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クライアントからの挑戦状 3

さて

この時点で 悪い予言?が連続で実現したわけだが


それでも このクライアントに連絡する気には 全くならなかった


ただの偶然だろう という気持ちもあったが


予告されたことが 嫌なことばかりであったことも大きかった



益々 忌み嫌うようになっていったのも 確かである



このクライアントからメールが来ると 必ず良からぬことが起こる



良い事 嬉しい事ならともかく



これじゃぁ ねぇ



結局は放置 と決めた



それから3か月くらいたったころ



再度このクライアントからメールを頂いた



今度こそ きっぱりお断りしよう

そう思ってメールを詳細に読むと

今度はきちんと カウンセリングを受けたいと来た


「私はもう二度と あなたの予言など聴きたくないし そもそも あなたご自身に悩みが無いのなら カウンセリングは不要じゃないですか?」


そんなやり取りが暫く続いた



よくよく聴いてみたら

専門医を受診し 服薬治療も継続中らしい


「専門医の診断は なんという症状なのですか?」

一応はこちらの範疇なので これくらいは聴いてみる

「不安神経症の類であろう」とのこと




これだけでは あまりに広すぎて 皆目見当がつかない

つまり 見立てが出来ない

正直 お断りしようと思っていた


最低でも自分でないカウンセラーに担当させようと




しかし



どうしても 自分に担当してもらいたい とのこと



カウンセリングの前に こちらがうつ病になりそうだわい



本当にあなたは不安神経症で悩んでいらっしゃるのですね?



何度か確認した



また予言のようなお話でしたら その場でセッションは中止しますが それでも宜しいですか?


「結構です」との回答



結局 予約を受け付けてしまった


段々とその日が迫ってくる



あぁ 本当に憂鬱!


これじゃカウンセラー失格なんだが



とうとう その日が やってきた



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