七福神@心理カウンセラー

1960年東京都出身。厚生労働省認定産業カウンセラー、ピアカウンセラー、相続診断士。 …

七福神@心理カウンセラー

1960年東京都出身。厚生労働省認定産業カウンセラー、ピアカウンセラー、相続診断士。 趣味:ギター、将棋、インド哲学、仏教。 フォローして頂いた方、必ずフォロバさせて頂きます。 https://www.who-are-you.jp/

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  • 七福神の暴露話

    カウンセラー志望の方には現実を!。カウンセリングは怖くて面倒!という方、そんなことないですよ。もっと気軽にこころの処方箋をお届けします。 チャンネル登録のお願い https://www.youtube.com/@counselingryuu カウンセリングサイト https://www.who-are-you.jp/ メールカウンセリング ¥3,000/1往復 電話カウンセリング  ¥5,000/1回・50分 ZOOMカウンセリング ¥6,000/1回・50分 (東京都では最低料金です!) 問い合わせ toiawase@brains-port.com ビフォーフォーローの申し込み(無料) https://www.who-are-you.jp/blank

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クライアントからの挑戦状 2

仏教や家相にご興味の無い方に ざっとご説明させて頂く 「鬼門」とは 読んで字のごとく 「鬼」が出入りする方位を示す 一般的には「丑寅」つまり「北東」を指す 昔からこの鬼門に 玄関だの 水回り(トイレ キッチン 風呂など)を配置することは忌み嫌われている 当家は 大工の家柄だったので 特に煩く仕込まれた 「そういう間取りの家に住んではいけない やむを得ずそうなった場合は 鬼門除けのお札を必ず頂いてこい」 私的な仏教感や遍歴を話し出すと長くなるので割愛するが 個人的

    • クライアントからの挑戦状 1

      どうしても時々 出会ってしまう いわゆる「カウンセラーショッピング」を趣味?とするクライアントに こちらとて 相応の経験は積んでいるつもりである あぁ、また来ちゃったなぁ 程度にしか思わない 専門知識とは言わないが専門用語だけは乱発する きっと以前のカウンセラーから仕入れたのであろう カウンセラーなど 所詮 クライアントの感情に寄り添うのが精一杯 クライアントを変えるだの 治すだの おこがましいのである しかし この手のクライアントは初めから 喧嘩腰である

      • キラークライアント 感想戦

        長い連載にお付き合い頂いた方 有難うございます。 「キラークライアント」なる題名 不思議というかアンマッチと思われた方も多いのではないでしょうか? カウンセリングの世界では セッションにおいて 完全にクライアントに打ちのめされて 立ち直れない 廃業してしまうカウンセラーも多々います 我々は「やられちゃった」というような表現をします クライアントの課題や悩みに寄り添っているうちに カウンセラーが病んでしまう そもそもクライアントの抱える悩みが深すぎて まるで受容で

        • キラークライアント 最終回

          さて 30万円といえば60kgだ 一体 誰に分け与えたのか くだらない返答を聴きたくなかったので あえて質問はしなかった とりあえず タコツボには この撒き餌のお蔭で 再び入ってくれたそうな 期間限定で そして 1年と続かず ついに 最終通告 「もう罪悪感で 身動きが取れない 気持ちは全く変わらないけど」 ここまで来ると 狡猾を通り越して クズいのひとことだ お前は 時系列的に その時々の彼女を並べ立て 一喜一憂しているだろう きっと素晴らしいコレクショ

        クライアントからの挑戦状 2

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        • 七福神の暴露話
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        記事

          キラークライアント13 「粋で鯔背も」

          何せ 日本中にエタノールが販売されていない状況だ 上野のアメ横じゃぁ 転売ヤーが 「500ml/¥8,000」でゲリラ販売しているのも見た 他人様の弱みにつけ込んで 不当な利益を得る これは一番やってはいけないこと 幸運の女神様の 逆鱗に触れる 1滴たりとも 販売する気持ちは無い で 例の絶滅危惧種だわ こちらが 銭金じゃ動かないことも 良く承知していやがる だから 「売ってください」とは 言わない 単に「ください」と 来たもんだ 「誰か 困っている身

          キラークライアント13 「粋で鯔背も」

          キラークライアント12 「エタノール」

          その日は意外に早くやってきた 案の定 彼女の仕掛けた地雷を踏んだらしい 「もう これ以上 続けられない 会えない」 シナリオ通りだろう その後も 誕生日メッセージだの バレンタインデー&ホワイトデーのやり取りくらいはあったらしい 別れたんだか? 長い活動休止なんだか? もう この時点で 意味不明状態 そして 例の 新型コロナウィルス禍の蔓延だ あの当時 自分は独自のエタノール購入ルートを持っていた 商売上 当たり前なんだが 勿論 どっかの「転売ヤー」なん

          キラークライアント12 「エタノール」

          キラークライアント11 「甘ったれるな」

          正直 聴かされる側も 楽じゃない 「彼女が~と言ってくれた」 「ドタキャン喰らった」 「〇〇を受け取ってくれた」 「板前修業時代に習った 秘伝のたれ(これだけは旨かった)を リクエストされた」 もう 辟易だぁ 「彼女は自分と 真剣に向き合ってくれています」 はぁ?  そりゃぁ その通りかもしれない しかし 家に帰れば 真剣に主婦をやり 妻を演じ 母親の顔だってみせる すべてに真剣なはずだ 試しに その違う顔に 領域に 踏み込んでみろよ 想像もつかないよ

          キラークライアント11 「甘ったれるな」

          キラークライアント10 「再転居」

          性懲りもなく 彼は再転居してきた 正確には 彼の故郷の隣町に この時点で  カウンセラーとクライアントという関係は こちらからの申し出により解消した 何かあれば 下町の千ベロで 呑み代払え っつーことで 理由は色々あったが 正直に言えば カウンセリングが成立していないと認めてしまったからだ それなら 縁切りで構わないはずなんだが 骨は拾ってやる と 約束した以上 この喜劇を見届ける義務があると思った こちらは愉快であるはずもない 犯人が解っている推理小説を

          キラークライアント10 「再転居」

          キラークライアント9 「再会」

          それから15年以上の音信不通を経て 突然彼から電話をもらった 後から聴いた話では あの事件以来 心機一転 故郷の東京を離れ 地方暮らしを転々としていたらしい 今度久しぶりに地元に来るという 小学校卒業以来のクラス会が開かれるらしい この「クラス会」という キラーワード カウンセリングセッションで 何度聞かされただろう おしなべて ロクな話にはならない 結局 「不倫」という幻想が始まり 「修羅場」で終わる また あれをやるのか? 繰り返すのか? バカも程ほど

          キラークライアント9 「再会」

          キラークライアント8 「別離」

          こんな危うい関係 いや 飼い犬とご主人様か とにかく平穏に長続きする訳もない 喧嘩や言い争いが絶えない そして 彼も ついにブチギレした 「アクセサリーは捨ててくれ もしまだ手元にあったなら ラブレターは燃やすか 自宅のポストに返却するか とにかく合鍵と一緒に返して欲しい あれは 自分の全てだったから」 この話を聴かされた時 正直ホッとした この劇場から解放される 彼には辛いだろうが まだまだ若い 次の恋だってすぐ目の前に待っているかもしれない 暫くして 一度

          キラークライアント8 「別離」

          キラークライアント7 「合鍵」

          その後も 彼の涙ぐましい激闘は続く 正直 喧嘩や言い争いは 日常茶飯事だったらしい どうしたって 婚約者との関係は気になるはずだ 少しでもそのことにふれると 激高されたらしい 彼もまだ若い 勢い余って 何度も別れ話になったそうな そして何度目かの仲直りの際 彼は決めた そう 「合鍵」を渡すことを 女性にとっては 何でもない くっだらねぇ むしろ 負担かもしれない  でも男にとっては 生半可な気合では 渡せない 一切のプライベートを放棄するわけだから 家

          キラークライアント7 「合鍵」

          キラークライアント6 「ローズバス」

          指輪が完成してからの彼の努力 そりゃぁもう 涙ぐましいものであった いくら惚れたといっても そこまで出来るものなのか? まず彼が手始めに やったこと 彼女の家の徒歩圏内に転居した 指輪は 高級ホテルを予約し ローズパスなるものを用意した らしい 何でも 湯舟に薔薇の花びらを散らすものとか 宿泊代金より 薔薇の花束の方が高かったと 自慢げに話されても ねぇ? 婚約者の話はタブーであったらしく どちらも言わない 学生時代に和食料理店の厨房でアルバイトしていた彼は

          キラークライアント6 「ローズバス」

          キラークライアント5 「豪華な指輪」

          なんでもハワイアンジュエリーなるものは オアフ島で専門の職人が彫るらしい 製造期間は3か月 世界に一つしかない オリジナル 予め主なデザインを決めて ルンルン気分で相談に行ってきたらしい 「亀」(ホヌというらしいが)だの 葉っぱだの 波だの そりゃぁ 言いたい放題だわな で どの指に合わせたいの?と訊いたら  「左手の薬指 だって あなたの気持ちが解るから・・・」 これ ずるいよなぁ 狡猾だよなぁ 鼻の下3.5mくらいになるよなぁ あちらさんだって商売だ

          キラークライアント5 「豪華な指輪」

          キラークライアント4「ハワイアンジュエリー」

          さて 想いは通じたかもしれない ここで彼も自分も 気まずい点には お互いに触れない というか カウンセラーから振るべきでもない そう 「婚約者はどーするんだ?」問題 かなり「下駄を履いた」としても せいぜい 同じ土俵に立った程度 「奪って見せます」と言った以上 闘うつもりだろう この年齢になりゃぁ 余裕持って 聴いてあげられる 見ていてあげられる 「二股」もあれば 「振った またぁ?」もある 「一生14敗」もあれば 「冷笑15敗」だってある 経営問題なら 

          キラークライアント4「ハワイアンジュエリー」

          キラークライアント3 「敗者復活せん!」

          さあ いよいよ 件のラブレターを渡す日がやってきた 軽く食事して BARで呑んで 送っていった帰り道 「くだらね~もんだけど」 と言って 渡したそうです その晩は 自宅まで2時間 歩いて帰ったそうです 深い満足と 万が一の期待と 確実に襲ってくるであろう絶望と 明け方 突然のメールの着信音 「わたしも あなたが 大好き」 これが神様の悪戯 いや 女性なら赦される気まぐれ 悪魔のささやき 還暦過ぎたクソ爺になりゃぁ わかるんだよ そんなことは! 翌日 緊急の

          キラークライアント3 「敗者復活せん!」

          キラークライアント2 「ラブレター」

          実はこのクライアント 初めから集客などできるはずもなく 縁故関係でクライアントになって頂いた方です よって主訴は確かに「失恋」なんですが そこに至るまでの経緯について 同時進行形でお話を聴かせていただいていました 初めての訴えは 「幼馴染の女性を好きになってしまいました。彼女には婚約者がいます。どうしたらよいですか?」 どうしたらもこ~も 「諦めるか突撃するか?どちらかに決めたらいかがですか?」 としか言いようがありません 「奪ってみせます」との返答

          キラークライアント2 「ラブレター」