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うつ抜け開運村新聞

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鬱抜けしたい方。開運したい方。是非ご一読を。 当方カウンセラーになって20年余。行き着いた先は「コーチングカウンセラー」という手法です。 開運村ですから、旅人大歓迎です。 フォ…
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#クライアント

クライアントからの挑戦状 3

さて この時点で 悪い予言?が連続で実現したわけだが それでも このクライアントに連絡する気には 全くならなかった ただの偶然だろう という気持ちもあったが 予告されたことが 嫌なことばかりであったことも大きかった 益々 忌み嫌うようになっていったのも 確かである このクライアントからメールが来ると 必ず良からぬことが起こる 良い事 嬉しい事ならともかく これじゃぁ ねぇ 結局は放置 と決めた それから3か月くらいたったころ 再度このクライアントからメー

クライアントからの挑戦状 2

仏教や家相にご興味の無い方に ざっとご説明させて頂く 「鬼門」とは 読んで字のごとく 「鬼」が出入りする方位を示す 一般的には「丑寅」つまり「北東」を指す 昔からこの鬼門に 玄関だの 水回り(トイレ キッチン 風呂など)を配置することは忌み嫌われている 当家は 大工の家柄だったので 特に煩く仕込まれた 「そういう間取りの家に住んではいけない やむを得ずそうなった場合は 鬼門除けのお札を必ず頂いてこい」 私的な仏教感や遍歴を話し出すと長くなるので割愛するが 個人的

キラークライアント 感想戦

長い連載にお付き合い頂いた方 有難うございます。 「キラークライアント」なる題名 不思議というかアンマッチと思われた方も多いのではないでしょうか? カウンセリングの世界では セッションにおいて 完全にクライアントに打ちのめされて 立ち直れない 廃業してしまうカウンセラーも多々います 我々は「やられちゃった」というような表現をします クライアントの課題や悩みに寄り添っているうちに カウンセラーが病んでしまう そもそもクライアントの抱える悩みが深すぎて まるで受容で

キラークライアント 最終回

さて 30万円といえば60kgだ 一体 誰に分け与えたのか くだらない返答を聴きたくなかったので あえて質問はしなかった とりあえず タコツボには この撒き餌のお蔭で 再び入ってくれたそうな 期間限定で そして 1年と続かず ついに 最終通告 「もう罪悪感で 身動きが取れない 気持ちは全く変わらないけど」 ここまで来ると 狡猾を通り越して クズいのひとことだ お前は 時系列的に その時々の彼女を並べ立て 一喜一憂しているだろう きっと素晴らしいコレクショ

キラークライアント10 「再転居」

性懲りもなく 彼は再転居してきた 正確には 彼の故郷の隣町に この時点で  カウンセラーとクライアントという関係は こちらからの申し出により解消した 何かあれば 下町の千ベロで 呑み代払え っつーことで 理由は色々あったが 正直に言えば カウンセリングが成立していないと認めてしまったからだ それなら 縁切りで構わないはずなんだが 骨は拾ってやる と 約束した以上 この喜劇を見届ける義務があると思った こちらは愉快であるはずもない 犯人が解っている推理小説を

キラークライアント2 「ラブレター」

実はこのクライアント 初めから集客などできるはずもなく 縁故関係でクライアントになって頂いた方です よって主訴は確かに「失恋」なんですが そこに至るまでの経緯について 同時進行形でお話を聴かせていただいていました 初めての訴えは 「幼馴染の女性を好きになってしまいました。彼女には婚約者がいます。どうしたらよいですか?」 どうしたらもこ~も 「諦めるか突撃するか?どちらかに決めたらいかがですか?」 としか言いようがありません 「奪ってみせます」との返答

キラークライアント 「失恋」

20年もカウンセラーをやってますと、時々素晴らしいクライアントに巡り会うんですな 当時はZOOMなどありませんから、逐語記録を懐かしくめくっていると、「あ~この方、すごかったなぁ」という思い出に浸ります こちらが勉強させていただいたようなクライアント 大変革したクライアント 個人情報は一切伏せますが、カウンセリングにご興味の無い方々にも、なにか参考になれば幸いです 忘れもしない。初めてのクライアント まだ20代の男性、主訴は「失恋」 これってカウンセリングになる