自分なりの創意工夫と改善が、モチベーションとなります。答えが決められた型通りのルートを走らされると、自分が生きているのか死んでいるのかわからないような暗澹たる気分に落ちていきます。

220ページ

自分なりのオリジナリティが才能発揮のコツというわけです。

ただ決められたくないにもかかわらず、先行きがわからないことにも不安を覚えるという特徴も同時に持ち合わせています

HSPさんはこういった複雑な事情を抱えがちなのです。

この矛盾に対処するために著者が書いた考えというのが

何かに取り組むときには、漠然と全体の流れを把握すると、安心して推進できるでしょう。そのうえで、自分なりの脱抑圧衝動を満たします

220ページ

本書の例を参考にするなら。
電子書籍を読むときに全体を把握しないまま読み進めると「今どの辺なんだろ?」と不安になるでしょう。
そのため実物の本でページをパラパラめくって全体を把握したうえで電子で読んでいくようなイメージです。

なにかを進めるときは、まず全体を把握することを覚えておけばある程度の対処につながるかもしれません。




◆繊細な人の天職


本書のメインともいえる「やりたいこと」に触れて終わりにしましょう。

「やりたいこと」と結びつくものといえばやはり「仕事」かもしれません

HSP研究者は、向いてる仕事についてこう書いております。

「教育、医療、法律、芸術、化学、カウンセリング、宗教など、昔からHSPが得意としてきた分野」「どんな仕事にも独自の才を発揮する」「HSPならほとんどどんな職種でも静かに、思慮深く、良心的にこなすだろう」「HSPにふさわしい仕事はたくさんある」

(『敏感すぎる私の活かし方ー高感度から才能を引き出す発想術』「パンローリング」)228ページ


つまるところ『HSPの適職はこれだ!』という決まりはないということです。

人と同じように道が用意されているわけではないと理解して、自分で魂が満たされるかどうかを状況に合わせながら見つけるのが、今のところのかくれ繊細さんの道の切り開き方であるといえそうです。
そのために、自分の特性を認めることと、自分の中にある本当の欲求、それから自分と他人との違いに気づくことができるといいですね

229ページ

結論として拍子抜けしたことでしょう、、

それくらい「やりたいこと」を見つけることはある意味至難の業なのです。

今やっていることが「やりたいこと」に繋がるかもしれませんし、新しくチャレンジしたことが「やりたいこと」に繋がるのかもしれない。

この本全体でおもった点が結局のところ、自己理解を深めていくことが第一歩なのかなと私個人的には感じたところです。


本書には自分について知ることのできる手助けが数多くかかれていましたので興味わいた人は手に取りワークをしていくのをオススメします。


『まとめ』

◆HSS型HSPの人は「好奇心」と「繊細」の両方を扱いきれない

HSPさんは周りの刺激に敏感な人達です。

その中でもHSS型HSPにあたる人は「新しいこと・触れたことのない体験」を求める傾向があります。

ただ、HSPさんは「何気なく言われたことに大きく傷つきやすい」傾向があるので好奇心と繊細さの間で葛藤することがあるのです。


◆かくれ繊細さんの才能

1.気遣い・相手に合わせられる

HSPさんは他の人とくらべ周りへの気配りに敏感です。

飲食店で「皿を下げるタイミングが適切、店員を呼ぼうとする人がわかる」みたいな相手が求めていること、置かれている状況から察する力に長けています。

感覚が鋭いため相手の考えに合わせやすいという力も持ち合わせているのです。

2.本質を見抜く

HSPさんは「人や物事の本質を見抜ける」ことが多いのです。

それは無意識にじぶんの外側を観察していることから、周りが気づかなかったことにたどり着くことが多いようです。


5.深くのめり込む

HSPさんの長所はおおくありますが、その中でもずば抜けたものが「ものごとに深くのめり込む力の強さ」です。

物語の人物になりきったり、英単語を覚えるのに夢中になった結果、文の作成にまで到達したりなど深く没頭することも多いです。

HSPさんは感じ取るチカラや周りへの気づかいが強い分、特定の分野で恐ろしいほど真価を発揮できる人たちというわけです。


◆かくれ繊細さんが活躍するための3つの柱

1.環境を整える

HSPさんのみならず人が活躍するには「周りの環境」を変えることです。

HSPさんは発想力に長けた人もおおいので「ひらめき」を活かせるような柔軟な環境が必要となるのです。
その自由度を上げられるような会社のポジションにいったり、フリーランスや経営者として独立するなどの手段を極力でも取れればチカラを有効活用できるかもしれません。

そして大きな仕事や目標達成のために大事な考えとして「スモールステップ化」を紹介しました。

大きな仕事も「パソコンを開く→資料を見る→プリントアウトする→筆記用具をだす」のように作業を細かくすることで行動の心理的なハードルも解消できるということです。

周りや行動の変化こそがHSPさん、いや人の生き方を変えるための第一歩というわけです。


2.特性をふまえたやり方で取り組む

HSPさんは感情のアップダウンも激しい人なので、身の回りで起こってしまうことからの感情を少しでも抑える工夫が必要です。

自分がどのような現象にどんな反応を起こすのか?動揺したときに酷くなる前から対処する。
など現象の理由を知って納得するのが大切なのです。

・1人時間と人と話す時間を行き来する
・罪悪感を抱かせる人から逃げる
・瞑想する

など多くの対処法があります。

その中で、ミスした時の感情ケアは特に必須になります。

ミスしたときにどのような感情に至るのか?から原因を突き止めることが第一歩となります。


3.自分を扱うスキルを身につける

HSS型の人におおいのが「他人に抑圧されたくない」という心理を持っていること。

創意工夫がモチベーションのため、決められたことを実行するのが苦手な人であり、逆に先行きがわからないことにも不安を覚えるという真逆の性質を持ち合わせている人達です。

対処としては仕事でも、読む本でもまず「全体を把握すること」が重要です。

全体像さえ把握できていれば、それに沿って自分のペースでものごとを進めることが可能となるのです。


◆繊細な人の適職

「やりたいこと」に直結しやすい「仕事」という概念。

HSPさんの天職といっても教育や医療、芸術やカウンセリングなど様々です。

「HSPさんに向いてる仕事」というのは存在せず結局のとこと合う仕事は十人十色というわけです。

もしかすると今の仕事が適職ということだって有り得るのです。

本書などの自己分析や内面を知るための手助け手段はおおく存在します。
それらを活かし、自身のことを深く知ることでもしかすると「俺にはこの仕事しか!」と言えるような天職にたどり着けるかもしれません。



他にも
・「やりたいこと探し」が終わらない理由
・ここで紹介しきれなかった「かくれ繊細さんに秘められた10個の才能」の残り7つ

など興味深い内容がとことん詰まっています。


そして1番重要ではあったものの、長くて紹介しきれなかった「かくれ繊細さんの8つのフェーズ」も自分がどの段階かを知るためのワークからわかりますのでオススメです。

1.「いい人に」なっているフェーズ
2.思考で答えを導き出しているフェーズ
3.善良なところ・弱みを受け入れないフェーズ
4.期待に応えるために自滅するフェーズ
5.がんばり続ける未来に疲弊するフェーズ
6.自信を持てないで自滅するフェーズ
7.失敗で終了するフェーズ
8.いつか必ずやり遂げると思うフェーズ

8つそれぞれに対策やワークがあるので悩んでいるそこのアナタにも充分すぎるほどオススメできる1冊となっています。

気になった方は是非お手に取って見ていただけるとうれしいです。




他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しておりますが、投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
可能な限り更新していきますのでよろしくお願いいたします。


いつも【余談】を書いていますが投稿ペース遅れているので今回は省略させていただきます。


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