「選択肢のある自由」の重要性を学べる1冊【 多拠点ライフ】石山アンジュ
どうも
「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」
他にもプライベートな投稿(主にヲタ活関連)など自由に書かせていただいてます。
※先々週溜め込んでしまったので、この投稿は先週分としてカウントします。
今回紹介するのは
石山アンジュ 著
多拠点ライフ
この本を一言でいうなら、現代は「場所に囚われない生き方を誰もが選択できる時代」なのを我々に伝えてくださっている。
そんな1冊です。
著者の石山アンジュさんは社会活動家をされている人で、政府と民間の間に立ちながら社会が抱える問題解決に取り組んでおられるとのことです。
(巻末参考)
著者自身、渋谷のシェアハウスと大分の古民家の2つを拠点に生活されています。
もともとシェアハウス育ちなのもあり私たちが想像する以上の生活をされてきた人というわけです。
言うならば場所にとらわれずに生きるプロというべきでしょうか。
そんな著者が本書で伝えたいであろうメッセージは題名通り「いろんな場所で生活すること」と私も思いましたがページを読み進めれば
など数え切れないほどの項目触れられていまして正直どれまとめたらいいん?と困惑しました汗
ただ著者が1番伝えたいメッセージは幸い前書きで記されており
住む場所にしろ生き方にしろこの発想は大事だと読んでみた中で私も特に実感した項目でした。
昔からの「1つの社会で実績を積み上げていく」ような価値観から「選択肢を分散して生き方を多様化」させる時代にこの先シフトされていく可能性が高いというのが本書の考えだと私も捉えております。
つまり、新たな価値観を受け入れたうえで自分にとって理想の生き方を模索せよ!というのが私個人的に捉えたメッセージです。
前置きだけで長くややこしくなってきた。。
この本どこ切り取っても内容が深いのでどう紹介するかものすんっっごく悩みました。
考えた結果ですが、人によって刺さる内容変わりそうだと思ったので本書の触り内容をメインに書いていくことにしました。
なので「めっっちゃ深い!!」みたいな感想なりづらい可能性ございますがお手柔らかに読んでいただけると幸いです汗
それでは進めていきましょう。
今は誰でも「好きな時・好きな場所・働く所」を選べる時代
最初に「多拠点ライフ」の意味から触れていきましょう。
2つ目の拠点は今まで「富裕層の別荘」または「Web系フリーランス」などの環境や財力さえ整っていれば実現できるイメージでしたが企業のリモートワーク化や各種サービスの誕生が進んだことにより我々にも実現しやすい世の中になっているとのことです。
著者のように都会と田舎を行き来する生活様式もありますし、仕事と旅行を合わせた生活様式のワーケーション『WorkとVacationの造語』という生き方など数え切れない種類の生き方が現代では実現可能なのです。
複数の家を構える
二拠点生活型
数多くの拠点をわたり歩く
多拠点サブスク型
車移動で過ごす
バンライフ型
旅行と住まいの境界線のない
スポット型
などの「いくつもの家を持つ」いやむしろ家という概念を超えた生活の実現法がいくらでもある時代なのです。
これまでは、職場の近く、単身赴任で離れ離れなど住む場所が仕事に左右される時代でしたが生き方が多様化したことにより昔では想像もしない生活スタイルが実現できるのです。
この先リモートワークを推進する企業は増えていくことでしょうし、現時点でオフィスすら手放した企業が増加傾向とのことです。
働き方まで大きく変わっていく中で皆リモートワークしようぜ!というわけではございません。
サービス業や看護師、介護士などの直接関わる仕事も重要ですし。
ただ「昔では考えられなかったような生き方が私たちの想像を超えた形で現実になっている」という視点を持っておくだけでも人生観を広げるにはもってこいだと私も感じております。
違う環境だからこそ味わえる価値観がある
多拠点生活のメリットのひとつが住み慣れた土地とは違う価値観・環境に触れることができる点にあります。
大分に拠点を置いている著者の体験でも
・日常的に野菜のおすそ分けを頂く
・頂いた野菜を煮物にしておすそ分けする
・頂いた代わりに庭の草刈りを手伝う
など都会や郊外では体験できない経験ができるとのことです。
私個人的に驚かされたのは「お金の価値」について。
集落や地域だと「顔見知り」との生活になるのでパン屋、レストラン、商店の人みんな知っている、いや繋がり深い人との関わりになるので誰に直接お金を使っているかが「見える化」されるのです。
先程の草刈りの話だと「野菜を頂いたお返し」となります。
我々の生活に置き換えると「野菜⇋お金」が「野菜⇋草刈り」という形になります。
過去に読んだ不思議とお金に困らない人の生き方という本の中に"お金は自分で生み出せないものを労力かけずに手に入れることを可能にする有難いツール"と学びましたが、それに近い交換が現代でも存在することを実感できるということです。
・見える人にお金を使う体験
・お金とは違う形で感謝を示せる
・自然と共に過ごせる
・新たな発見ができる
・新たな価値観を得られる
これらこそが多拠点生活で得られる財産なんだと読んだ時点で実感できた私なりの感想です。
これからは生き方も分散する
始めにも書きましたが
著者が最も伝えたいメッセージが
「分散する」生き方
でした。
この分散を私なりにですが理解した結果、著者が書いておられた文章でしっくりきたフレーズ見つけましたのでこちらをピックアップして本書根本の解説は終わりにします。
本書が我々に掲げている結論と思った所が
この文でした。
ひとつの会社、スキルで生涯立ち向かう生き方はもはや通用しないに等しい世の中なのです。
というより昨今の環境変化で私たちの価値観は大きく変わりました。
会社に行かずとも、満員電車に飲まれなくとも、直接コミュニケーションを取らずとも仕事ができる事を皆が知らされたことでしょう。
通勤時間を無くした事により睡眠時間が増えたり、一旦立ち止まり人生を改めて考え直したりと皆が自身と向き合いどう生きていくか考え直すキッカケとなったのがコロナ禍でしょう。
・正社員、公務員が安定とは限らない
・これからはフリーランスも視野に生きねば
・8時間労働が果たして自分に合っているか
・YouTubeなどのストック収入で生活するのも手じゃないか
・インボイスの問題ありつつも支出ここまで必要ないならフリーランスでもいいんじゃないか、自分らしく生きれるんじゃないか?
・いきなりフリーランスは不安だがリモートワークできる世の中ならそんな仕事を探すものいいのではないか
・とはいえやはりサラリーマンの保険は無敵!
など考えが尚更分散化したように私も思います。
キャリアも該当します。
本書でも副業を推奨する内容も書かれておりました。
多拠点生活のメリットのひとつが空き家問題の解消です。
飲食店を始めるには数百万の元手が必要だったりハードル高いものを、数万で空き家を購入し週末限定でバーを開いたりすることも可能になります。
サラリーマンの傍ら別環境でもう1つのキャリアを歩むことだって可能な時代なのです。
私もサラリーマンの他にやる副業はYouTube、ブログ、プログラミングなどの空き時間を活用してネットで稼ぐイメージしか頭にありませんでした。
コンビニなどの時給生活じゃ限界あるので店舗系のサブキャリアは脳裏にも無かったんです。
逆転の発想で飲食など人との関わりがキャリアで気づける多拠点ライフに読んでいるだけで驚かされました。
これらは本の一例でこの先生きていく上でキャリアや生き方など、自分の持つリソースを分散して選びぬくことが豊かさの指標になると本書で私が学んだ結論です。
多拠点ライフを手助けするサービス例
ここまで多拠点ライフの話をしてきましたが何から始めればいいか分からない人がほとんどでしょう。かく言う私もだが。
本書後半に「デジタルノマド」生活を手助けしてくれるサービスが多く紹介されています。
自然で過ごせるサブスク、月単位で過ごせる部屋を契約できるサービス、空き家を安く買えるサービス、家具のレンタルなど私たちの想像をはるかに超える種類のサポートが存在します。
ここではその中でも特に需要高めであろう
住処のサブスク、ホテルのサブスク、自然豊かな地に行く手段の3つに厳選して紹介します。
※本書発行の2023年8月時点の話なので一部変更されてる場合もございます。
◆ADDress
本書内で多く出てくるサービスです。
日本各地の空き家を活用した住まいのサブスクリプションサービスです。
月額利用だけでWiFi、家具家電が完備されている点が強みです。
別拠点で生活を増やしたい人に特にオススメされているサービスです。
◆HafH
私コンサートなどで遠征することが多いので個人的に1番興味深さを掻き立てられたサービスです。
プランに応じて専用のコインが付与され宿泊できるサービスです。
都内をリモートワークしながらまわる生活も実現可能という魅力もございます。
例えばスタンダードプランだと毎月9800円で300コイン付与され、ビジネスホテルなら1泊50~250で利用できたりするのでやり繰り次第で安く済ますこともできるという最強レベルのメリットがあるということです。
このサービス最大の強みは土日祝や繁忙期に左右されず定額でホテルや旅館を利用できる点です。
ゴールデンウィーク期間などのコンサートが重複する期間に定額という安心感は絶大なものでしょう。
しかもコイン使わななかった月のものを翌月に繰り越せるのも魅力のひとつ。
次の月にハイクラスのホテルに宿泊する手段も取れたりと夢いっぱいなサービスです。
まさに遠征民は頭の片隅に置くべきな「旅のお供」です!
◆おてつたび
上記はホテル、生活イメージなので最後は郊外を楽しめるであろうサービスを選んで終わりにします。
人手不足の地域、手伝いが欲しい地域の活性化も狙えるサービスです。
地域の手伝いを利用して"その土地の人、環境"を体感でき、報酬まで得られる美味しい点だらけのサービスと言えるでしょう。
著者のように長期滞在のハードルが高いと思った人も多いと感じたのでピックアップさせていただきました。
といった所で以上です。
本書は他にも
・学校生活を多拠点にする手段
・「半・自給自足」という発想
・多拠点で得られる資産
など場所を選ばぬ生活を叶える助言盛りだくさんです。
更には多拠点ライフを実践した方々の実体験例も書かれております。
・家を解約してスポーツを楽しむ生活を選んだ方
・都市と地方の学校を行き来する家族
・世界各地のホテルを旅しながら仕事する人
など読んだ私たちに新たな価値観叩き込みまくりなラインナップ盛りだくさんです。
内容ボリューミーですがとても読みやすく人によってはすぐ完読できるページ数なのも最大の魅力です。
・人生今のままでいいのか悩んでる
・オフィスに縛られる生活が嫌だ
・今がどれほど「自由な世の中」か知りたい
・価値観をアップデートしたい
・自然を少しでも実感したい
・生き方を変えたい
など悩みを抱えている人の背中を後押ししてくれるような、そんな1冊です。
他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しております。
投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
その時は申し訳ないです汗
【余談】それでも尚「誰もが自由」の実感湧きづらいけど、、、
私自身この本を手に取った理由が自宅・オフィス・旅先などの場所を選ばぬ生活を得たい。そのヒントが欲しい!という願望からでした。
結果ですが『得られた面』と『もっとヒント欲しかった面』の2つが浮かびました。
得られた面が
など数多くの知見に触れることができました。
もう1つの『もっとヒントが欲しかった面』は
など様々ありますが大まかなのは上記になります。
私自身、店舗のサービス業とオフィスの雑用というダブルワークをしているのですが両方とも辞めて新しいキャリアを築きあげたいという願望がより一層強くなってます。
(片方は正式に社員目指すか決断迫られていたり、もう片方体制大幅変わって今が抜け時とも思ってますので早急に転職のヒントが欲しい)
現地にいないと収入を得られず、臨機応変な休みに弱い立場、かつ貴重な20代が終わってしまう焦りもあり直ちに転職したくてうずうずしている段階です。
ただ未経験かつ職務経歴書に活かせるスキル何一つない中でどう人生を変えていけばいいのか読書や情報収集で動いているのがこの投稿を含めた活動です。
自分の趣味、キャリア見つけるヒントの為に続けている読書投稿ですが最近になって『本要約を仕事にできたらなぁ』という願望湧いてきましたが都合のいい求人ってないですよね、、YouTubeチャンネルのフェルミ漫画大学やサラタメさん、学識サロンなど本要約を通して貢献できてる人達ホント尊敬します。。。これが企業とかで叶うなら受けたいんですけど流石に無さすぎてどうすればいいんだか。。。
という個人的ネガティブ止まらなくなりそうなんで一旦置いときます。
直接的な解決にはなりませんでしたが現段階でデジタルノマドを目指すためのサービス向上やハードル下げは増加傾向。かつ生活の選択も容易い世の中になりつつある事を知れただけでも大進歩でした。
「お金や価値」の見直し方や「都会では得られない視点」など本書でしか得られない貴重な話を知れただけでも大収穫でした。ホントにありがとうございます!
私自身まだ転職、生き方の変化を目指すには暗い道ですが、めげずに駆け抜けてやろうと思いました。
デジタルノマドに俺はなるッ!!!!!
あともう1冊完成させねばならん本あるのでこの辺で終わりにします。
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